青山学院管弦楽団第102回定期演奏会終了

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リニューアル後のミューザ川崎シンフォニーホール。
 

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空間の非常に広いホール。指揮台でキャッチする音の方向性に慣れるのに少し時間を要する。
客席の場所によっても、ステージ上の音の届き方は様々。
そのチェックをもう少し慎重にするべきだった。それは自分の反省、そして課題。

青山学院管弦楽団と2月の初練習以来、今回のプログラムに様々な想いを持って取り組んできた3か月。
よく知られた「フィンランディア」はシンプルな美しさが聞こえてくるために基礎力と歌う力を、そして作品の背景を共有すること。コラールを受け継ぐためには、音程や音色、バランスへの神経がとても大切。セクション、パート単位で合奏以前に磨き上げる速度をもう少し速くしたかった。
本番の学生たちの集中力と、お客様の熱い声援に感謝でした!

 

さて、ヴァイオリン協奏曲、毛利文香さん、18歳。慶応大学文学部在籍。桐朋学園ソリストディプロマコース在籍。この二足のわらじをしっかりとこなしている才女。とにかく落ち着きがあり、さっぱりした性格でどこか少年のようなさわやかさもあり、甘えのない非常に気持ちの良い演奏をする。シベリウスの持つ清新さ、潔さ、鋭利な美しさと情熱、その作品の正確に非常にマッチした人であり、演奏だと私は感じている。
本番も堂々とした深い音楽をじっくりと奏でてくれた。そしてオーケストラもソリストを聴き、見てあの空間での共演が音楽的に成立するように、最後まで頑張っていた。この作品のオーケストラはソリスティックな力も要求される。非常に難しい楽譜。初心者の多いセクションもある。この作品も最後まで悩み苦しみ格闘しながら、本番は学生たちも毛利さんのソロとともに緊張の中楽しそうだった。
毛利さんへのブラヴォーも非常に多かった。

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18歳の若さはまぶしいね・・・

自分より背の高い女性のヴァイオリニストと共演したのは初めてだ!

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これから素晴らしい作品とともに、どんどん伸びて活躍の場も広がることを期待し、祈っています!

さて後半は、実に高いハードルを感じながら、最後まで作品の摩訶不思議な世界の中でもがいた、
ニルセン 交響曲第4番。作品も簡単には許してくれなかった。
音そのものがもつ力、意味をシンプルにクリアーに表現していかないと、作品の全体像がみえてこないニルセンの作品。そこには技術も要求される。またオーケストラとしてのアンサンブル力も問われる。
「もう、かんべんして・・」という声も顔もみえていた。
でもお互いに選んだ以上は、演奏会に向かって責任がある。その責任の果たし方、リハーサルの積み上げ方の点で、これまた私自身も反省事項多いかもしれない。
 

とにかく、本番のステージの集中力はたいしたものだった。なんといってもダブルティンパニーの二人、
非常に二人で綿密なリハーサルを積んでいた。そして本番非常に冷静にかつ熱い心で奏でていた。
この作品の特徴、Tutti、木管セクション、弦楽セクション、Tuttiとそれぞれの楽章で活躍の場が分業されている。自立心を持って作品に対して全体が臨む、その厳しい魂の部分も自分がこの作品を好きな理由。
成し遂げたセクション、パート、悔し想いを残したところ・・・・様々な想いをレセプションでようやく学生たちから、
生の声を聞くことができた。

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次のステージでは、思い残しのない演奏をぜひとも目指して!!

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執行部の学生、ソリスト、そしてこの大学オーケストラを長きにわたり支え、ご指導くださっているトレーナーの先生方。Vn田淵先生 Fg霧生先生、そしてTimp.百瀬先生。大変にお世話になりました。
今回の機会を頂いたこと、お礼申し上げます。

懐かしい自分の学生時代も思い出した、今回の青山学院通い。
これからもこのオーケストラの長い歴史が続くこと、さらなる発展を心よりお祈りしています!

ありがとうございました!

 

 

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