初共演の関学オケ、無事終演です。
今年の就活は6月解禁ということ、4年生は皆さん見事にそのシューカツの壁と闘っていました。
人生を決める大事なことと、オーケストラのトップを務めること、その二つに挟まれてかなり厳しい想いをしていた4年生自身が本番踏ん張りましたね。
後輩の支えも大きかった。そして、多くの卒業生先輩方、エキストラの方のお力は多大でありました。
関学オケはトレーナーの先生方も多くいらっしゃいます。各セクション、当日のステージリハーサルできっちりと最後のご指導いただきました。個別アドバイス、具体的なポイントアドバイス、それらが見事に本番に花開いたと感じます。心より感謝を申し上げます。
確信を持った音が本番で飛んできました。届かなかった部分や本番特有の事故もありましたが、
ベートーヴェン、リスト、シベリウスのそれぞれの世界に実に真摯にまっすぐ取り組んでいた若い彼らに大きな拍手を送りたいです。
シベリウスSym1のアンサンブルの難しさは皆さんよくご存じですが、今年もあちらこちらで学生オケが演奏していますね。時間をかけて積み上げることのできる学生オケには、良い作品かもしれない。冒頭のクラリネットも本番とても良い流れと響きをキープ!お見事。
4楽章の持つ深い歌心は、やはり本番で発揮されたと思います。
リストの前奏曲は、こちらもまた非常にアンサンブルの力を必要として、且つシベリウスとは異なる歌い方、響きのイメージが必要。今年は夏にも札幌でこの曲に取り組みますが、作品の持つメッセージ性やオーケストレーションの華麗な変化など、和声構造の基本的な動きの中で色とりどりのものが生まれることが魅力の作品。
学生たちもなんとかその世界を表現!と最後まで頑張っていました。
1曲目は学生指揮者によるベートーヴェン、「コリオラン」序曲。本番とても良い響きが出ていました。
指揮者の金田さん自身、シューカツとの戦いで忙しい日々。彼女の想いを後輩のメンバー、同級生たちがしっかりと受け止め本番のあの音になったと感じましたね。素晴らしい。
関西学院交響楽団は8月に富山公演があります。学生指揮者により今回の3曲が演奏されます。
お近くの皆様ぜひ!
全体写真をシェアさせていただきました。皆さん本当にありがとう!!次回も頑張ってくださいね。
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