7回目の共演となった、岩手県弦楽研究会の春のコンサート。管楽器、打楽器、そして低弦セクションのエキストラをお迎えして、弦楽合奏&オーケストラの公演です。
今年は英国作品を取り上げました。そして皆さんがよく耳にする旋律も。
A組はなんと3歳の女の子も登場!会場の注目を浴びていました。
「先生の方をみて!」の指導のとおり、演奏が終わっても私をずっと見て「にこにこ」
次のグループの演奏前に下手に戻らないといけないのに・・・「にこにこ」、
私も「あっち、あっち・・・」と下手を指さし、はるかに先に行ってしまった同じ列の友達のあとを、あわてて追いかけて行った3歳!
リハーサル時は隣の幼稚園児の男の子が「止まるんだよ、ひっこむんだよ」と、ひそかに声をかけていたのですが・・さすがに本番はその声も届かなかったようでした。
演奏会としてはお叱りを受けてしまうかもしれないけれど・・・すっかりオープニングの空気がほぐれてしまいましたね。
次のグループの「ロンドンデリーの歌」が、とても味わい深かった。
遅いテンポは子供たちにとって苦行にもなりますが、ヴィオラやチェロのメロディをしっかりと聞いてくれました。今年のチェロ、バスともにご指導の先生のもと 非常に美しい音色と音程でこの美しい作品を見事に聞かせてくれました。
シュトラウスのポルカは、「かっこう」「狩人」の役割を果たしてくれたチューバの高校生の素晴らしいセンスに場内も沸いていました。
管楽器セクションの響きがとても美しく、いつもながら高校生のレベルに驚いてしまいます。
弦楽器の子供たちも本番は楽しげに弾いてくれましたね。
休憩後のグループは、ブリテンのシンプルシンフォニー、シビアなアンサンブルに高い壁を感じていたようですが、集中力をもってやり遂げましたな。しかしあのピツィカートは子供たちにとってなかなかハードだったようです。3楽章の哀しみは中学生、高校生でも十分に感性が働きます。彼らの心が聞こえました。
アンサンブルのノウハウは、きっと彼らの中に課題と成果がともに存在して、次につながってくれると・・期待しています。見事な響きも各所にありました。
最後のオーケストラ、威風堂々はなかなか立派な演奏でしたよ。お客様も喜んでくださいましたね。
こちらも管楽器セクションの美しい音色とハーモニー、美しいフォルテなど聞かせてくれました。
打楽器も大所帯になる曲ですが、最後まで追及してくれましたね。
ご指導の先生方に感謝です!!
そしてアンコール、ニムロッド。これもハードルが高かったけれど、直前の合唱練習効果が出ました。静かな歌がどうしても「こわごわ」弾くので、1stVnみんなで歌おう!と、直前特訓でした。
現在の高校生たちが小学生の頃からのお付き合い。彼らの成長が目に見えるので、
こちらも毎年の共演が楽しみです。
多くの高校生、大学生の皆さん、そして賛助出演の大人の皆さん、
お世話になった各先生方、本当にありがとうございました!!
チェロ・バスの上達は目に見えて素晴らしかった!!感謝です。
岩手県は現在朝ドラでも注目ですが、あの舞台となっている久慈は盛岡から少し離れています。広い県です。まだまだ厳しい環境の土地があります。一人でも多くの方が暖かな安心と強く生きる道を得られることを祈らずにはいられない岩手滞在です。
また、来ます。
ありがとうございました!!
(撮影、藤岡さん)
頼もしい中学生たち!長い付き合いになったねえ・・
あ~~ちょっと、ぼけてしまった・・!でも演奏はぼけてないですよ。高校生のトップを務めた皆さん!
今期で卒業の生徒さんもいます。6年間ありがとう!!!またどこかで会おうね。
大学生たち。いつの間にか大学生になっていたのだねえ・・
後方部隊として、支えてくれました。本当にありがとう!
やはり長く共演しているヴァイオリン陣!高校生活も忙しい中頑張ってきましたね。
今回、ホルンに初参加の小学生もいましたよ。楽しんでくれたかな?
先生方。全員ではないのが残念ですが・・・6年間ありがとうございました。
毎年試行錯誤です。子供たちの未来のために先生方も奮闘されています。お疲れ様でした!
コメント
コメント一覧 (2件)
先月、盛岡のスプリングハーモニーでお世話になりましたホルンの宮野加奈子です。
いつも一人でホルンを吹いていて、レッスンで先生とデュエットをしたことしかなかったので、初めてのオーケストラで、とても楽しかったです。
新田先生のご指導と綺麗な指揮は、とてもわかりやすかったです。
将来の夢はオーケストラのホルン奏者になることなので、これからも練習を頑張りたいと思います。
また来年もスプリングハーモニーでホルンを演奏できたらいいなあ~と思います。
新田先生にお会いできることを楽しみにしています。
2013年5月25日
宮野 加奈子
>宮野加奈子さん
コメントどうもありがとう。お返事遅くなりました。
ホルンでの参加、共演できて本当に嬉しかったですよ。いつもしっかり練習を積んできている様子、わかりました。これからもぜひ続けてホルン奏者を目指してくださいね。また共演できる時を楽しみにしています!どうもありがとう。