余震も止まりません。
震源が三陸沖、宮城沖、福島沖、茨城沖、そして千葉房総沖、長野・・・・
いずれの震源でも関東は揺れます。
震源近くの皆さんも、震度6前後では相当に恐ろしい想いをしていらっしゃるのではと思います。
昨夜、南相馬に住む母の姉たち2家族の無事が確認できました。
一軒は小高区、一軒は原町区、二軒とも津波の被害は免れたものの、原発の避難区域です。
これからまだ状況が案じられます。ひとまず無事であったこと、母も何より嬉しいことでしょう。
しかし、母の生まれ故郷 浪江はいまだ多くの人の安否が不明です。
幼いころ度々遊んだ請戸の浜は変わり果てた姿です。
ついさきほど、栗原市に住む高校の先生からメッセージが届きました。震度7の激震地です。
昔指揮法をレッスンしたことがある人ですが、案じていました。やっと携帯が通じたということです。
無事で良かった。
週が明けて大混乱、
これはあまりに多くの事象が重なっているため 判断とスタンスの基本を誤っていることで起こっていることと私は思っています。それぞれの現場の方は皆さん必死に頑張っていらっしゃるのですね。しかし大枠をどのように指揮してゆくか・・・が、どうにも定まっていないので良い結果が出ていないと考えています。
福島にある東電の原発は首都圏の電力です。
我々が不便を感じても我慢するのは当然のことだと思います。
しかし、今後被災地を支え、助ける力を持ち続けるためにも その活動をマヒさせる対処は問題です。
技術的なことは不明なので、あくまで感想ですが
首都圏の生活のスピードやレベルを全体に落とすことで、相当の節電になるでしょう。
電車の本数を減らすこと、計画的な日々の時限停電を行うこと、身近な節電を徹底すること、
それを首都圏の義務とする・・・・その一言があれば 私はだれもが納得すると思います。
生命の危機に直面するような停電は良くない、停電が数時間あっても大丈夫な人もいる。
条件はいろいろです。
ましてや震災で被災した地域も計画停電の区域にしてしまうのは、やはり問題だと感じます。
全体の本数が落ちても、ゆっくりでも 目的地につながっていれば、なんとか利用者は対応ができる。
本日の鉄道の分断された運休は、やはり報道にもあるように「活動停止」を招いてしまう。
現在の原発の様子は非常に危険と背中合わせと見受けられます。
専門家先生方や関係者は「安全だ」とメッセージを送りますが、一方常に最悪のシナリオをもとに・・・という、
もっとも政府が取らなくてはいけない態度と対策が見えていた方が、国民も心の準備ができます。
政府の発表、東電の発表、いずれを見ていても ??の発言が多いと感じます。リーダーが「・・・させていただきます。」という言動をするのは、特にこのような緊急事態の時には全く意味がありません。
そして「ことば」の持つ力を感じていない、意識していない発言がとても多くて・・・
内向きに説明することと、外向きへの発信は明確に分けて対処しなくては、何も伝わりません。
リーダー(指揮者も同じですが)、何を優先させるべきかを間違えると、とんでもなく現場は迷走します。
ゆっくり時間をかけてリハーサルをしていける状況ではない現在、ぶっつけ本番でも結果を出すような指揮者のごとく、決断力と明確なビジョンを貫く強さが、リーダーの発言にほしいと切に思います。
メンバーの(国民の)顔を一人一人みながら、いろいろな条件を鑑みて、ゆっくりリハーサルを積み仕上げてゆくこととはわけが違う。
現在の政府は「良い感じにきこえることば」をたくさん発します。
発するTPOを間違えていると感じることが多いです。
福島原発は今後以前のような働きを戻すことは難しいということを睨んで、水面下で動いてほしいと思います。
また、日本全国現在は同様に危険な状況であることも充分に想定して、行政機能が破壊しないような分散の動きも始めてほしいなと思います。
多くの人が頭の片隅では危惧していた事態が、ついに現実になってしまったということです。
各地の被災地の皆さんの状況は深刻なものになっていることは多くの国民が報道で知っています。
まずは、救ってほしい。それを優先させる動きを第一に・・・・
そして実はあまり報道されていないけれど、関東の被害も部分的に深刻です。
叔父一家が住む浦安の海岸沿いの街、高層住宅や集合住宅が並びますが、液状化現象があちこちで見られています。もちろん現在断水だそうです。マリンスタジアムが使用できないのは報道されています。
まさか・・・や、大丈夫・・・などの言葉が過去にあったことは忘れたほうが良いのでしょう。
もう我々は現実に体験してしまったわけです。自然の脅威を。そして人間と自然の距離の難しさを。
千葉のこの家の周囲、大きな道路へのバイパスになっていますが、昨日から緊急自動車が通る音、ヘリコプターの音が増えています。日本全国各地の支援機関が北に向かっているとききます。その皆さんを何かの形で支えることができれば・・・・と、思います。現在の厳しい現場に素人は入れません。その後の長期的な支援の力になれることを、考え続けたいと思います。
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