Saavuin Japaniin

本日無事に成田空港に到着。定刻の1時間遅れでした。
18日は、鍵の受け渡しにミクさんが見送りに来てくださいました。Kiitos!

mikusan.jpg

いつもさりげなくおしゃれなかたです。この日もコートの裏地とアクセサリーのペンダントが同じ色!
Kindergardenで長くお仕事されていたそうなので、「先生」という雰囲気がしっかりあります。
私も12年間、いろいろと教えていただきました。私のいまだに頓珍漢なフィンランド語も笑いながら直してくださいます。

smarket.jpg

部屋の前のマーケットも1年のお別れ。毎年いろいろバージョンアップされているお店です。

tori.jpg

tori 町の中心の広場であり市場が出るところ。この前を通って、ヘルシンキ空港ゆきのバスは進みます。

空港では某国の観光客がすごい行列!こんなに混んでいるのか!と思ったら両替でありました。
少し安心してカウンターに向かい荷物を預けようとすると・・・・・・・・・・・・・
圧倒的に重量オーバー。(そんなはずないと思ったのだけど、勘はあてにならない)
やむなく超過料金を支払い・・・

そして空港では先日ヘルシンキでお会いした、出版社のヨハン・ティッリさんが楽譜を持ってきてくださいました。興味のある作品を先日伝えると、早速それを持ってきてくださいました。3冊スコアが増えて搭乗であります。(^^ゞ

最近は早くに出国審査も受けて最終ゲートまで行ってしまうようにしています。
とにかく遠い!これまでの倍くらい時間がかかります。アジア便。現在便数が増えているフィンエアです。
東京成田・大阪関空・愛知セントレア この便が近い時間帯で出発します。東京が一番遅い便ですね。

38番ゲートで待っていると、時間になってもカウンターからの案内はなし。
少しすると、「機材のチェックのため出発が遅れる見込み・・」とのこと。
17時15分が定刻。 とりあえず17時30分に次の案内があるということで待っていると、

「今しばらくお待ちを、次の案内は18時」 待つことしばし・・・しかしまだ手続きは始まらず
「次の案内は18時30分予定」・・・・・これはまさか「飛ばない!」という選択肢もあるのかと少々覚悟を決め始めたころ、突然

「お待たせしました、それでは搭乗を開始します」と・・・
何事も急に決まることの多いフィンランドであります(^^ゞ
ワサワサと乗り込みます。

なんとなく眠かったので機内でもほどほどに休めました。比較的楽なフライトでしたね。
映画は2本見ました。久々に日本語と東京の風景をしっかりと味わった「麒麟の翼」、そしてずいぶん以前の映画「スピード」。ヘルシンキに向かうときに見たフィンランドの映画は面白かったですね。家に執着するご主人と家族の姿・・・少し暗く悲しく・・・

機内サービスも食事の量も毎年少しずつ変化が見られますね。
はっきり言うと、コスト削減の傾向は見えます。どの航空会社もそうですね。
厳しい現実です。

この3週間のフィンランド滞在の中で、新聞・ラジオニュース・現地に在住の日本人・フィンランド人、と様々な方面から現在のフィンランドの実情というものを言葉できくことができました。
それは12年前ラハティで研修をしたころとは大きく変化があるもので、学びに行く日本人にとっても、仕事をしようとする日本人にとっても これから厳しいよということを感じます。
実際どの国もどの地域も大きすぎる問題をかかえて、それはもうすでにかなり本質的なところで立ち往生の姿を見せ始めていて、少し前の時代の「気分」「気配」「流れ」などというあいまいな心地よいもので払拭できるような簡単な「黒い雲」ではないように感じています。

フィンランドでご縁のあった学校や、軍楽隊はこれからどんどん廃校、廃止が進むことを伺いました。
ラハティ市の法律も変化があり、仕事の仕方もこれまでと同様にはできなくなったということ。
それはオーケストラなど音楽活動には大きな影響があるようです。

ずっと住んでいる人たちはこの10年の変化を肌で感じているようです。

成田から千葉の実家に戻ってくるときも途中のタクシーの運転手さんと、「地方都市の経済低迷の激しいこと」を話していました。停滞・低迷はこれまでの比ではないと・・・

外交も内政もエネルギー問題も、待ったなしの状態になっている日本。この国を壊さないようにどうしたらよいか・・・その想いが頭から離れることはない日々です。

明日から仕事復活です。
甘くない世界に飛び出す力をつけようという若者たちとまず後期スタートです。
大人の覚悟が必要な時代ですな。それをあらためて自覚して自分もスタートです。
 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次