アイノラ交響楽団第11回定期演奏会

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アイノラ交響楽団第11回定期演奏会終演。
806名のお客様ご来場くださいました。本当にありがとうございます。

今回、ぴあチケットでお買い求めいただいた方も多く、本当にありがとうございます。
大変に恐縮です。

昨年の第10回の演奏の記憶は私自身もかなりはっきり残っており、まぎれもなく10年続いた活動の一つの山であったと感じました。
そして第11回の本日、今一度1回目という意識で自分は臨んでいました。
「シベリウス」「北欧」のコンセプトのもと、限られた作品の世界に取り組む、コンセプトオケです。
ただただ作品を探して演奏し続けてゆくというよりも、オーケストラとして一つの目指す響きも持ちたいと思い、つづけてきたつもりです。
メンバーは10年で入れ替わり、皆さんお仕事を持ってのアマチュア活動ですので、必ずしもいつも同じ状態ではいられません。アマチュアオケの宿命です。
それでも、人が少しずつ入れ替わっても、何かアイノラ響らしさ、アイノラ響が考える作品の世界というものを、
できるだけメンバー全員で共有し、具体的な音として描いてゆくこと・・・
コンセプトオケと銘打っているからには、その部分を目指す厳しさは忘れてはいけないということを、今回自分も強く思っていました。

継続してゆくということのむずかしさを感じた回でもありました。
そして続けてゆくための努力というのは、生易しく甘いものではない・・・
楽しく仲良くで良いものが作れればそれに越したことはないけれど、
本当に良いものを皆で追及しようと思えば、きしみも生まれ火花も散る。

でも限られた人生の時間の中、貴重な時間をお互いに共有して集っている、
そんな密度の濃い時間を無駄にせず、何か手ごたえのある世界を集う人で作り続けられたら、
苦労も報われ、厳しい人生ロードを歩きぬく支えにもなるでしょう・・・・。

 

歴史的情景第1番、第2番は、少しタイプの異なる二つの情景組曲・・
明朗さ、パワー、語り口の明快さは第1番に見られる世界、
一方第2番、1曲目の「狩」はそこに近いものも感じるが、2曲目の「愛の歌」3曲目「跳ね橋」は、
いずれもシベリウス独特の音で紡ぐ詩情という世界。
各ソロ奏者最後の頑張りが見られました。一筋縄ではゆかぬソロフレーズ満載。
独特の持久力が必要。
めまぐるしく変わる、歴史絵巻のような曲想の変化・・・・もう一息も二息も歴史をかみしめたかったね。

大洋の女神は、やはりメンバーの持つセンス、シベリウスが好きだという気持ち、
あの響きを求めているという共通の価値・・・そんなものも大いに背中を押した演奏でした。
今回ハープに、昨秋仙台ニューフィルでお世話になった方をお願いし、もう一人のハープ奏者も紹介いただきました。非常にクリアーで、オーケストラの響きをささえ、音楽のアクセントをしっかりと聞かせてくださいました。
深く感謝しています! 2セットのティンパニもお見事。ロール奏法の受け渡し、融合いずれもシベリウスの一つの特徴である大気の振動に聞こえる音楽の世界を描いてくださいました。

後半、交響曲第1番は私自身20回に迫る回数演奏しています。でもなかなかアンサンブルの難しさを克服してその先の世界を描きつくすことは難しい。
それでも、冒頭のクラリネットOさんとティンパニYさんのデュエットから、無事に冷たい空気が流れだしました。
あとは、逆に情熱的な熱さを必要とする音楽。本番のメンバーの音楽への集中力はすごかった。アンサンブル事故は多々ありました。

アンコールは7年ぶりにフィンランディア。簡単にできる曲ではない・・・・という意識があります。
完成度という点で、今回もまだまだでした。しかしこの作品を演奏したいという想いはきこえたかと思います。
それだけではダメですが・・・・。次の機会、アイノラ響のこだわるフィンランディアがお届けできるようにと強く思います。

アンダンテ・フェスティーヴォで公演を終えたのはいつものとおり。
長時間のコンサートとなってしまいました。お客様も少しお疲れになったか・・・と、
本当にありがとうございました。

 

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本日貴重なものをいただきました。アイノラ響のお母さんと言われるメンバーの方から。

実は今年本当に新入団員が増えたのです。ありがたいこっちゃです!
しかし、私がまだ皆さんの顔と名前が一致していなかったので、「写真つき名簿があるとよいですね」と
こっそりと以前に耳打ちしましたら、本日頂戴しました!!
メンバー全員の素敵なお写真。そしてお名前。
これで次回は大丈夫!!
作成本当にありがとうございました!!!!!!

今日は1次会だけで帰宅。
先週から少々体調崩していて、まだ飲食が完全には復帰していません。
 

アイノラ響の皆さん、本当にお疲れ様。
次回に向けて本日見えた課題を、リハーサルの中でクリアーしてゆきましょう。
練習は嘘つきません。この辺まででよい・・・というような練習もないです。
やりつくしてなお、その先のリハーサルから本当に安定して確実で自由な表現が生まれます。
次回はそこまで到達したい。

2015年に待っている2回のクッレルヴォ、それは本当に貴重な機会。
皆さんとともに充実の時を作り上げたいと思います。

そして本日ご来場の皆さん、もし一緒にクッレルヴォを演奏したいと思って下さったら、
どうぞ、アイノラ響のウェブサイトをお訪ねください。

ご指導いただいたトレーナーの先生方にも厚く御礼申し上げます。

ご来場のお客様、たくさんのアンケートのご提出ありがとうございました。
じっくり拝読して、今後の活動へのお言葉をうけとめます。

今日も多くの知人友人の方が駆けつけてくださいました。中学、高校の同級生の皆さんも!!
3月フィンランド公演を行ったカプリ―ス・キッズのメンバーの皆さんも!!
シベリウス協会からも!

本当にありがとうございました! Kiitos!!!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  •  新田先生の指揮に初めて接したのは、アイノラ響第2回定演(2005年)でした。
    その時の第1交響曲は、もう「感動!!」の一語に尽きました
    「颯爽として男性的なシベリウス像」「メリハリのきいた抜群の統率力でキビキビと切れ味の鋭い音楽」「シベリウスの何たるかをしっかりと把握して居られる指揮者」「今後とも断然注目すべき指揮者」というのが鮮烈な印象でした。
     
     あれから9年で、再び同じコンビの第1交響曲。基本的なスタイルは維持されているものの、やっぱり時の流れは変化を産み出しますね。第1楽章、第2楽章でのゆっくり目のテンポ、フレーズを大きく取って悠然と歌う長いうねり。これは初めて経験することでした。楽譜を何度も深く読み込まれ、そこから汲み上げてこられたシベリウスの青春の息吹はこうです!と語って居られるようでした。
     アンコールに「フィンランディア」! 何という贅沢! しかし、歴史的情景第1番の結末としての位置づけに納得です。

  • >junsin様
    こんばんは。昨日もご来場ありがとうございました。早速のコメント恐縮です。第1番はこのところ続けて各地で演奏の機会を頂いていますが、いまだに自分の中で変化している作品です。10年の間、ずっと聞いていただいていたことあらためてお礼申し上げます。やはり年齢、経験、思考の時間の積み重ね、オーケストラの成長変化・・・いろいろな要素で同じ演奏は二つとありませんね。作曲家の描く世界は本当に広く深いです。そこにどこまで迫れるのか、やはり一生かかって答えをえる・・(得られないかもしれません)そういう仕事であると感じます。フィンランディアの原曲もいつか手がけたいものです。
    本当にありがとうございました。

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