Heinäkuu 7月

8日ぶりに自宅に戻りました。
今期関西への往復終了です。
けいはんな・神戸・京都・大阪の皆様 お世話になりました。
5つの演奏会、どの公演も多くのお客様にご来場いただけたこと、大変にうれしかったです。

7月からは関東から北へ向いての移動が始まります。

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8日間の同行者。大きな2つの同行者は西宮公演でお客様から頂きました。新しい家族。
ありがとうございます!

グリーグにならって、子豚たちについてきてもらいました。

関西北欧音楽ツアーの3つのオーケストラとの4公演、
シベリウス クリスチャン二世、交響曲第2番、フィンランディア
マデトヤ  交響曲第2番
グリーグ   演奏会序曲「秋に」 ペール・ギュント
ニルセン  交響曲第2番

3つの国の合計7曲を6月にまとめて演奏の機会を頂いたこと、北欧音楽の演奏と紹介をライフワークとするものとして、大変にありがたく、心より感謝しています。いずれの団体からも、プログラムのご相談の時から「北欧」というコンセプトを提示されていました。

シベリウスに関わることが自分は多いですが、フィンランドの他の作曲家も小品を中心に多く手掛けています。
このところニルセンの交響曲、管弦楽曲の機会も続いています。同い年の作曲家の対照的な気質と音の言葉の違いは明確で、どちらにも深く魅力を感じる自分ですが、まだまだ未知の部分が多くリサーチも演奏も続けます。
マデトヤの作品は2番から取り組めたこと、幸いだったと思います。1番、3番もきっと近い将来演奏したいと思います。

グリーグの「秋に」は初めて取り組みましたが、グリーグの舞曲系統、歌曲系統の作品に共通する節回しとリズムの味がどのように出せたか・・・その追及もひとつのポイント。
そしてすでに数度手掛けてきた、語りつきのペール・ギュント。
語りの方はこれまで、元アナウンサー、俳優、自分、声楽家と、様々でしたが今回 台本から手掛けていただいた劇団俳優の川下さんとの共演では、また新しい世界が生まれたと思いました。
昨年のバリトン歌手末吉さんは、文字通り声のトーンに音楽につながる世界をきかせていただき、台本は私のものでしたが、さらに奥深く描いてくださいました。
そして今回の川下さんは、初めて「一人称」、ペール自身の言葉として台本を作成。それはとても新鮮。
ペールが次第に年齢を重ね、経験とともに声のトーンと外界との関わり方の間合いが変わってゆく・・・それが音楽とつながるのがとても面白かった。二つの公演の変化は、学生たちもとても楽しんでいた。

シベリウスの世界も、書かれた年代と作品の系統で響きや旋律の扱いが異なります。
その意味で、クリスチャン二世とフィンランディアはとても違う。交響曲第2番も。
フィンランディアは偶然ながら5月の青山学院、神戸大学(アンコールで)、そして京都大学と3つの大学のいずれも取り上げることになり、もちろんそれぞれ違う演奏になりました。方向性は同じでも、オーケストラの持っている音、メンバーの音楽性、ホール、そのほか様々な条件で同じ演奏は決してない。
この作品の重みについては、フィンランド人指揮者が客演来日の際に日本のオーケストラに厳しく作品の背景を語ることもあるように、格好良い、華やかなだけの作品ではない。また途切れぬ息の長い旋律とオーケストレーションの推移にみられる、音楽の言葉の変化をじっくり最後まで語りつくすことが大事だと個人的に思っています。これからもきっと何度も手掛ける機会があると思いますが、大切に演奏したい作品のひとつです。

ということで、勝手に名づけた関西北欧音楽ツアー、終了です。
3つの団体すべてお聴きいただけた方もありました。本当にありがとうございました。

1865年生まれのシベリウスとニルセン、当然ながら生誕150年の記念年は一緒。
多面的なパワーをつけて、この貴重な機会に向かって何かを作り上げたいです。

かなりの日数関西に滞在していたにも関わらず、観光はゼロ・・・
あ、奈良の鹿には会いましたね。
生田神社も行きましたね・・・・

今回の大阪の宿の近く、なんばウォークには

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くじらがいました。

関西の皆様、お世話になりました。秋にまたちょっと参ります。

 

 

 

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 怒涛の関西遠征が終わった…と思う間もなく、今度は東北ですか?
    精力的なユリさんに改めて敬意を表しますが、無理はせずに、十分な休養と弛まぬ研究成果の上での行動を期待します
    今年も北欧が視野に入っている様子…
    どうぞお身体ご自愛ください

  • >オケ・ロージンさま
    コメントありがとうございました。返信遅くなりました。
    一区切り・・されど、というところです。体調には気を付けます
    ありがとうございます!
    暑さひとしお、ご自愛くださいませ。

