今年のシベリウス音楽祭のポスター、宣伝用のパンフレットの表紙はこのデザインです。
これまでとずいぶん趣が違いますね。
オッコ・カム監督によるリハーサル再開です。10時から14時。本番の会場シベリウスホールステージにて。
ホールでしっかりとリハーサルで作り上げられるという環境はオーケストラにとって最高のこと。
そして最も必要な時間でしょうね。
本番当日までそのホール環境に入れないことがほとんどの日本のオーケストラ環境は、
未来に向けて少しでも改善してゆければ・・・と、強く思います。
少なくとも定期演奏会クラスの公演は、一つの楽器でもあるホールの中でずっとリハーサルができると
素晴らしいのですが・・・・。
本日はSym2,とSym1.2番をかなりじっくりリハーサルしていました。
考えてみると日本は、このオッコ・カム指揮の第2番をとても多く聴いているのではないでしょうか・・・
つまり、カムさんによって2番という作品をたくさん紹介されてきた・・・・
そんなシベリウスの歴史があるように思います。
拝聴していて、そのことを想いました。
そしてそのスタイルはこの音楽祭の過去のマエストロお二人とはかなり違うスタイルです。
でも言えることは、カムさんはこの曲を知り尽くしていて、味が充分にわかっていて、余裕のある指揮者だということ。それをリハーサルの流れの中でも感じましたね。
素材の魅力を知り尽くしたシェフが、自在に素晴らしい料理を作り上げる・・・そんな印象ですね。
第12回目のシベリウス音楽祭ですが、これまでで最もシンプルな選曲の音楽祭かな。
8日(木) 交響曲第1番 第2番
9日(金) プレトーク・交響曲第3番 ヴァイオリン協奏曲 交響曲第4番
10日(土)交響曲第5番 第6番 第7番
このオーダー。
協奏曲のソリストは、エリナ・ヴァハラさん。
オッコ・カムさんは、この流れの中で交響曲の発展を感じてほしいと語っています。
注目は11日(日)の室内楽。カムさんはヴァイオリンを持ちます。
カムさんとラハティ響のメンバーによる弦楽四重奏
プログラムが アンダンテ・フェスティーヴォ、弦楽トリオ、そして弦楽四重奏「内なる声」
これは、注目であります!
リハーサルの後は、
毎度お馴染のラハティ市の図書館。ラハティライフには欠かせないところです。
CDや楽譜、書籍資料がかなりの数を一度に借りられます。
部屋で昼食を自炊の後、近所のマーケット広場でコーヒーを。
1時間ほど、マルヤッタさんのお子さんたちともご一緒しました。
12年間の成長に毎年出会えるのって、とっても嬉しいです。
去年見事な巻きずしを作ってくれたAlarik君、もう14歳です。日本のお土産のTシャツを着てくれました!
いつか日本にも来てほしいな。実はお土産に持っていった子供用のサイズがすでに小さくなっていて・・・
お父さん用に持っていったものを来ています。(お父さんのKjelさんにはちょっと小さかった!(>_<))
子供の成長は速い!!
そしてEmmaちゃん。もう私と体格が同じです!17歳。今ジャズ・ブルースのヴォーカルを習っているそうですよ。子供の頃から絵が上手で、それも引き続き書いているということ。楽しみですね。
二人の英語の上達に負けないように、こちらはフィンランド語を勉強し続けないと・・・(T_T)
今日のヴェシヤルヴィ、湖には怪しげな人が・・・
実は・・・
アイスクリーム売りの船
まだ少し暖かな日中もあるので、この売り場が残っています。
さすがに冬にむけてはいません。
さて、私自身のリハーサル、譜読み開始です。
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