台風が迫る中、関東も先週末から急激な夏日への移行となりました。
これでは身体ついてゆけなくなる人は続出です。
冷房苦手ですが、さすがに家のデスクワークの時間は、除湿はつけるようにしています。
日本シベリウス協会のピアノ企画チームは、来月8月にフィンランド・エストニア公演があります。
2011年に東京において、「ピアノ作品全曲演奏会」を企画しましたが、これをシベリウスの生誕の地である、
ハメーンリンナのシベリウス150プロジェクトより招聘をうけ演奏してまいります。
と言っても私は行けませんが・・・
舘野泉最高顧問と、16名のピアニストの皆さんがハメーンリンナ、そして終の棲家であるアイノラ荘で演奏されます。また一部のメンバーになりますが、海を渡り、エストニアで開催されるエイヴェレの音楽祭においても演奏されます。
7月の日曜日2度にわけて壮行会となる「アイノラのつどい」が、開催されました。
皆さんフィンランドに乗り込むまで、またさらに磨きをかける時間を過ごされるのだと思います。
暑い時期ですが、身体に気を付けて素晴らしい公演を目指して頑張ってください!
協会での立場が事務局長から会長に変わりましたが、プロジェクトや広報関係の作業にもかかわっているので、
また性分として何かとばたばた動いております。すみません。(;´∀`) そろそろどっしりと落ち着きたいですね。でも無理でしょう。じっとしていると調子が悪くなります。
さて今週は人前で2度お話があります。
ひとつは活動のご報告、こちらは5分という時間の中でまとめること。
もう一つ、金曜日の江東区文化コミュニティ財団の企画は90分の講座です。フィンランド音楽についてお話します。現在その準備作業まっただ中。今年前半は3回、長時間のお話のお役目を頂きましたが、いよいよその最後のものです。
本業の公演も、なぜか夏に多くなっています。
今週末は、母校両国高校のOBオーケストラ「淡交フィル」の定期演奏会。
こちらもメモリアルイヤーにちなんだプログラムとなりました。そしてソリストに、会田莉凡さんという素晴らしい若手をお迎えしています。
先日の大江馨さんより少しだけお姉さんですが、まだまだ20代前半の若手。そして非常に多彩なヴァイオリニストです。ソリストとしての腕だけではなく、コンサートマスター、室内楽奏者としても多くのステージを踏んでいます。私が会田さんを知ったのは、TV。某番組で音大生の合同による演奏会を放映していましたが、その時のコンサートマスターを務めていたのが会田さん。映像からもこれは!と思い、すぐに共演を打診しました。それが2年前。またこうして共演できるのは、とても楽しみです。
この夏の3人の若手、すべてシベリウスでご一緒していることは、自分にとってもとても素晴らしい機会となっています。先日の大江さんの美しく丹精な北国の研ぎ澄まされた空気を思わせる演奏、今週末の会田さんは、また方向性の違う性格の違うスタイルです。そして8月末に共演する毛利文香さんも2度目の共演ですが、彼女もまた違うスタイルです。
今年は11月にシベリウスの国際ヴァイオリンコンクールがヘルシンキで開催されます。どんな若手が集うのか楽しみですが、皆さん本選ではシベリウスの協奏曲を演奏します。前回も6人分ネット中継で拝聴しました。
今年2015年も、とうとう半分が過ぎました。
圧倒的に文字と接することが多かった前半です。後半は変わります。そして来年以降も少しずつ活動の方向はターゲットを絞ってということになるかもしれません。年齢を重ねて、一日一日が、一回一回の公演が、リハーサルが、すべて大切な時と思える世代に入っています。良い公演を、魅力的な公演を作り上げるためにも、様々な意味で集中してゆきたい。
厳しい世の中の中では、思うとおりのことなど、簡単に手に入るはずがありません。
一昔前に皆が描けた夢や、歩みは、今は難しくなってきているようです。昔はよかった・・・というセリフはあまり好きではない。今を作り上げたのはほかならぬ自分であり、自分が生きているこの時代です。
問題ありすぎるこの時代の一員の責任も、自分の関わることのなかで、役割の中で果たしてゆかねばという想いも強いです。何もできない小さな輩ですがね、
それにしても大人の無力さ、大人の無能さで、どれだけ未来を奪われる、また未来を描けない若手がいることか、と多くのことで思います。
さて、山ほどの宿題をどんどんやってゆきましょう!
楽譜もたくさん到着しています。
未来の時間、おいしい時間を作りたいものです。
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