北欧文化協会例会講演終了

 

本日は夏至

この週末はフィンランドはJuhannusというお祝いで、Kokkoを焚きながら短い夏をお祝い。

Kokkoについては、検索するといろいろな写真が出てくる。
今年のKokkoという内容で、こちらに現地の様子があった。ぜひご覧ください。
 

さて、北欧文化協会の6月例会でお話をさせていただきました。

タイトルは「ニルセン&シベリウス 同級生の作曲家について」

北欧文化協会は音楽協会ではなく、北欧に関わるあらゆる専門の方、北欧を愛する方が集まっています。
数年前に「カレヴァラの日」に近いところで、フィンランドの音楽とカレヴァラについてお話をさせていただきました。

今回はタイトルは音楽家、しかし音楽の紹介だけでは一方的なお話になるので、作曲家の背景、国、歴史、時代なども取り混ぜながらのお話を予定。しかし、アイディア構想はできたものの、その準備をすすめるにあたり、予定したテーマがあまりに広い内容を含み持つことを悟り、やや緊張。もっと早い準備が必要でしたね。

今年はこの二人に接する機会を特別多くいただいています。これほどまとめては、一生の中で二度とないかもしれませんね。まだ半年残っています。自分の蓄積をふやしてゆきたいと、今回も終わって切に思いました。

例会では90分の時間、映像と、資料と、音を少し使用してお話。2007年のシベリウス没後50年、グリーグ没後100年の年もこのような機会を多くいただきましたが、回を重ねていわゆるプレゼンテーションの方法も、個人的に試行錯誤しています。伝えるということは、簡単なことではないですね。ちゃんとお届けする、正しいことを伝える、興味をもっていただける、楽しんでいただける、いろいろ考えます。

顔なじみのかたにもお目にかかりました。久しぶりにフィンランド語の先生、ライヤ先生ともお会いできました。
「ポホヨラの調べ」出版でお世話になった五月書房と編集者の方もご来場。

皆さん専門がいろいろな方面なので、質問コーナーでも音楽団体とは異なる視点からの問いかけがあります。それもとても面白く刺激的です。

こちらの楽譜の出版に関わられたかたもご来場。そう、ゲーゼです!ピアノ曲の出版があったとは、不覚でありました。早速弾いてみます。

例会のあとは、会場近くのカフェで、皆さんと1時間ほど歓談の時間です。

北欧文化協会の会長、百瀬先生は 実は私の父が大学院の学生であったころから学友としてお世話になった方です。百瀬先生のご専門はフィンランドの政治。ソ連時代のものがご専門と伺っています。ご本からは私もいろいろ勉強させていただいています。今日もまた、貴重な先生のお話を伺うことができました。

また本日初めてご参加された方の中に、建築がご専門の竹内先生も。フィンランドの木造教会の研究家でもいらっしゃいます。

作曲家の活動、作曲への動機などは多くのことが関わると思っています。音だけ・・の世界ではない。
その音は地球上のさまざまな活動が生み出します。まだまだ多面的に北欧にも、音楽にも追及を続けてゆきたいと思います。

 

次の「お話」の機会は、7月です。江東区東大島文化センターが開催している、「フィンランドを知る」の講座に、7月1回だけお邪魔します。

夏至・・・さあ、明日から冬へむかってまっしぐら!!

と、フィンランドの方は思って気持ちが沈む人がいるということを、研修時代に伺いました。

日本はこれから夏本番ですね。

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