吹奏楽情報

昨日、国立音楽大学ブラスオルケスターのメンバーが アメリカへ出発しました。
毎年この時期にシカゴで開催される、ミッドウェストクリニックという吹奏楽の祭典に出演します。
現地では夏の客演指揮者、ハンスバーガー氏、ブーランジェ氏、そして授業担当の三浦教授の指揮で
演奏をします。

現地での様子がわかるブログを学生のメディア担当が作成しました。
ご覧ください、こちらです。

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もう一つ情報、
これはバンドジャーナルの1月号、素晴らしい付録付きです。
作曲家・ピアニストの伊藤康英氏による校訂版の ホルスト 吹奏楽のための第2組曲
詳細の解説、校訂報告が入っています。分析もあります。
伊藤先生には若いころ2年ほど和声の勉強でご指導頂いた時期があります。
先生の吹奏楽作品もずいぶん演奏させていただきました。

このホルストの曲は第1組曲とあわせて、いわゆる吹奏楽のバイブルのような曲です。
伊藤先生の作品解説の連載も折々拝読していますが、いつも鋭く深い分析で多くのことを教えていただいています。

オーケストラの作品で名前の知られる作曲家が管打楽器という編成で作曲した作品は、結構あるのです。
国立音大でもずいぶん演奏の機会を頂きましたが、まだ全部は制覇していませんね。
そして近年日本でも、新たに吹奏楽への作品を書いてくださる作曲家を増やそうという試み、それも行われています。需要が多くて毎年膨大な数の作品が生まれる吹奏楽の世界、一方管弦楽作品の新作というものは、生まれていても演奏の機会がとても少ない日本・・・・この不思議な現象にずっと疑問を感じている自分。
とにかく素晴らしい作品はどんどん演奏して次世代へつながなくては・・・そんな使命は感じています。
自分にとっては、管弦楽作品も吹奏楽作品も境界線はありません<(_ _)>

国立音大の学生達、アメリカの教育としての吹奏楽という文化を体験して、あのビッグでブライトなサウンドを心身にしっかりと浴びてくることでしょう。そして彼ら自身の音をしっかりとシカゴで鳴り響かせてほしいと思います。体調には気をつけて、今週を乗り切ってください!遠くから応援します。
 

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