こちらの公演をめざして、仙台ニューフィルのみなさんとお盆明けの週末に集中練習。
新幹線で仙台に到着、なかなか暑い!
そして地下鉄でリハーサル会場に移動しようとホームにたどり着くと・・・・
おやおや・・・・京都大学交響楽団のヴァイオリンメンバーの皆さん。コンサートマスター、セカンドトップと再会。
この週末に京都大学交響楽団、東北大学交響楽団のジョイントコンサートが仙台で。そしてそのホール会場内の交流ホールという会場で仙台ニューフィルはリハーサル。二日間同じ会場に6月の定期演奏会メンバーが勢ぞろいという何とも奇遇なこと。
ニューフィルの皆さんとの14時からのリハーサル前に、学生たちの顔を見に行きました。
東北大学交響楽団の今回の指揮者は、ニューフィルのメンバーで東北大学卒業生の齋藤さん。
合同演奏の「はげ山の一夜」を少し拝聴。
さて14時からこちらはシベリウス交響曲第1番を1・3.4楽章とすすめました。ニューフィルの皆さん前回のリハーサルから確実にステップアップ。その手ごたえの大きな違いに心の中で大きく拍手と笑顔。
平素平日に皆さんはリハーサルをされていますが、団内の指導者指揮者のもと丁寧にリハーサルが積まれていることを感じました。
そしてニルセンの「ヘリオス序曲」こちらも音の風景がクリアーになっていましたね。
個人的には京大オケとの「4つの気質」に通じる音列と響きがきこえ、なんだかこの日の会場がニルセン節を壮大に奏でているような感覚を得ていました。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲は2楽章まで。この作品の難しさはソロのパッセージというパズルの1ピースをきちんとはめなくては、オーケストラも細部の語りがまったく決められないこと。非常に密接にソロとオケが絡まり、オケも伴奏という枠には収まらない。
19時30分にリハーサルが終了。
丁度京大オケがニルセンのリハーサルを始める時間だったので、1楽章だけ聞かせてもらうことにしました。
学生指揮者志方君のもと、6月に2回演奏した時の作品へのアプローチが細部にわたり再現されていて、
正直驚き嬉しかった。彼らの中にしみこんでいるニルセン。それは何より学生たちの自主的な緻密なリハーサルのたまもの。ホールのサイズとタイプが異なるので、そのことによる音の処理やバランスだけコメントを挟み、自分はニューフィルの皆さんが計画してくださった、歓迎の宴へ。
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