第8回定期演奏会、終了いたしました。
この状況下で満席に近いお客様のご来場、本当にありがとうございました。
当日券売り切れでご入場いただけなかったお客様があったことを後から伺い、
大変に申し訳なく思っております。
今はただただ皆さまへの感謝しかありません。
そして指揮官としての自分の未熟さも痛感しています。
この半年はオーケストラにとってもいろいろなことを抱えていた時間でした。
リハーサルの最後に震災の影響を受けたことは確かにありましたが、それ以前に取り組むべき問題は多々。
その中で、とにかくシベリウスを演奏したい、この作品たちを演奏したい、このオーケストラで演奏したいというメンバーが集まっての公演でした。
演奏上の問題点は最終的には指揮官にあります。
さまざまな想いをもちながら、また厳しい状況下多忙であったり疲労が蓄積していたなか、
素晴らしい音楽への情熱で奏でてくれたメンバーには深い感謝を。
また後で詳細アップします。
今は、ただただ
ありがとうございました。Kiitoksia!
コメント
コメント一覧 (4件)
初めまして
昨日、初めてアイノラ交響楽団の演奏会に行かせていただきました。
まだ感動さめやらぬままです。
私が通っていた高校にはオケがあり、シベ2は、その時演奏した思い出深い曲です。シベ2を聴きながら、一緒に演奏した先輩や友だち、合奏室の風景などを思い出し、胸がいっぱいになりました。
Andante Festivoも大好きな曲で、震災後、まだ連絡のとれない大学時代の友だちへの思いもあり、涙が止まりませんでした。
先生のように優秀な学生ではありませんでしたが、私も国立音大のⅠ類出身です。(先生の方が少しお姉さんかな?)
音楽と真摯に向き合う先生のお姿とすばらしい演奏にたくさんの感動と勇気を頂きました。この思いを忘れないように、頂いたアルストロメリアとソリダコを写真に残しました。
本当にありがとうございました。
「シベ2」と言えば、ふだんはシベリウスを取り上げない指揮者でも
プログラムにのせますが、「大袈裟な音響の伽藍だけで中は空っぽ」だったり、
楽想がバラバラに陳列されているだけで統一感のない演奏だったりで、
ガッカリということがよくあります。(しかし、シベリウスへの傾倒が
半端ではない新田先生とアイノラ響の「シベ2」では、そんな懸念は無用でした)
端正なスタイルながら凝縮された質の高さで勝負するという正攻法で
またまた名演の誕生でしたね!
いわば「通俗名曲」ですから、聴き手は「感動と興奮が当たり前」と期待して
来場するはずですが、期待された通りのことがキッチリできるとは凄いことです!
(マリナーズのイチローみたい)
場数の少ないアマチュアオケの皆さんをこれだけの高みにまで導いて来られる手腕は
生半可ではありません。(気づかぬ音楽評論家と言われる方々は「聴覚障害者」なの
でしょうか)
「ペレアスとメリザンド」もpppの静謐な世界を実現させていましたね。
(ところが、運悪く隣席の爺様のzzzzz、zzzzzで台無しでした)。
もうどこへ出しても一流の名演として通る「アンダンテ・フェスティヴォ」、
どんどん風格が出てきましたね。
「本物のシベリウス」を有り難うございました。
次回は6番と佐藤まどかさんのV協!これはどんなことがあっても聴き逃せません。
>愛ラブ・ピアノさん
こんにちは。コメントありがとうございました。ご来場本当にありがとうございます。同窓生なのですね。嬉しいです。私も高校生の頃はオーケストラ三昧でした。演奏を喜んでいただけて、我々もほっとしています。
ご友人のご無事を祈り、いつかその方にも音楽の響きが届きますことを、願っています。またお聴きいただける時がありますように。お元気でお過ごしください!ありがとうございました
>junsinさん
いつもご来場と応援を本当にありがとうございます。
身に余るお言葉、恐縮です。メンバーとともにかみしめたいと思います。
半年のリハーサルの中で、自分の内側が少しずつ変化していきました。それは2番の解釈にも大いに影響しています。シベリウスの真意にはまだまだ届いていないと思いますが、次の機会までまた研究を続けます。
アンダンテ・フェスティーヴォはアイノラ響の誇るべき財産だと思っています。それは日々の積み重ね以外の何物でもないからです。
また次のシベリウスもお楽しみいただけるように、がんばります。
本当にありがとうございました。