名古屋シンフォニア管弦楽団第65回定期演奏会終演

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2度目の共演、名古屋シンフォニアの皆さんと夏の公演終演。
前回はオール北欧作品、今回は前半北欧後半ロシア(ソ連)でした。
アンコールは ショスタコーヴィチ編曲の「タヒチ・トロット」

2年前のシベリウスSym5の難しさとはまったく異なるむずかしさを抱えながら、3か月ほど皆さんとリハーサルの時間がありました。
グリーグの抒情性、シベリウスの構築、そしてショスタコーヴィチの世界の広さ、深さ・・・
タイプの異なる作品それぞれが非常に神経を使う作品。
オーケストラの皆さん、リハーサルごとに良い時間を積み上げ、本番で明確な皆さんの言葉がきこえてきたと思います。

グリーグは弦楽器が主軸となる作品に課題が多かった。どのような歌を求められているのか、呼吸を合わせる声楽、合唱と同じことを楽器を持つ同じセクションの中でアンサンブルが必要。楽器から音を出す動きの前に、呼吸の準備、音のイメージ、それがないと何も聞こえてこない・・・
最終的に、グリーグ「抒情組曲」の4曲それぞれの色合いが、あたたかく爽やかに、そしてドラマティックにオケの皆さん奏でてくださいました。!(^^)!

さて、シベリウスのVn協奏曲。今回のソリストは、これまでコンサートマスター&指揮者という関係で共演を続けてきた平光真彌さん。愛知室内オケのコンサートマスターです。今回はソリストとしての平光さんと共演。
シベリウスの協奏曲は、このところ女性ヴァイオリニストとの共演が続いていました。久しぶりの男性ヴァイオリニスト。平光さんは、名古屋シンフォニアのトレーナとしてもご指導くださっています。メンバーの皆さんとはお付き合いが深い。非常に贅沢な時間をオケの皆さんは過ごしていたのだと思います。ソリスト自らの協奏曲ご指導もありました。
自分が入ってのリハーサルの中で、平光さんはいろいろな姿を見せてくださっていました。前日から当日にかけて、その変化はオーケストラの皆さんにも、さらに豊かなシベリウスの姿を見るところとなったのではないでしょうか。何より私自身がとても楽しかった・・・!深い呼吸の2楽章はとくに!
ありがとうございました!!

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前日のリハーサルを終えての2ショット。オーケストラの皆さんも本番、非常にソリストの音楽を耳にいれていましたね。。

さて後半はショスタコーヴィチSym.6.
15曲の交響曲の中で、個人的に非常に愛着を持っている作品です。ショスタコーヴィチも、Sym.1・5・6・7・9と演奏の機会が過去ありましたが、6番の魅力は格別であります。5番の後、という位置づけの中で、時代背景とともに、ある本音と大いなる皮肉と、そこに悲痛な哀しみと痛みとを感じる作品です。
難所も多い作品で、ソリスティックな力が要求されるところも多々・・・

もっとも大きなソロを持っているのがフルート、今回そのパートをつとめたYさん!

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音の意味と、ソロを支える背景のオーケストレーションを含めたショスタコーヴィチの響きの意図をしっかり理解していないと演奏できないソロだと思います。本当にお見事でありました!
そのフルートに続く、究極の美しさのホルンソロも非常に素敵でした。自分がもっともこだわりたい響きの部分でした。バスクラリネット、ファゴット、オーボエ、コールアングレなど、静かな中に染み出るような歌のパッセージがあります。皆さんとてもよかった!

そして2楽章のEsクラリネット、あの速さまで上げられたのは直前のことでしたが、皆さんしっかりした練習の積み上げの成果だったと思います。シロフォンの音もさえていて印象に残りましたね。
トレーナーの先生方、団内指揮者の皆さんにも大いにお世話になりました。
3楽章のテンポも同様です。これは1stヴァイオリンへの比重が高い楽章。短い時間でしたが、1st特訓もありました。金管セクションのスケルツァンドなニュアンスも、なかなかはじけていて、良かった!

本番ならではの事故も、うまくゆかなかったことも多々ありました。
しかし、なぜか終わって 一つの重く長い旅を終えた爽快感がありましたね。
ブラヴォー客席からいただきました。ありがとうございました!

アンコールは、「タヒチ・トロット」、ショスタコーヴィチが編曲をした作品。これもまた各セクションの技と遊びが必要。メンバーの皆さんの魅力が光りました。オーケストラの団長さんが提案された選曲です。お客様もとても喜んでくださいましたね。

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打ち上げ会場での集合写真。

 

皆さんとても良い顔をされています。よかった!

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木管のみなさま、修行僧でしょうか・・・皆さんお見事なソロ!

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ヴァイオリンの皆様、今回も各曲難所がたくさんでしたが、ステージ袖の最後の円陣効果が出ましたか!

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そしてチェロの皆様+&! お弟子様も当日来場。バランスチェックどうもありがとう!
この演奏会の前の回、第64回で初共演していました。
ハードなプログラムでしたが、ブラームスの良い響きと流れ、録音を聞かせてもらっています。

チェロに元アイノラ響メンバーがいます。転勤で名古屋へ。そしてこの団のヴァイオリンメンバーだった方が東京転勤を機会に、次回アイノラ響に参加します。
 

打ち上げでも皆さんの笑顔と、パワーがまぶしくうれしかった。

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今回も応援団、モニターTVで鑑賞。ありがとう!

人間的にも音楽的にもパワーのあるメンバーが多い名古屋シンフォニアの皆さん。
これからも、さらに音楽の多彩な言葉をたくさん紡いで奏でてください!素晴らしい皆さんに乾杯です!

 

この先3年間、名古屋通いが増える自分です。本日のソリスト平光さんとともに、愛知室内オケの活動を発展させてゆく役目を頂いています。皆様に楽しんでいただける公演、作曲家にも喜んでいただける公演、魅力的な時間を切磋琢磨し作り上げてゆきたいと思います。
名古屋飯をこれからも堪能させていただきながら(特にきしめん!)父の生まれた土地、名古屋の時間を大切にしてゆきます。よろしくお願いします。

8月は2回、中部地区で公演です。
8月2日(日)の多治見、8月31日(日)の豊川公演、ご来場お待ちします。

皆様、ありがとうございました!!

 

★お弟子様から、私のミスの指摘が入りました!
ステージで拍手をうけていただいたセクションの記載を、アホの私は失念していました!
ショスタコーヴィチのピッコロさん、技も歌も必要な見事な演奏、皆さんの記憶にも残っているはずです。
失礼しました!

そして、もう少し詳細に書いた方が・・・というアドバイスも天から降ってきました。
アンコールのタヒチ・トロットについて・・

この選曲は団長さまからでしたが、リハーサルは結構難儀しました。
でも、シンフォニアのメンバーのもともと持っているセンスと技がステージで花開いたのです。
そこにはエキストラのチェレスタさまの功績もきらり!打楽器セクションの音色もきらり!、
そして客席からなぜか楽しい笑い声が飛んできた、Tbパートのソロのことも忘れずに書いておきましょう。
自分も振っていて非常に楽しかったのです。作品冒頭のTp二重奏で、俄然勢いがつきましたね。
全セクションに旋律のソロが出てくるこの編曲をショスタコーヴィチはわずかな時間で書き上げた。
楽器の音色と音楽の言葉へのセンス、その部分が自分のショスタコーヴィチ好きの理由の一つ。
にくいね~、と言いたくなる音使いの山です。

 

 

 

 

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