リハーサル再開

震災後、初めてのオーケストラリハーサルのあった昨日、
4月3日に予定しているアイノラ響の集中リハーサルの土日が終わった。

昨日はまず開催に向けての意見交換会から。
様々な意見が出た。
結論はアイノラ響のホームページに掲載されましたが、
演奏会は開催する。

ただし、不測の事態が発生した時は中止とする。
アイノラ響はこのように公演に向かいます。
様々な対策、準備、等等 メンバースタッフが会場としっかり打ち合わせをしながらすすめています。

メンバーに仙台在住の方がいらっしゃいます。ご無事です。しかし演奏会参加は難しい。
とても残念ですが、またいつか一緒に奏でられる日が来ることを待っています。

昨日は13時から話し合い、14時半頃からリハーサル、20時過ぎまで。
ペレアスとメリザンドと交響曲を。
いつものリハーサルどおり、アンダンテ・フェスティーヴォから。
先週リハーサルは取りやめています。2週間ぶりのアイノラ響の音。
心に染みました。音の中にメンバーひとりひとりの想いも感じられ、
この曲の旋律は、まさに祈り・・・・・・

ペレアスはもう一息、あと2週間、磨き上げます。
交響曲・・・間があいていたのにずいぶん良くなっていました。
これはメンバーの自主的な分奏、パート練習などなどの成果。
最後にはじめて通しましたが、この曲もメンバーの強い想いが見事に音になっていました。
そこは甚大な被害を受けた被災地の皆様への想い、
それぞれが感じた怖れ、それに立ち向かう想い、未来への強い歩み・・・
そんなものが音の背景にしっかり見えました。

予定より早めでしたが、切り上げました。交通も完全に回復していません。
夕方に少し大きな余震もありました。

そして本日
序曲もずいぶん良い流れになってきました。

メンバーが集っていろいろ会話をして、お互いの無事の確認をし、体験を語る・・・
それだけでずいぶん不安もぬぐわれたと思います。
心配不安から体調を崩している人も出ていると聞きます。
これだけ離れた地の我々でさえそうなのです。
現地の皆さんの不安心細さ、はかりしれません。

そして自ら音を奏でる、そのことで日常への気持ちが戻ってきたという声もききます。

プロの楽団も、アマチュアの楽団も、開催、中止・・・いろいろな結論を出しています。
会場の破損、メンバーが集えないこと、停電区域などなど、現実的に様々な理由があります。
そして、今この時期に開催することへの疑問というものも、もちろん話し合いの場に出てきます。

そのことについては何度も触れたのでもう書きません。
私はそれぞれが活動の歩みを止めないこと、その前向きのエネルギーをどんどん拡散させて、
より力強い支援活動を展開できるようにしてゆくこと、
それが何よりのことだと思っています。

都内に出てみてあらためて思います。
電力不足による生活ペースの変化、省エネへの工夫、お互いに我慢すること、
それらを行いながら、街の灯を消さないことも心がけなくてはいけないと・・・。

現在多くの寄付や支援を実際に行える皆さんは、そのお仕事で大きな功績をあげている。
それをストップさせては、今後力になりたくともできない。

すべてを投げうって、被災地の皆さんのもとへ何かできることを行いに駆けつけたい!
この想いは、本当に多くの人が持っています。
役に立つものを送りたい、手伝いたい、厳しい環境が一刻も早く改善されるように何かを・・・・・と、

でも一歩冷静になると、それを現実に一斉に行うことが 大変な混乱をもたらすという事実を、
16年前の被災者の方々が語っています。
今回、人や物資を運ぶ必要のある地域が広範囲。道路がようやく通じて、海路も少しずつ復旧してきている。
急ピッチで不足のものを運び、必要な人手を送り・・・・という最も大事なことがようやく歩みを見せている。
これからの最大の課題は被災者の方のこれからの住居。経済的基盤作り。
並大抵のことではない。

だから国のリーダーはいち早く、予測される事態をもとに、
これからの日本の歩み方についても触れたメッセージを発することと、
具体的な設計図を作るための「良いチーム」の編成を必要とすると思う。

他の自治体の動きが活発だ。
母の故郷浪江町は埼玉県にまとまって現在避難している。
何かできることはないだろうか・・・・。

原発については報道を信じ余計な心配をしない。

明日は春分の日。
被災地の皆様の心に、春ができるだけ早く訪れますように。

 

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