未来をつくる

昨日は公演だったので、選挙は期日前投票でした。
住民票は都内なので、都内某所の選挙区での投票。結果は自分の望む方は落選でした。
 

この時期に行った理由、意図は様々な方がすでに各所で書いています。
決めた側は、ある意図をもって未来をつくるために今、行ったのでしょうね。

しかし、正直に言うと、もし結果が今回の正反対であっても、果たして日本はそのように動ける状態なのかどうか、
ちょっと疑問を持っています。

日本の体質というものがあると思います。根強くあります。「お殿様」願望です。
それは、あと20年ほどたたないと変化しないのではと思うほど、まだまだ潜在的にあります。

しかし、今多くの大学生と音楽の現場でかかわっていて、私よりも(私を含めて)上の世代と比較して、
とても体質が異なっていると感じています。良い意味です。
彼らが今持っている未来への考え、思考、夢、想像を、多くの上の世代を支えることに力を使い果たすのではなく、「良いことを広めてゆく」活動として実践してゆける社会改革を、我々ミドルエイジはパイプ役として果たさなくてはいかんのではないかと、常々感じます。

彼らは、決して奇想天外な未来志向を持っているのではなく、結構本質的なところを見ています。
ある部分、時代を遡って、「昔のよきこと」へのアンテナも持っています。
いろいろなしがらみで動けなくなっている大人世代とは、別の次元で「よいこと」へのステップを踏み出せる力があります。

こういう彼らの未来を、愚かな大人世代の愚行、愚思想、愚しがらみ、でつぶしてはいかん、
 

今は、そのことだけを思います。
個々の政党がどうのこうの・・・・
現在の日本でその意味は本当にあるのだろうか・・・

本当の問題に立ち向かうためには、超党派の「解決チーム」を作成したほうが、よっぽど良い。
小さなグループでは解決できない大問題と危機が、おそらく日本には迫っている。

たぶん、今回の選挙を決めたところは、その問題へ立ち向かう責任も含めて
「我々がやります!」の心積もりがあってのことだと、結果を見て思う。
でも、その「我々」に、お殿様を見ることはできるだろうか・・・

時代劇の素晴らしいお殿様、あれが日本の幻想ではないことを祈る。

 

ステージでの音楽の表現、そして教育の現場、この二つの場所で、
未来をつくるひとつの石ころでありたい。
 

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