弾く6

Beethoven piano sonata op.22

大変久しぶりのベートーヴェン。ピアノソナタ全曲弾いてみようプロジェクトがしばらく中断した。再開の1曲目は、第11番。作品22変ロ長調。1800年に完成しているので、交響曲の第1番と同時期。この曲も自分は初見。子供のころだったら、おそらくすぐに投げ出してしまったと思う。しかし今回も第2楽章に惹き込まれた。なんと優美で、悠久の時間、時空を感じさせる作品であることか。4楽章形式のソナタ。この後に作曲されるオペラ、序曲にある音型の変化で加速テンポを鮮やかに表現する姿がすでに見えていた。

「弾く」が止まっていた理由は、ひとえにオンライン授業の準備。これは大学に勤める者として大切な仕事。
学生たちはもちろん、大学そのものもこの事態に対してどのようにしたらよいのか、ある部分途方に暮れている。前例はない。すべて未来への試行錯誤。緊急事態宣言の解除がそろそろ言われてきているが、地域の差が出てくる模様。教育現場の再開も、手探り状態はまだ続くことと思う。母校、国立音大は学科授業に関して6月一杯のオンライン授業を言われている。この先変更の可能性もあるが、まだまだ通常ではない形の準備が必要。

指揮法研究のオンライン授業は、自分の中でプランがすぐに浮かんでくる。しかし吹奏楽授業のオンラインは難しい。演奏できない状態で、学生たちの授業をどうするか。特に自分が担当するBブラスは、1,2年生の吹奏楽。彼らは学科授業が多い。どの教科の先生方もしっかりと準備をされていることと思う。受け取る学生たちもいささか大変か・・・。
吹奏楽は後日なんとか補講、臨時練習の形で大学でのリハーサル再開となった時に、合奏練習をまとめて行える形になってほしい。

ピアノをまとめて弾けない日が続き、さすがに心身おかしくなってきたのを自覚。
時間管理をより厳しくして、個人的ノルマとして行ってきた諸々のこと、再開させる。



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