神戸大学交響楽団サマーコンサート2013終了

hall.jpg関西北欧音楽ツアー第二弾、神戸大学交響楽団サマーコンサート2013終了です。1180名のお客様ご来場。あいにくコンサート開演時には雨が激しく振っていました。足元の悪い中、多くのお客様本当にありがとうございました!!<(_ _)>

13時からステージリハーサル。学生たちは9時30分からホールに入り、セッティング、裏方準備などなどすすめて、セクションでの最後の詰めのリハーサル姿もありました。

シベリウスから。このアルカイックホールはご覧のように非常に空間の広いホール。アマチュア楽団にはシビアなホールだと思っています。しっかり鳴らすこと、客席に音を届ける意識を持ち続けること、その辺も最終確認。
学生たちはホールに入り、委縮することなく次第に伸びやかな演奏になってゆきましたね。
シューベルトも昨日より良い流れになっていました。
そして学生指揮者による序曲も、しっかりリハーサルをとり、18時30分開演を待つばかり。

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恒例の団長、副団長挨拶。23年前もありましたね。メンバーの気持ちをほぐすために、面白いことを話すという伝統が続いているそうです。
 

開演前に東京からのお客様、楽屋をお訪ねくださいました。ワグネルOBオーケストラでお世話になっている若尾さん、
小学校の同窓会を関西でされるというので、ご友人の皆様とこの演奏会に足を運んでくださいました。
本当にありがとうございます!

開演時はまだ雨、この時期集客も難しいようなのですが、しだいに客席も埋まり始め18時30分、
学生指揮者佐久間一平君のタクトダウン。
ホルンのアンサンブルも練習の成果を発揮、爽やかなやさしく楽しいキャラクターの演奏が学生たちの力で作り上げられていました。

続くシューベルトのチェロトップに学生指揮者は座りましたが、汗だく!
シューベルトの深遠な美しさのために必要な要素はいくつかありますが、音程と調性感の高い壁はあるいは超えられなかったかもしれない。でも美しい木管のソロたち、それを支える弦楽器のシンコペーション、神の声トロンボーンの三和音、Tuttiの潔い表現などなど、最後まで切磋琢磨を続けた結果の演奏だったと思います。

休憩後はシベリウス。
ステージリハーサルの時に一番感じた「あと一歩足りない!」と伝えたことが本番は見事に学生たち変身しましたね。楽譜にきちんと向き合いながら、不思議な音列、音型、フレーズ、オーケストレーション、リズム、を丁寧にリハーサルを積んでくれました。そして響きのイメージの共有。それはティンパニの役割も大きい。独特の書法です。その意味とイメージを考え演奏していました。
ソロもお見事、ファゴットの二人は本当にすごかった。オーボエの語りかけも素敵、それにこたえるチェロの一節もよい会話を成立。スオミ魂いっぱいにトランペットがソロを奏でてくれた時、私の脳裏には確実にフィンランドの風景が浮かんでいましたね。シベリウスはフルートに厳しい態度をとることが多いのですが、低音の魅力をきかせてくれましたね。
シベリウスでとても大切なホルンセクション。セクションとしての役割とソロの役割と多彩な使い分けを見事に成し遂げたと思います。
そして弦楽器、コントラバスはリハーサル初回に見事な姿を見せてくれました。そこからさらに音列の意味もともなって本番もしっかりとスオミの語りを導いてくれましたね。どちらかというとクールビューティの色があった神大オケの弦楽器セクション。腕達者なメンバーもいます。でもトータルでの響きの厚みと輝かしさが最後の関門だった。それを本番では見事に変身しましたね。素晴らしかった。

お客様の多くのブラヴォーは学生たち嬉しかったと思います。誇りにしてください。この数か月の積み上げの結果。成果。自信を持って次のステップに歩みを進めてほしいなと感じました。

アンコールは、フィンランディアでした。(無謀じゃ)という心の声を振り切って学生たちのやる気にかけた自分でした。金管のふんばりに拍手です。どうやらお客様も驚かれたようでした・・・・・

終演後、楽屋を訪ねてくれたのは、東京のエレティールのメンバー。現在大阪住まい。
新婚さんのご夫妻で顔を見せてくれました。ありがとう!!!

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学生指揮者、一平君、仲間から送られた特大Tシャツ着用。全身音楽のようなタイプの明るいリーダー。
口も手もよく動く。団長とともにチェロ奏者。周りを巻き込み明るい嵐を巻き起こす。
 

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シベリウスのコンサートミストレス高橋さん、セカンドトップ田中君。この二人のやりとりはなかなか見ものでありました。お互いの切磋琢磨、先輩後輩関係なく、大切なことは音楽のためにきちんと言い合い、指摘する。後期もこの強固な連携で素晴らしいステージを牽引してください!

