Lahtiに来ています

9月1日にラハティに到着。
今年のシベリウス音楽祭は、プログラムがすべて初稿版という貴重な機会。リハーサルも先週から行われていますが、今回は自分の仕事の都合で、本日からリハーサル拝聴。

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今年のフィンランドの夏は、7月がとても暑かったと伺いました。

そして、8月に入りどんどん秋に近づき、現在朝晩は10度、あるいはそれを下回る気温です。
それでも音楽祭の週に入ると、例年通り・・・・穏やかな天気、気温に変わってきました。
不思議なもので、音楽祭の間悪天候であったことがほとんどなく・・・・・

ラハティ到着時は、マルヤッタさんの息子さんが出迎えてくれて、Kiitos!
初日は軽く散歩をしました。

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ヴェシヤルヴィも変わりなく・・・・・でもこのくらいの服装でないと寒くて歩けません。

 

今日からリハーサルは3人の日本人指揮者で見学。

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彼女は木下麻由加さん、神戸大学出身でコペンハーゲンで2年の指揮の勉強を終え、この秋に帰国する若手。ニルセンが好きで、デンマークへ勉強に来たという、彼女とは実は数年前の神戸大学交響楽団への客演の時に出会っています。ニルセンのSym4がメインの定期、その時の学生指揮者でした。

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ちょっと小さいですが、その時の打ち上げ時の写真を見つけました。

今回はお弟子様も久しぶりのシベリウス音楽祭で勉強。3名の日本人指揮者がこの貴重な時間の中で勉強です。

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シベリウスホールも変わりなく!
ラハティ交響楽団の皆さんも、少しずつメンバー交代や新人入団などの変化はありながらも、変わりなくお元気です。第1コンサートマスターがようやく決定したところ。Maaria Leinoさん。彼女は15年前私が研修時にはエキストラの形で度々ラハティ響で弾いていました。その後ヘルシンキのオーケストラに入団、そして今回オーディションでコンサートマスターに就任。第2コンマスはロシア人のKirill Terentievさん、そして第3コンマスに昨年ヨエンスーで共演した、Hannaliisa Pitkäpaasiさん。 ラハティ響のコンサートマスター体制がすっかり入れ替わったことになります。

変化がほとんどないのが金管楽器のセクション。特に今回トランペット、トロンボーン、チューバセクションは
ひとりのエキストラを除き、15年前音楽祭初めの当時からのメンバーがそろっています。
フルートの恵理子Korhonenさんもお元気です。今回もピッコロでも大活躍です。

音楽祭のリハーサルは先週から始まっていて、今日は3曲のリハーサルを拝聴。
Aallottaret (Yalen-versio),
In memoriam (alkuperäisversio) 、
Lemminkäis-sarja (sisältää alkuperäisiä osia) 

いずれも現行版はアイノラ響で演奏しています。Aallottaretは昨年手掛けたばかりです。

とにかく初稿版演奏の問題は、パート譜。スコアはブライトコプフ全集シリーズで現在少しずつプリントされて世の中に出ています。しかし初稿版が掲載されていても、それの実用的なパート譜は作成されていません。
オリジナルの手書き、あるいはそれをもとに清書されたパート譜を使用しての演奏。
たとえば、斜線を引いて変更している箇所や、大きな削除をほどこした、そのまま(塗りつぶしや斜線での削除の印)の状態でのパート譜なので、演奏者が見る分には正直のところ非常に難しく、一瞬の判断を要する演奏の現場にはあまりふさわしくない状態のものもあります。
全集編纂チームによる印刷されたスコアと、それらの記号の不一致なども残っている状態。
なかなかハードなリハーサルでした。

しかし、勉強する身としては、初稿版現行版の差異を確認しつつ、また演奏を作り上げてゆく現場を見ながら、作曲者シベリウスの改訂の経緯を追体験できる状態に、本当にありがたくうれしく思っています。

リハーサルの後、三人でアイノラへ行きました。

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今回は同行の皆さんがあったので、迷子にもならず、道を間違えず、非常に短い時間でここにたどり着くことができました!!!いったい過去何度間違え、どのくらいロスタイムがあったことか・・・。まったくもって自分の方向音痴には呆れます。

アイノラ荘では、日本シベリウス協会が来年こちらでの演奏会もあることを管理責任者の方とお話ができました。アイノラ荘1階書斎のシベリウスの机にある楽譜(現在は交響曲第4番の一部)が置いてあるところまで入れていただき、机の詳細の説明も受けました

アイノラ荘の中は写真撮影禁止です。

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何度目になるか、正確な記憶はないのですが、フィンランドに来るたびにほぼ毎回訪れています(夏のシーズンのみ)。

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シベリウスの奥様アイノさんが丹精込めて育てていらしたリンゴの木。
今年もたくさんの実をつけたようです。

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アイノラ荘にあるカフェの前に、このようにうれしいメッセージとともに、その収穫されたリンゴが

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この博物館の責任者、Museo johtajaのHilkka Helminenさんです。来年日本シベリウス協会がこちらでお世話になります。

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帰りも迷わずにこの駅に到着。ここから乗ってKeravaで乗り換え、Lahatiに戻りました。

明日も朝からリハーサル拝聴。そして夜はヘルシンキへ。


 

 

 

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