アンサンブル・フラン第35回定期演奏会終了

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初共演から20年目の定期演奏会。チェコ音楽特集。
 

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この第一生命ホールに移って10年、このホールで21回目の公演となったそうです。

曲順でリハーサル、ヤナーチェクの牧歌はステリハで初めてすべて通しました。
7曲それぞれの個性が強く、難しいポイントが満載で最もリハーサルに時間が必要でした。

今回人数のバランス的に中低音が多くなっています。諸事情もありましたが、意図もありました。
チェコ音楽には下が厚いハーモニーバランスがほしかった。
その中からヴァイオリンのきらめく響きの詩が聞こえるバランス・・・それが目標でありました。
 

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コンサートミストレスのFさん、いつも美しい音色でソロも素敵な演奏です。
 

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20年のおつきあいとなると、多少メンバーの入れ替わりはあるものの・・・そこそこお互いがわかっている状態です。メンバー同士も同じで、お互いの癖やパートの傾向など 理解したうえでいろいろと指摘しあうのが、このフランの特徴であり特色であり、フランである所以です。大所帯のオーケストラではなかなか実現しにくい、リハーサルでのアンサンブル内の会話。20年前に比較すると、ず~~っと減りましたが・・・・(^^ゞ
 

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4つ折り8面のプログラム。編集のYさんのアイディア。この3ページ解説を今回担当。
写真はすべてお弟子様が先月チェコで撮影してきた ほやほやのチェコの様子。
大変お世話になりました<(_ _)>

コンサートは、静寂の祈り、古への想いが込められているスクから。
ヴィオラの旋律からコンサートがスタート。

ドヴォジャークのワルツは 意外に難しい・・・考えすぎてはいけない・・・・・という天からのアドバイスもあり、
本番はよい流れになってきましたね。

ヤナーチェクに最後までてこずりましたが・・・逆にそれぞれの色合いが明確にでていたかもしれない。
客観的な録音をきかないとわかりませんが・・・。7曲組曲の中の5曲目の美しさは秀逸。ヴィオラ+チェロチームの力が発揮されました。 4曲目と7曲目のバロックのようなスタイルも驚きますが、若いヤナーチェクが様々なアイディアを盛り込んだ魅力的な作品です。

後半はアンサンブル・フランも7回目の取り組みになるスクのセレナーデ。
過去の積み重ねをベースに、今回のメンバーの皆さんとともに このスクの若い作品に10代になったつもりで、取り組みました。 スク18歳、将来の奥様 ドヴォジャークの娘さん14歳。出会いの頃の作品です。

この作品も3楽章が非常に魅力・・・チェロチームをはじめとして、各セクションとソロの詩が聞こえてきます。
20年前では聞かれなかった 人生の侘び寂び・・・・そんなものも

アンコールはヤナーチェク 牧歌の6曲目。

お客様、ご来場本当にありがとうございました。
 

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ボヘミア・モラヴィア・プラハのシャツを着た、チェコからのお客様。そしてチェコのお酒。
お弟子様のお土産。どうもありがとう。
ウコンは、差し入れでいただきました。ありがとうございました!
 

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多くのチェコ情報をどうもありがとう!お弟子様、
そして昨年は京都の演奏会でお世話になりました。某酒造メーカーのMさん。
パリでも母ともどもお世話になりました<(_ _)>

 

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打ち上げの集合写真。フランでは珍しいかなか?
次回は演奏会後の集合写真にしましょう!

この20年、本当に様々な作品で共演の機会をいただきました。今回も初もの・・・が入っていましたが、
時間をかけて未知の作品を音にしてゆくことは、何より刺激的でうれしいことです。
課題も浮き彫りになりましたが、まだまだ皆さんとの挑戦のアンサンブルは続きます。
次回まで、どうぞお元気で!ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  •  チェコ特集は初めから楽しめる予感でいっぱいでしたが、プログラム冒頭での清水団長の問いに答えれば、土臭いチェコ情緒ではなく高度に洗練された都会風の仕上がりに聴こえました。
     特にスークの弦楽セレナーデは、要所を明快にきめ細かく振り分ける新田先生のタクトで、繊細きわまりない仕上がりになっていると感嘆しました。もっとたくさんの方々に聴いて頂きたい名演です。
     もっとも、アンサンブル・フランを聴きに来られる方々は「良い音楽の何たるかをよく知って居られる、耳の肥えた音楽ファンらしく、客席の雰囲気がいつも非常に優雅なのも素晴らしいことです。
     常に安定していて成熟した響きを聴かせてくれるこの弦楽オーケストラのレベルは一流ですね。今回も期待に違わずきめの細かい極上の絹織物のような味わいを聴かせてくださいました。
     新田先生とこの実力ある団体で斬新な特集コンサートをもっと企画されてはいかがでしょうか。例えばポーランド特集で、
     カルウオヴィチ(Karlowicz) 弦楽セレナード ハ長調 Op.2
     バツェヴィチ(Bacewicz) 弦楽オーケストラのための協奏曲
     キラール(Kilar)   オラヴァ(Orawa)
     マツゼウスキ(Matuszewski)  ポーランドの七つの絵
    ありきたりのプロ団体では絶対に聴けないユニークで貴重なコンサートになると思います。

  • 一昨日帰宅して卒業生名簿を見たら、Vla2人・Vc3人・Cb3人(全員!)と低弦に集中していました。顔見知りは6人…
    ヤナーチェクに彼等の実力が発揮されていたと思います
    しかしVnにはただ一人だけ!!!以前は名手が2人は居たのですがね
    楽しい演奏会でした  \(^o^)/

  • >Junsinさん
    今回もご来場ありがとうございます!お楽しみいただけてうれしいです。
    また、素晴らしく刺激的で魅力的なプログラムのご提案ありがとうございます。世の中にどれだけ素晴らしい作品があるか・・そしてその出会いがまだまだ少ないか・・・演奏家としてその発掘は一つの使命だとも思います。
    また、楽しんでいただける公演をつくるべく、頑張ります!
    ありがとうございました

  • >オケ・ロージンさん
    ご来場、コメントありがとうございます。後輩の皆様のお姿、しっかり見届けていただきありがとうございます。確かに低弦に集中ですね。またぜひ雄姿をご覧いただきたく、お願いいたします。どうぞお元気で!

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