寒さひとしおの週明け。
本日は予定を変更させてもらい、時間をいただきました。
病院2つに行き、特に眼の状況を改善。
この年齢になると、誰もが体験している目の不具合。
長年強度の近視でコンタクトを愛用しているものの、近視以外の症状が始まってからは、
日々見えにくさとの戦い!
ついに
遠近両用コンタクトなるものを処方していただきました。
ただし、本当に手元は快適になりますが、遠くはダメです。(自分は)
近視が強すぎることもありますが、結局バランスなのでしょうね。
このレンズの仕組みを解説してもらいましたが、ようするに「脳みそを騙す」というところでしょうか。
小節数間違える、記号を間違える、などなど現場でのトラブルが減ることを期待・・・
目の痛みも随分蓄積していたので、それも改善するかな・・・これまでのものも併用します。
遠くが見えないと困る仕事場もあるので。
さて、今週は明日から「吹奏楽の日々」
二つの大学のウィンドオーケストラ、吹奏楽の公演です。
まずは、土曜日29日には、国立音大のウィンドシンフォニー定期演奏会です。
1,2年生の授業公演。今年は前期後期ともに選曲のハードルが高かった・・高くしました。
作品に対して、どのように譜面を読み、どのようにリハーサルを積み上げるかということは、音大生は受け身ではダメです。将来人に指導する立場になる人もきっと多くいることでしょう。自分で探し、みつけたことしか教えることはできません。伝えることはできない。誰かの受け売りからは何も伝わらない。だから、自分で大いに作品を前にして悩み苦しんでほしい。その先の楽しさです。その姿勢があった時、はじめていろいろなことを吸収できる。
今回のプログラムは、どのセクションも試練があります。でもきっと若い学生たちは、最後まで挑み切磋琢磨し、土曜日は作品のメッセージをつたえてくれることでしょう、
どうぞ、土曜日の午後、晩秋の多摩地区、国立音大へお越しください。校舎もぜひご覧くださいませ!
入場無料です!
そして、次の日
11月30日(日)は、大阪での公演。相愛ウィンドオーケストラの定期演奏会です。
相愛大学はオーケストラは、ずっとザ・シンフォニーホールで定期演奏会を開催してきました。
ウィンドは初めてです。その気合は学生たち初めから非常に入っていました。
私は前半を担当します。
実は2曲、両方の大学で同じ作品を演奏しています。意図的です。同世代の学生たちが、一つの作品にどのような解釈や理解の幅があるか、教える立場として「知りたい」という想いでした。やはり響きの作り方や、音のスタイルなど、両者大いに異なります。そのことは私自身の学びにもなっています。名曲は解釈の幅が広くても十分に耐えられるものです。それが名曲です。その中で音楽家はそれぞれに「これだ!」という確信をもって奏でます。
相愛のウィンドも長い歴史の中でいろいろなステージがありました。私はここ4年ほどの関わりですが、
後半の指揮者、若林義人先生をはじめとして、管打楽器の先生方の厳しいご指導があり、随分成長してきたと感じています。そしてついに大舞台、ザ・シンフォニーホールです。
第2部には、相愛の卒業生である、現在クリ―ヴランドで活躍しているチューバの杉山君がソリストとして登場です。彼が相愛に在学中、自分もオーケストラの授業を担当し始めた頃でした。大きな才能が世界に羽ばたいています。ぜひお聴きください!
お待ち申し上げます。
12月には、もうひとつ音楽大学の吹奏楽の公演を指揮します(1曲だけですが)
国立音大の3,4年生授業の公演。このところ、イーストマン音楽院の指揮者である、スキャッタディ先生を客演でおよびしています。
今年は、ソリストであるトロンボーンのジャック・モージェ氏のご指名で、1曲だけ新曲の協奏曲を指揮します。
昨年、上記相愛大学の公演でモージェ先生とは共演しました。やはり新曲でした。
今年の作品、ミーチャンの協奏曲は、ポップなビートが印象的な、大変に聴きやすく軽快な作品です。
まだソリスト合わせは行っていませんが、ソロの技巧も楽しみです。
そしてスキャッタディ先生とともに、学生たちは重量級の作品を演奏します。こちらも楽しみです。
ぜひお越しください!
12月の末には、久しぶりに大阪市音楽団との共演もあります。
今年のラスト2か月は、どうやら吹奏楽シーズンとなった自分です。
大きな宿題の執筆を抱えたまましばらくうろうろと自宅を離れます。
よい呼吸の音楽を若い音楽家の卵たちと奏でられるように、深呼吸します!
皆さん、ご来場お待ち申し上げます!!!!!!
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