シベリウス音楽祭リハーサル見学

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2000年9月から始まったシベリウス音楽祭、今年で13回目。音楽祭のリハーサルから拝聴することも12年の間続けてきましたが、マエストロが代わったこともあり、同じ作品の繰り返しという印象は持っていません。

懐かしいメンバーの皆さんとも挨拶をして、カムさんともお会いして いつもの席で拝聴です。
 

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今年はPatriot&Mystic と題して フィンランドの歴史を紐解くようなプログラムになっています。
今日は、初日6日(木)のプログラムのリハーサル。

まずは、Tapiolaから。うれしいですね。この響きを真っ先に聞けるのは。自分にとって究極の交響詩。
来年3月に久しぶりに手掛けますが、カムさんのアプローチは昨年から予想されるようにロマンティックです。
この作品のドラマが非常に明確に描かれています。初めの一節をかなり長時間リハーサルされていました。

休憩後Wood-Nymph 森の精の登場です。アイノラ響で演奏した時と同じ楽譜を使用されているようです。
寸法もスコア通り。LKOのオスモさんの録音はスコアよりサイズが短いです。
この曲は、時間をこんなに贅沢に使ってよいの?という楽譜なのですが、セクションによってはかなりハードであります。いかにもシベリウス!の箇所が満載で魅力的です。ホルンとチェロのデュオも美しいですね。

この曲のトランペットにヘルシンキからエキストラがいらしています。
フィンランド放送響のメンバー、唯一の日本人櫻木厚子さんです。うれしいですね!森の精は、一か所シベリウスがトランペットに大変な試練を与えている楽譜なのです!!

続くPan och Echoは自分はまだ手掛けていません。これも近々演奏したい曲候補なのですが、きっといつか・・・あることでしょう(^^ゞ
短いながらシベリウスエキスが凝縮された作品。

最後は駆け足ながら、Svanevit 白鳥姫をざっとリハーサル。これもアイノラ響にとっては懐かしい作品。
第一回目の演奏会で手がけています。やはり交響曲第5番とともに演奏すると生きてくる曲だな・・・と、あらためて思いましたね。

LKOの皆さんも、いろいろとメンバーの変化が見られます。
今回コンサートマスターは音楽祭では新しい方です。セカンド首席もそうです。
変化といえば・・・・これまでLKOはチューニングは2種類行っていました。弦楽器はA音で。管楽器はB音で。
しかし今回は全員A音です。いつ変わったのか・・・明日伺ってみましょう(^^ゞ
自分にとってはなんだか新鮮です。このオーケストラに来るとB音のチューニングが聞けるというのがこれまでの慣れ親しんだ様子だったので・・・。

明日は合唱が入るプログラムのリハーサル。なので夜のリハーサルです。

今日は朝5時起床でした。昨日ミクさんからいただいたお布団が良かったのか、ぐっすり休めましたよ。

少し早めにホールにむけて出発しました。ゆっくり歩いていると
 

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見えますでしょうか・・・木の幹にリスがいます。
 

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忙しく動き回っていましたが、うまく姿をとらえることができました!!
 

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朝食を終えてひと眠り・・・でしょうか?
 

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穏やかな朝の湖でした!

 

 

 

 

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ウイーンのシェーンブルン宮殿の庭園で、やはり栗鼠を見かけました。
    東京の日比谷公園や、新宿御苑にもいるのかしら?

  • >佐藤様
    ヨーロッパの公演は小動物がよく現れますね。人に慣れているのも多いように感じます。日本は、警戒して出てこない・・・のかもしれません。都心にリスたちと同居できる雰囲気があるとよいですね。

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