今年最後のタクトの仕事は、こちら。金沢大学フィルハーモニーのリハーサル。
日曜日の朝から夜7時ころまでの長時間リハーサル。さすがに若い学生たちもへとへと?
公演は1月24日。メインはシベリウスのSym.2 そしてチャイコフスキー「白鳥の湖」 サンサーンス「死の舞踏」 なかなかそれぞれにハードルの高い作品。しかし学生らしくコツコツとリハーサルを積み、確実にステップアップしているのは感じました。特に弦楽器セクションの伸び率は高い状態。前半2曲にはソリスティックな課題が多い管楽器セクションも、さらに磨きをかける一か月になることでしょう。
リハーサル後、初めての学生たちとの会食。
PLと呼ばれる、パートリーダーを中心として、学生指揮者3名、渉外担当のメンバーが集まっています。
楽器の経験値はそれぞれながら、楽譜を読む姿勢、音楽を深く考える姿勢には、唸ることもあります。
スコアを挟んでいろいろと話をしてゆく時間を持ちたいですね。
2014年も学生たちとのご縁が多かった。今年は音大、一般大学ともに続いたので、
同世代の若者たちにとてもたくさん出会い、共演していることになる。
昨日の学生たちの会食でのショット。
実は、最近デジカメを新しくした。以前のものを壊してしまい、修理か新調か・・で悩んで、1ランク上のものを新しくした。少し本格的のため、まだまだ扱いに慣れていない。学生たちに撮影の実験台になってもらった!
今年のコンサートマスター。
ソロも素晴らしいですよ。
非常に冷静なタイプで、動じないところが凄いなといつも感じています。
前半のチェロトップ。コンマスとの大きなデュオもある。
長身の王子様は、はたしてヴァイオリンのお姫様と魅力的な踊りを繰り広げてくれるか!
メインの学生指揮者。シベリウスはなかなか難しいよね。でも研究熱心で、いつも質問がいろいろきます。トロンボーン奏者。
チャイコフスキーの学生指揮者。楽器はヴァイオリン。ソロの多い作品をトレーニングしてまとめてゆくのはなかなか大変、しかしファイトだ!熱意がある!
手前が、サンサーンスの学生指揮者。楽器はチェロ。なかなか研究熱心であり、分析的にいつもスコアを見ている。鋭い視線が眼鏡の奥に・・・
後ろには木管リーダーのファゴットとヴィオラのお姉様たち。
メインのチェロトップ。ご飯のCM映像ではありません~!
この笑顔の中に厳しさと頑固さがあります!
セカンドVnのリーダー。もともとVaをやっていたとのこと。とっても音がしっかりしている。
頼もしいトップです。
大きな楽器を全身であやつっています。コントラバストップです。シベリウスではこの楽器の役割をしっかりと担ってくれています。
おっと、寄りのショットの練習をさせてもらいました!金管楽器のリーダー。トランペットです。
そして、渉外チーフ。いつもいろいろとお世話になっています!楽器はヴィオラ。
ありがとう!
緑色の壁が印象的なお店で会食でした。ヘルシーで、北陸の素材をいただきました。
御馳走様でした!
今年は雪が早い、そして多い。市内はほんのり雪が残っていた程度ですが、大学の校舎の方は結構積もったようですよ。1月からさらに雪の心配が始まります。
今回鉄道の雪の影響がニュースで出ていたので、空路が多くなっています。
今朝の空路は、快晴。
本当に見事なものだった。たくさ
ん航空写真!を撮影。
学生オーケストラの在り方や雰囲気は、我々の頃とは様変わりしているところも多々あるけれど、
でも本質はそう変わっていないかな・・・
環境や、大学という教育現場の内容、ありようが変化していることにも起因して
昔ほどとことんのめりこむという学生は少なくなっている。時代の厳しさは影響があると思う。
自分の専攻する勉学をしっかりやりながら、このようなオーケストラ活動も時間を駆使してよいものを作り上げる共同作業の中で、また別の方向の学びと楽しさを得ている。
学生同士のつながり方、は明らかに変化しているね、連絡ツールが昔とは全く違う。
顔を見なくても、声を出さなくても伝わるツール・・・その便利さと同時にそのことで失っている力もあると自分は思っている。音楽という、お互いに音を出しながら、お互いに気持ちを表しながらの現場で、何を聞きあっているか、何を理解しているか、理解しようとしているか・・・・自分の責任、人の尊重・・・様々なことが音楽のスコアの中に生まれている。
今年度最後の学生オーケストラとの共演、金沢大学、がんばって新年の公演を成功させよう!
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