謹賀新年 Onnellista Uutta Vuotta2022

2022年が始まりました。
昨年も大変にお世話になりました。公演に足をお運びいただき、また配信番組などのご視聴いただき、
心より感謝申し上げます。
2021年に人生が一巡の時を迎えました。自分が「還暦」などという世代に入るイメージを明確に持たないまま歩み続けてきたように感じています。この仕事を継続してこられたこと、それは一人では成しえないものです。
勉強を始めたころ、修行中、コンクール体験、プロデビューの時、遊学、留学研修、数々の節目を経て本当に多くの現場で多種多彩な仕事を頂いてきました。出会い、ご縁、多くの皆様のお力を得て今があります。
昨年は仕事の環境が大きく変わっての1年でした。四半世紀務めた母校での非常勤講師を退任。そして2015年から2クール6年ご縁を頂いたACO常任指揮者を退任。木曜日は必ず玉川上水に通っていた四半世紀を終えたこと、若い楽団と未来の可能性を探りながら一歩ずつ歩んだ6年間、その二つが無い日々の1年間は、やはり自分の中で未来を向きつつも何かが落ち着かない日々だったと昨年を振り返っています。

その中でコロナ禍ながら少しずつ公演再開となり、いくつかキャンセル公演もありながらタクトの機会を頂けたこと、
未来への力となりました。そして以前よりも確かに自分の中で何かが変わっていることも実感しています。
二度とない一期一会のステージであることはこれまでも念頭に置いて向き合ってきましたが、それが本当の意味でそうなのである!という実感をもって指揮台に立っていた1年でした。
昨年はこれまで手掛けてこなかった作曲家や作品に向き合う機会が偶然重なったこともあり、それを機に総合的に「これまで背を向けていた方面への学び直し」を始めた年でもありました。昨年はワーグナーを筆頭としてドイツ音楽の作曲家の系譜を意識しながらの学び直し開始。もちろん継続中です。今年はその流れでブルックナーが加わります。

若いころは今思うと信じがたいようなペースで仕事をしており、休みなど2.3か月に一度くらいなどという状況で生きていた。一体どのように勉強を積みステージに備えていたのか思い出せないほど、同時進行でいろいろと。昔のスコアや資料メモなどを見ると、それなりに様々リサーチして資料も残っている。若い脳みそというものは良く動くのだな・・と昔をおかしく振り返る。

今現在同じことはできない。明らかに同時進行でできることの内容は減っている。そして自分に不足していることを強く意識する日々。仕事現場も変化。変わらぬことは目のまえに素晴らしい作品が山のように並んでいること。そしてプロ・アマ問わず音楽を愛する魂を持った皆さんとの出会いがあるということ。当たり前のことながら、すべての音の現場が一期一会であることを以前よりも深く大切に思うようになった。

今年は初共演の楽団がある。そして初めて取り組む大きな作品も多い。そんな現場に向かわせていただける人生を嬉しく思う。1年前と異なり、不思議と心が軽く爽やかな新年を迎えている。1年前は自己満足な覚悟の気持ちが強すぎたのかもしれない。冷静に客観的に自分や音の世界を見ることができるようになった1年を過ごして、新たな一巡への一歩を歩みだしたいと思います。

身体的な問題ももちろん年齢相応に始まっています。それでもこうして歩き続けていること、一日を大切にという気持ちを持ち続けることも一つの大きな課題、人生の精進も続けます。

世界を見まわして、決して21世紀の次のDecadeが安泰とは言えない。コロナ禍にみられる問題もそうだが、自然災害の増加は見逃せない。人知の及ばぬ原因もあり、また人類が原因の問題もある。2006年ころのブログにも同様のことを書いていたので、当時から地球の問題は同じだったのだろうと思う。

自分が人生後半の世代に入り、若い世代が育ち活躍の場が増える中、自分の世代だからできること、これまでの歩みの上に重ねることのできる道を、人生ラストまで積み重ねます。
昨年はこちらの投稿も激減状態でしたが、今年は日々のこと仕事のこと、記してゆきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご健康ご多幸お祈り申し上げます。     

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