Helmikuu  2月 如月

2月に入りました。
関東は相変わらず快晴です。
フィンランドの師匠オスモさんの誕生月でもあります。
今週、オスモさんは古巣ラハティ響で定期演奏会があります。
詳細はこちら
オスモさんと出会ってから10年が過ぎましたが、後半5年の変化は激しかった。
プロフィールのお写真もどんどん変化しています。
このラハティ響とのコンサートも、プログラムが非常に魅力的で・・・
この時期にフィンランドにいられないことを、ちょっと残念に思ってしまいます。
「どこでもドア」は、開発遅れているのかな・・・・・

さて、コメント欄に書いたことに少し反応があったのでこちらをご紹介

*大阪大学大学院理学研究科とユヴァスキュラ大学数学理学部が交流協定調印 
昨年9月の大阪大学の視察団のフィンランド訪問がきっかけとなって、2010年12月に大阪大学大学院理学研究科とユヴァスキュラ大学数学理学部が学術交流協定と学生交流協定を結びました。

フィンランドセンターのニュースレターからの引用です。
このほかにも日本全国教育機関や研究グループがフィンランドの教育機関と連携をもって何かを行うということが、非常に増えています。「教育水準世界一」というニュースは地球上に回っているようですが、「フィンランドに学ぼう」と、様々な方面で動いているようです。

このような企画もあります。
2011年2月4日 学術総合センター2階(東京)
セミナー「フィンランドと日本の大学改革 第2回フィンランド日本高等教育セミナー」
国立大学財務・経営センターとヘルシンキ大学の共催による、フィンランドと日本の大学改革についてのセミナーが東京で開催されます。参加希望者は2月1日までに国立大学財務・経営センターへお申し込みください。詳細はこちら

最近とみに思うのですが、明治以降の日本の学びの姿勢はどの分野でも素晴らしいものです。
でも日本のことを学んでいただく、知っていただくことへの動きは比較すると圧倒的に少なかったですよね。
どんなことでも最終的には日本独自のものが必要だと思います。それを自信を持って他国に顔見せできるように、磨いてゆくこと、発信すること・・・一部のカルチャーだけではなく どの部分でもその力を持つ人間を育ててゆくことが大事かなと・・・思います。独自と独善は違う。学びと真似も違う。
でも発信するためには、相手も知らなくてはいけない。
伝達手段としての語学も日本はやはりがんばらなくてはいけないと思う。学問ではなく。
100パーセントできなくては発言してはいけない・・という間違った雰囲気はとっぱらって、
大いに間違えるところからどんどん発する・・・(英会話教室のまわしものではありません(>_<))

自分は、それでフィンランド語を現地で覚えてゆきました。何しろ研修中のリハーサル会場では、指揮者もオーケストラもフィンランド語でやりとりをしているので、ちんぷんかんぷんで帰国するわけにはいかなかった・・。
同時進行でフィンランド語によるフィンランド語学習者のためのテキストで学問としての語学を学び、学校というところで学んだのは実は帰国前の約一カ月、ヘルシンキ大学の夏期講座での集中講義だけです。研修から戻ってからは、往復する中でのフィンランド滞在でのフィンランド語シャワーと、東京でフィンランド人の先生のプライベートレッスンが学びの場です。(最近非常にご無沙汰になってしまい、猛省です)
まだまだ未熟者なので勉強は継続しますが、語学は日々のものだと痛感します。

指揮者という仕事のかなりの割合はコミュニケーション力です。特に現代は。
欧米の指揮者でも他国の言葉が苦手な人もいます。そのことでとってももったいないような状況を招くこともあるとオーケストラメンバーからききます。
深く関わる仕事をするほどに、やはり言葉は必要だと・・・・思う日々です。
若い世代の指揮者は見事にその辺の壁をクリアーしている人が多い。
たくましい力だなと感じます。

さて二月は公演が続きます。
来週は特に、乗り切れるように体力もつけておかなくては。。。
リサイタルの伴奏のあと、盛岡での初リハーサル、そして東京に戻ってコンサート指揮。
今週中に様々なことを片付けておかなくては。

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