謹賀新年2021

明けましておめでとうございます。
昨年の厳しい日々、一方ならぬお世話になりました。心より御礼申し上げます。
新年早々の緊急事態宣言発令になりそうな空気の中、2021年が始まりました。いかがお過ごしでしょうか。
年末の大きな公演の余波か、年始もなかなか本調子で動けず、心は満たされながらも身体は休みたがっていたようで、かなりゆったりとした年始となりました。本日から2021年始動です!

自宅近所の千葉寺にお参り。徒歩で行ける距離なので、ささっと。
しかし今年衝撃的な発見を・・・このお寺「ちばでら」ではない。「せんようじ」というのが正式名称とのこと。
近くにある京成線の駅名は「ちばでら」。ここへきて14年目にして知る真実!!!ああ、まだまだ未熟なり。
因みにお寺の境内は人影まばら。毎年つかせていただいた「鐘」も今年は中止。本堂にも立ち入り禁止。制約ありながらも、
お礼参りとお願いをしてまいりました。おみくじは「小吉」なり。

1月は2つの公演を頂いており、開催予定です。この状況下確定的なことがお伝え出来ません。ただ、いずれも感染拡大防止対策をしっかりとりながら活動をしているアマチュア楽団です。一つは、長くご縁が続いている(19年)金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、そして名古屋シンフォニア管弦楽団です。学生オーケストラも今年度、本当にどこも活動に苦心していました。昨年5月には名古屋大学との共演も予定されていましたが、キャンセルとなりました。前期はのきなみ公演中止だったと思います。後期、年末年始にかけて行われる学生オーケストラのお知らせを見かけるようになりました。特に卒団生にとっては今年は本当に無念の想いでしょう。大学内に広くリハーサル場所が確保されているところはまだしも、多くは狭い場所。そのため学内でのリハーサルは行えず、外に場所を求めて・・・というところも多いと思います。外の会場もこの状況下様々な制約があります。活動の試行錯誤、切磋琢磨の結果を奏でられるようにと願います。

年末から一段と増加した感染者数(陽性反応者)に対しては、きちんとした分析検証が必要と思います。今の状況では増加は当然であり、急激な収束も見込めません。賢くこのウィルスと共存するしか方法がないと考えています。発症して症状が重い方、その方々を治療するシステムを何より優先して確保できるように。あとは媒介する人の繋がりの可能性を各自認識して、日常からリスクを減らすしかありませんね。「どこかだけ」「だれかだけ」ではなく、地球上全員が同様の問題に対峙しているという意識をもう少し持っても良いのではないかと感じます。本来できることができなくなっている状況、死活問題の状況、世界中どれだけ多くの人がその状態に向き合っていることか。私自身も2020年春先から今年度いっぱいまで10公演のキャンセルが決まっています。生き抜く術を考えていかなくてはいけません。周りを見回しても、公演キャンセルになることにより、例えばアマチュア楽団でもトレーナーの先生方、副指揮者の方などその決定の瞬間仕事を失うという状況になります。プロ楽団も公演がなくなるとチケット収益はゼロです。今後の活動が再開できるかいなか不明なため、予定していた仕事が入ってこないという状況が続いています。簡単に代わりの仕事は見つかりません。海外では思い切って半年やシーズン終わりまで活動停止にしているプロ楽団や劇場もあります。何らかの補償があってのことと思いますが、所属する音楽家も、運営母体の経営者も双方苦しい状況が続いているのは事実です。この危機を自前で乗り切れる楽団や劇場は世界中ほんのわずかです。

演奏を届けることで報酬を受け取るというプロの音楽家のシステムが働く場所が、おそらく今しばらく狭まる一方になるでしょう。それでもやはり音楽家は奏でるために日々鍛錬し、いつか聴いていただけるときのために磨き続けるしかない。生きる術を他に求めたとしても、ひと時音楽に関わる形態が変化したとしても、それを続けるしかないと思っています。指揮者は演奏してくださる楽団、アンサンブルがいなくては「指揮者」という仕事は成り立ちません。その機会がこうして激減した昨年から、あらためて自分と音楽との向き合い方、在り方を考える日々です。

今年は私自身25年勤めた音大での仕事を3月で離れます。初めての常任指揮者という役割も昨年末終わりました。
ある意味20年前のフィンランドでの研修を終えた位置に立ち戻っている感覚もあります。この20年で蓄積した経験や学びを本当に生かしてゆくために、作品にもお客様にも喜んで頂ける演奏を続けるために、年女丑年12×5=再スタートとして、じっくり歩きなおします。
我が家の干支の引継ぎ、交代の儀も終えました(笑)
どうしようもなく、動物のぬいぐるみは増える一方です。旅仕事の同行者は毎回変わります。

昨年12月26日のオピッツマエストロとの共演では、言葉に尽くせぬ素晴らしい時間を得ました。有り難いお言葉も多くの皆様から頂きました。一つの大きな糧として2021年を歩んでいきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ACOオピッツ特別演奏会より 2020年12月26日
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