  • 関西の3公演を聴かせて頂きました。最後の京大オケはもう、さすがでしたね。ドイツからの帰国が遅れて2曲目の途中からの入場になってしまいましたが、全く心配することなく安心して曲に集中しました。ニールセンの2番は帰りの飛行機で予習をしていましたが、それよりももっと生き生きと激しい演奏でちょっと感動モノでした。(けいはんなのマデトヤも初めて聞く曲でしたがおもったより聞きやすい曲で、まだまだ隠れた名曲があるなぁ。ユリさん、もっと活躍してもらわねば、と思いました。)結局、どのオケもやったフィンランディアの聞き比べが出来なかったのが残念!でした。
    で、もうとうとうシベリウスフェスティバルに行くことに決めました!会社の夏休みを利用して。いま、全部のコンサートに行くべく手配を済ませたところです。が、せっかく行くのでそれらの曲の予習をしておきたいのですが、コンサートでやる曲は、全部BISでCDが出てるのでしょうか?「THE ESSENNTIAL SIBELIUS」というBISのCDBOXを買いこんで予習を始めてますが、初日のMusik zu einer Scène、Balettikohtaus、CortègeがCDに入ってません。2日目のクオレマは先日紹介いただきました。テンペストはBOXにあります。3日目Häämarssi näytelmästäがありません。Die Sprache der Vögel (Lintujen kieli)は作品64の「鳥」と同じ曲でしょうか?Belsazarin pidot, konserttisarjaのはいったCDをご紹介していただけませんか?(出来ればマチネの歌曲もCDがあれば予習しておきたいですが。)
     これら、例の広島のノルディックサウンドで訊いた方がいいでしょうか?
    BISであるのならタワーレコードで取り寄せれば済む気もするのですが。
    すみません、全くの個人的な相談をしてしまう感じなってしまいました。
     どこへ問い合わせたらよいのかだけでもアドヴァイスを頂ければ助かります。決して急ぎません。お手すきの時にちょっと書き込んでいただければ、後は何とかしますので。よろしくお願いします。

  • >taiseiさま
    コメントありがとうございます。関西3公演へのご来場本当にありがとうございました。あの日々の充実は自分の中でもしっかりと記憶に残っています。いずれのオーケストラとも北欧作品を通して良い時間が流れたのではと感じます。メインの作品はそれぞれのオーケストラの特性と合っていたように振り返って思います。これからも魅力的な作品を多くの方にお届けできるように尽力します。
    さて、CDについてですが BISの13箱並ぶシベリウス全集の方に入っています。
    Musik zu einer Scène、・・第一巻のdisc2に
    Balettikohtaus、第八巻のdisc1に
    Cortège…第八巻のdisc3に
    Häämarssi näytelmästä・・これは第11巻の合唱音楽の中にあります。
    Die Sprache der Vögel (Lintujen kieli)は作品64の「鳥」と同じ曲でしょうか?・・・この曲は作品番号のないもので、シベリウス生前に出版されていないものです。貴重な機会となります。ちなみに作品64はThe Bardで吟遊詩人です。
    Belsazarin pidot, konserttisarjaこれは第5巻の中に全曲版とコンサート組曲版と両方が入っています。
    歌曲については、この全集ボックスの中ではなく、ほかに多くの歌手がリリースしていますが、Tom Klauseが入れているシベリウス歌曲全集はいかがでしょうか。
    ちなみに土曜日のお昼間にある、ピアノ(4手連弾)作品は大変に貴重なものです。こちらもお薦めです。そのピアニストのお一人は今年12月に来日、シベリウス協会の企画でお世話になります。

  • 有難うございます!忙しい中、早速のご返事というか回答というか、ほんとにありがとうございます。さすが、シベリウス協会事務局長(笑)!立て板に水というかすらすらと見事に出て来ましたね~。しかし13箱買うとなるとちょっと覚悟が要りますね。(分売されてるのかネットで調べる限りではすぐわかりません。)じっくりこれから考えてどれ聞くか考えます。作品64は「吟遊詩人」でしたか・・。お恥ずかしい。これからもっと勉強して行きますね。これまで6月のライプチヒバッハフェスティバルに向けて「バッハ」モードでしたが、これから「シベリウス」モードに入ってしっかり予習して(でもあんまりがっつくのもシベリウスの場合どうかと思ったりしてます。)9月のフェスティバル、「私なりに」楽しめるように準備してゆきます。また、お尋ねしたいことが出来たら教えて下さい。よろしくお願いします。
     ※後は、ラハティからヘルシンキ経由ヤルヴェンパーへどうやって行くか(ユリさんの訪問記をもう一度じっくり見て計画立てます。)
    とりあえず、早速のご返事のお礼まで・・・。ほんとにありがとうございます。

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