同立交歓演奏会第16回京都公演終演

コロナ禍の無観客公演でした。収録されて後日アーカイブ配信となります。2018年以来の同志社交響楽団。初共演の1990年から多くの共演機会をいただいてきました。真摯に作品に向き合い、仲間と共に切磋琢磨する若者達との30年にわたる時間の積み重ねには、数々の素晴らしい音の記憶があります。

立教大学を京都に迎えての熱いステージは叶いませんでした。今年はそれぞれに開催です。最終的に無観客のアーカイブ配信と決まるまで、学生達の中で沢山の討議がありました。様々な事情により参加を断念した学生もいます。不安を抱えながらの学生もいました。他大学では今尚活動停止のサークルもあります。現状にどう向き合い決断するか世界中が悩ましい状況ですが、この形での開催を決めた学生達は、見事に制約下工夫を施し、対策をきちんと立てて乗り越えたと思います。その上に活動停止の長い期間を挟んでの短期間集中リハーサル。結果を出した学生達に大拍手です。密になれない、換気の良い場所を探しての活動、制約下各トレーナーの先生方にも、大変お世話になりました。指揮者合奏にもお立ち合いくださり、ピンポイントの的確なご指摘にも心から感謝でした。先生方、本当にありがとうございました。

オベロン序曲は30年前の2つの国際指揮者コンクールで課題曲でした。不思議なスイッチが入る自分でした。あの当時より少しはマシになっている自分でありたいなと😅 ホルンのソロ見事でした。この作品のホルンの意味をしっかり聞かせてくれました。クラリネットのソロもアリアが浮かぶように美しく。ウェーバーの自筆にあったtimpaniの記譜を今回採用してみました。30年前に何となく違和感があった響きが、今回個人的に納得です。

ペール・ギュントは2つの組曲から。ソロも多い名曲揃い。フルート、クラリネット大きなソロをステキな音で。オーボエ、ファゴットの性格俳優のような役割もきちんと聞こえました。北欧らしいホルンのサウンド、逞しい雄大なノルウェーを感じさせる金管セクション、強弱幅大きな打楽器のコントロール、もろもろ沢山の成長が発揮。原作に触れながらのリハーサルの中、学生達の音色が変わるのが素敵でした。本番ならではのミニ事件もありましたが、それも含めてその場に流れる時間の上にその時の音楽を仲間と作り上げた彼らに拍手です。

後半はドヴォジャーク。2018年には6番で共演。あのすみだトリフォニーでの演奏会は、母に聞いてもらった最後の演奏会でした。その意味でも記憶に残るものでした。今回も厳しい状況で彼らが積み上げた演奏は本当に素晴らしかった。小ぶりの弦楽器編成でしたが、しっかり艶のある音で奏でてくれました。コンサートマスター山森さんのソロも丁寧に美しく、そして仲間が耳を傾けて支えていましたね。フルート初め素朴なボヘミアの自然を感じさせる木管セクション、本番は特に明るいパワー全開で力が発揮されていました。ホルンもソロだけではなくセクションでの演奏も良かった。見せ場多いトランペットは最後まで試行錯誤で質問も沢山してくれましたが、お見事!トロンボーン、チューバのハーモニーと低音旋律の使い分けも磨かれていました。孤高のティンパニは、実は全てのセクションと連携しているパート。非常に渋くじっくり良い仕事をしていましたね。皆さん、本当に短期間でここまで頑張ったのはお見事でした♪ありがとう。

いつものように同行者は楽屋でモニター越しに鑑賞。多分アンコールでは踊っていたことでしょう!

打ち上げはありません。学生達全員と挨拶ができなかった。宿で1人乾杯。ノンアルコールビールですが😅 いつも連絡をくれてマネージャー的にサポートしてくれたW君は、本当にスーパーマネージャーでした。びっくりするくらい緻密で丁寧。社会人スキルをすでにもっています。いつの頃からか学生の気質が変わったなぁと感じて以来、事務作業、事務連絡が格段に変わり 社長秘書になれますねと感じる担当学生が増えました。今回も目を見張る様々な動きでした。メモ魔は私も見習おう。お世話になりました。本当にありがとう!

まだまだ日常は戻りませんが、学生達の未来の時間に幸多かれと祈ります。

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