Sibelius Festivaali alkaa huomenna

rehearsal2.jpg毎日同じようなショットですが・・・・スコアが違います。本日は「歴史的情景第2番」です。

音楽祭三日目のプログラムのリハーサルが10時から14時まで。
カレリア組曲もマエストロカムさんは、数えきれないほど指揮されていると思います。
今回のアプローチは歴史の雄大さを感じるようなものです。テンポ運びはさすが!と感じる箇所がたくさん。

そして歴史的情景第1番、これはアイノラ響の第1回定期演奏会の曲目でした。それ以来自分も全曲は演奏していないので、懐かしく・・・。第3曲目のFestivoのみ、吹奏楽アレンジで演奏しました。
非常に難解な作品でもあります。それぞれの作品の背景の風景が見えていないと、音の意味がさっぱりつかめない曲です。文字通り歴史的情景なのです。

第2番は、第1番(1899年―1911年)に対して、1912年作曲。作風が違います。第4番の交響曲の後であることが、わかります。第2曲目の「愛の歌」は珠玉の名曲だと思っています。これは近年道民オケで手がけました。

両方の作品、オスモさん時代にも拝聴していますが、今回のアプローチは大いに違うので、オーケストラの皆さんも新しいコンサートマスターのもと、新たな言葉を紡いでいるように聞こえます。もっともヴァイオリンセクションは、オスモさん時代とはかなりメンバーが代わっていますね。
今日、コンサートマスターと少しお話できましたが、バランスを気にしていました。
リハーサルを拝聴していて、今回このコンサートマスターの力が非常によくわかります。本当に素晴らしい。
 

自分は幼いころから、オーケストラはコンサートマスターを注目してきく習性があって、「あの席に座りたい」と思っていた口です。あいにくヴァイオリン奏者にはなれなかったので無理な話ですが・・・
ということで、素晴らしいコンサートマスターの姿を見ると、目が釘づけになります。どのような音楽的仕事を瞬時にしているか・・・それを見ることがとても楽しく刺激的です。

今日も時間が不足がち・・・・まにあうか・・・と思いつつ拝聴していて、なんとか最後のエン・サガまでたどり着きました。通常あまり手掛けない作品が並ぶ今回、細部のリハーサルに時間を要しますね。
エン・サガは演奏回数が多いので、オーケストラの中は余裕があるように見えます。

さて、木、金、土、と三日間オーケストラの関わる音楽祭が明日からスタート。13回目の音楽祭。
我ながらよく通っているなと思いますが、この貴重な「聴く」という時間の中で、自分の次のステップへの大きな財産、刺激、思考を頂いています。無駄にしてはいけないと強く思いますね。

もともとじっとしていられない性格なので、おとなしく聞いているのは心身キツイと思うことも多いのですが、
それでもこのフィンランドの時間で、忍耐は倍増ですね。Sisuの世界です。はい。

自分の手で早く音にしたい!と思う作品は山ほどある。
もっともっとオーケストラと出会い、お客様と出会い、何より作品と出会いたい・・・

 

aamu pikkuujärvi.jpg

今日も美しい空気と出会いました。朝の光です。
 

koivu.jpg

12年間、ず~~っと見ている白樺。
私もまだまだ頑張るからね~~

 

 

 

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