このところ渋谷通いが続きました。
先週の打ち合わせを経て、本日昼間、ラジオ番組の収録。
番組はこちら、
ラジオ深夜便 時々深夜のタクシーの中で耳にする機会がある番組・・・
アンカーの皆さんのやさしい声の中、じっくりと静かに想像力をもって聞く内容が多いと感じます。
以前、仙台放送局にアナウンサーとしてお勤めだった、佐治真規子さん。仙台フィルの当時の事務局長の方とともに、音楽のお話を届けられていたこともあります。
その後番組ディレクターのお仕事をされ、2007年のシベリウス没後50年の時も、実は一度ラジオ番組に出演させていただきました。
今回久しぶりにご連絡をいただき、佐治さんがディレクターをされている、ラジオ深夜便に出演のお話をいただきました。
番組詳細は、また追ってお知らせしますが、7月9日(水)午前4時05分頃から~ の放送予定となっています。
佐治さんのリードで、とても気持ちよく楽しくお話させていただきました。本当にありがとうございました!
こんな様子のブースに入ります。
NHKのラジオは何度かご縁を頂いていて、初めはFMの昼間のクラシック番組、渡辺徹さんが司会を務めていらした頃です。同い年の渡辺徹さんは、テレビ越しですが親近感を持っていつも見ていた人だったので、嬉しい機会でした。FMのシベリウス特集のご案内役を務めた時は、初めてのブース一人籠りでの収録という経験!緊張の中、楽しい時間でした。
佐治さんはとてもお声の美しい方、言葉も美しい方、そしてお姿も!私よりずっとお若いのですが落ち着いていらして、素敵な方です。
トータルで1時間15分ほどいろいろお話しました。その中から編集されます。自分も楽しみで、ドキドキです。
お世話になりました!!
その後は、N響の定期演奏会へ。
本日はB定期なので、サントリーホール。指揮はアシュケナージ氏
プログラムが、シベリウス、グリーグの北欧と、英国のエルガー、
北欧、英国は自分のライフワークです。聞き逃せません!ステージのすぐ横の席でじっくり拝聴。
グリーグのピアノ協奏曲は、まもなく自分も公演を迎える曲、ピアニストであるアシュケナージ氏と、若きピアニスト中野さんの間に流れていたもの、アシュケナージ氏の運びなど、多くを目にして、耳に残しました。
シベリウス、ラカスタヴァ、フィンランドの冷たい美しさという響きが聞こえました。
後半のエルガーについては、私自身交響曲第1番の勉強はしていないので詳細は語れません。
しかし、間違えなく 英国王朝の長い歴史をこの1曲の中で映像として見ることができたような演奏の時間と思いました。石造りの城、世界を動かしてきた英国の中に渦巻いた、濃厚で時には暗黒のドラマ。
海外放送のテレビドラマで最近、英国の歴史を扱ったものが複数あり、それを見る機会もあったためか・・・非常にリアリティを持って音の素材が自分の中に飛び込んできた印象があります。
交響曲冒頭のあの歩みの節は、質感、テンポともにとても説得力があったと感じました。
自分でももう少しスコアを勉強して、また反芻することにします。
天気が下り坂、低気圧接近中だったためか、一日非常に身体重く、足が動かず、
結構内心苦しい日中でしたが、音楽の治癒力!? ムーシケの力!?
拝聴した後、身体のバランスが何か変化していましたね。
よい思考の時間でもありました。感謝です。
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