Toukokuu 5月

春・・・フィンランドもそろそろ明るい陽射しが増えてきたようです。

今日は3件の用事を渋谷近辺で。
現在関わっているとあるプロジェクトの準備ミーティング。
フィンランド人の若き音楽学者を交えて、企画主催者の皆様とお会いしました。
日本語堪能!日本の作曲家の勉強をしているそうです。
自分の逆の立場ですが、私はあそこまで見事にフィンランド語を操れません!情けない・・・
ぼける前に、もう少し語学を磨かなくては。もう遅いのかな・・・。

次は、名古屋のアマチュアオケでチェロを弾く女性とシベリウスの作品を挟んでミーティング!?
「春の歌」のソロを弾くそうです。自分はこの曲を数回手掛けていますが、この作品の感じ方は割と人により差がありますね。つまり「春」をどうとらえているか・・・・また、この曲の成立について知識を得ると、深読みしてしまったり・・・。シンプルに北国の春という時期に取り巻く様々な現象を思い描くと、哀愁漂う中間部も、春にしてはパワーがありすぎでは!と感じる部分も、自然に納得ゆきます。

そして夜は、青山学院管弦楽団リハーサル。
本日は、ソロ合わせ初日!初めてソリストの、毛利文香さんを迎えてのリハーサルでした。

まだ19歳です。長身でとてもさっぱりした印象、爽やかです。どことなくフィンランドの女の子が持つ
ドライで強い雰囲気も感じます。演奏はお見事。非常に落ち着きのある、芯のしっかりした音楽運び。
そして清新な響き。技巧も安定。昨年のコンクール本選でシベリウスを弾いているということもあり、
しっかり自分のものになっていますね。あとはオーケストラ側が一緒に音楽を作り上げられるように、
本日の初合わせの体験をしっかりと記憶して、音楽的にも緻密に積み上げてゆきましょう!

ニルセンも同様。難しさ、音符のミステリーに振り回されないように、まずはきちんと楽譜に向き合うことかな。
アンサンブルにおいても精度を要求されるスコア。勢いだけ、雰囲気だけでは作曲家のおもしろいしかけが見えてこない。とても良い響きになってきているところもあるので、あと20日あまりじっくりと作り上げてゆきましょう!大学生オーケストラだからこそできる積み上げ方、必ずできると思う!不屈の精神じゃ。

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