Jak se jmenujete?

Jak se jmenujete?…チェコ語で「あなたのお名前は?」だそうです。

6月にチェコ音楽を集めたコンサートを持っている関係で、チェコ語やチェコの歴史などなどに一歩足を踏み入れましたが、いやはや・・・難しい。表記が。
気を付けないと、英語とチェコ語がごちゃごちゃに混在している表記になってしまう。
実は手元にあるスコア自体がそうなっているものがあります。
チェコ音楽ご専門の方にいろいろご指摘いただいて、現在訂正途中です。

スラヴ言語ですのでもちろんロシア語と近いものがあります。
キリル文字の大本となった人、聖キュリロス、メトディオスの名前もチェコの歴史に出てきます。

いろいろと勘違いをしていた史実や歴史も多かった・・・・
高校時代、世界史の先生にはクラスの半分くらいの生徒が大目玉をくらった経験がありまして・・・
もちろん自分もその一員でありまして・・・
当時、なぜ世界史に興味がなかったのか今思うと大変残念なのですが、きっと音楽と結び付けて歴史を紐解いていたら、今頃は・・・・・などと甘い夢を描いたりしてはいけません(>_<)
今から、がんばりましょ。

でも本当に歴史の授業はさまざまな芸術と結びつけた授業をすると、より関心を持って深められると思うのですね・・・・音楽や美術・・・芸術が騒動の種になったり、芸術で国家を危うくした為政者もいたわけで、
音楽鑑賞の授業も作品の生まれた時代、歴史、背景と一緒になると、音符だけの世界ではなく聞く方の想像の世界も広がります。音楽番組で現在その方向のものが増えてきていますが、子供のころ学校の授業がそうなっていると、子供の好奇心にもより訴えると思いますね。

チェコ人のお名前の読み方が難しいというのは以前にも書きましたが、なかなか発音は正確にできません。
同様に、
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン人のお名前も難しいです。
日本語表記もまだまだ定番ができていない状況ではないでしょうか・・・・

現在新日フィルに客演しているデンマークの指揮者、トーマス・ダウスゴーさん、Thomas Dausgaard さんのお名前も、ダウスガードと表記しているところもあると思います。でもダウスゴーの方が原語に近いですね。
最後のdは発音していない点は、親戚言語のノルウェーも同じです。
グリーグのペールギュントには人の名前が曲名に出てきますが、イングリッドの嘆き・・・これもノルウェー語ではイングリ・・のように聞こえます。

こういう違いを大変だ、面倒・・と感じることもありますが、やはり独自の言語、文化を持っていることが
なにより地球の魅力だと思うわけです。できるだけきちんとその土地のことを知りたい・・・
普遍化、平均化の波に流されたくない・・・そのまま受け止め理解したい・・・

言語は大切です。欧米の方は普通に3か国語、5か国語、7か国語を操れる人が多い・・
まったく異なる言語体系の日本人は、地道に頑張るしかないですねえ・・・

あなたのお名前は?
何か国語で言えるかな

ダウスゴーさんは、お国のニルセンと、フィンランドのシベリウス、ロシアのチャイコフスキーを指揮されます。
リハーサルに一日お邪魔しました。大柄な方でした。繊細に作り上げつつ全体は大きくとらえているという、とても魅力的なアプローチをされていました。デンマーク人が指揮するシベリウスという構図を自分は秘かに楽しみにしています。北欧も一律ではないので、きっととらえ方が違うと思います。

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