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シューベルトのコンサートミストレス出口さん。クールな女性ですよ。厳しい美しさという作品のカラーを体現していたように思います。

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ソロが満載の木管セクション。素晴らしかったね。次回も大活躍を祈っております!

 

 

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ホルンセクション。3曲とも見せ場がありましたな。

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トロンボーン、チューバセクション。アンコールも含めて4曲全ノリのバストロンボーン、彼を支えた後輩たち。
セクションリーダーは2年生!ハーモニーセクションと低音の魅力の力を発揮しましたな。

tp.jpg序曲もメインもソロがあった、トランペットセクション。シベリウスのソロを吹いた彼は湘南ボーイだった。
最後にはSuomiの風が吹いたね。

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そしてシベリウスのティンパニ奏者。フィンランドや北欧のことも興味があるようで、いろいろ話もしました。独特のトレモロの響き、旋律のようなティンパニ。試行錯誤で音を作ってくれました。

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お約束。。。今回の応援団。テッド参入!

多くの人の支えで、良い公演となったこと深く感謝します。
彼らの後期の演奏会も、さらに力を発揮するものとなるでしょう。応援しています!

ありがとう!

 

コメント

コメント一覧 (5件)

  • 演奏前の大事な時間にお邪魔して申し訳ありませんでした
    しかし新入生が入ったばかりの微妙な時期での演奏は、素晴らしかったです。きっと新田さんの音楽への気持ちが学生さん達に届いたのでしょう
    押しかけた仲間達も「指揮者の新田さんが学生さん達を心から大事にしていることが良く判った!」「初めて聴いたシベ2は素晴らしい音楽だ…!指揮者のご苦労は大変だろうな!!」と、感想を述べてくれました
    今週は又関西との往復があるようですネ (>_

  • ユリさ~ん!昨日こそ本当に「お疲れ様でしたぁ!」見事な指揮ぶりでした。暗譜でしたね。1ページもめくらずに・・・。なんと解りやすい指揮だったことか。あらゆる入りのタイミングを支持しながら、「ここはきちんと刻んでね!」「付点のリズムよ!」「スラーがかかってるよー」「ここは歌ってぇー」と。あるときは右の指揮棒で低弦の指示をしながら左手で木管への表情の指示をだしながら顔はヴァイオリン群へ目で指示をするという様な離れ業を何度となく、それも難なくこなし、指揮の基本はこうするんだという見本のような指揮ぶりでした。学生達もそれに一生懸命応えた力演でした。あえて言えば(あくまで敢えて言えばですが)、木管のニュアンスがもっと微妙に出せれば、とは思いましたが、ホールが大きいので仕方がないですね。ともかく指揮をもっと楽させてあげたかった気がします(笑)。
    時間の関係でアンコールが聴けなかったのですがフィンランディアでしたか!そんな曲をやる余力があるとは!想定外でした。それは無理しても残って聴くべきでした。残念!これもきっとユリさんが頑張ったんだろうなぁ。シベリウスの2番はこんな曲なんだと指揮と演奏で改めてポイントが解った気がした、貴重な演奏会でした。ありがとうございました。改めてお疲れ様でした。そう、第2楽章の思い切った全休止は圧巻でした。

  • 実は翌日に西宮芸文センターオケの定演があり、指揮はサー・ネヴィル・マリナー(89歳!)曲がモーツァルトのリンツ、ビゼーの交響曲、メンデルゾーンのイタリア。その指揮ぶりは曲もあるのですが当然ながら悠然たるものでユリさんとのあまりの違いに「もっと楽に指揮させてあげたかったな~」と思った次第。
     話変わっていよいよ今週木曜日からドイツ・ライプチヒのバッハフェスティバルに行って来ます。お目当てはガーディナーのヨハネ受難曲とラストのフライブルグによるロ短調ミサ。間にはゲヴァントハウスオケのコンサートとベルリンへ移動してのヴァルトビューネコンサート。楽しんできます!

  • >オケ・ロージンさま
    ご来場まことにありがとうございました!素敵な感想をいただき恐縮です。尼崎までのご移動、雨で大変であったことと思います。本当にありがとうございます。学生たちも初めから気合が入っていたコンサートでした。作品に向かう気持ちが素晴らしかったです。その積み重ねの成果ですね。
    来週も頑張ります。同級生の皆様にもくれぐれもよろしくお伝えくださいませ。ありがとうございました。

  • >taiseiさま
    神大へもご来場ありがとうございました。ご感想を拝読すると、自分の動きが目に見えるようで・・・(そんなに動いておりましたか・・(^^ゞ)アンサンブルの難しい交響曲であります。でもコントロールのしすぎは良くないですね。アンコールの「まさかのフィンランディア」には、多くの方から驚きの言葉を頂戴しました。学生たち頑張りました。
    ドイツへの旅も楽しみですね。どうぞお気をつけて素晴らしい旅を!

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