さて、いよいよ今年前半の「関西祭り」ならぬ、関西通いスタートです。
偶然の産物なのですが、6月は関西での公演が重なり、吹奏楽以外はいずれもメインが北欧曲。
背筋が伸びますし、何より作品の魅力を全開にと思っています。
新幹線車中からは美しい富士山が見えました。
本日は神戸大学のリハーサル初日。
神戸大学とのお付き合いも長くなりました。1990年が最初ですね。
その年のサマーコンサートからスタート。初共演の記憶は明確です。ソリストに林峰男さんをお迎えして、
ドヴォジャークのチェロ協奏曲、そしてメインのブラームスSym.1では林さんもチェロの最後列に座って弾いてくださったという・・・学生たちも本当に素晴らしい経験ができたと思います。
当時学生だったメンバーとは、現在も何人か連絡を取り合う状態です。まだまだ私も若かった・・・
それほど年齢は離れていない世代でしたね。
直近は2009年の12月、シューマンsym.1 ニルセンのsym.4という難曲に取り組みました。でもあの時の演奏も非常に学生の力が発揮されたものだったと思います。メンバーの顔が浮かびます。
さて今回はメインにシベリウスsym.2 そして前半にシューベルトのsym.7未完成が並びます。
これまたハードなプログラム。学生たちの意欲が感じられます
懐かしい六甲校舎の学生会館最上階ホールに上がり、
まずはシベリウス。
初めに音を出して、非常に驚きました。
シベリウスの音だ・・・・
彼らの中にイメージが明確にあるのでしょう、
こちらのリクエストも比較的早く吸収され、音に変化が出てきます。
何より集中力が高い、そしてアンサンブルの時間を楽しんでいる。
とても気持ちよくリハーサルを終えました。
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