Tristan und Isolde

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全5公演のラスト、新国立劇場に行きました。
マエストロ大野和士、東京フィルハーモニー交響楽団
Tristan  Stephen Gould
Marke    Guido Jentijens
Isolde    Irene Theorin
Kurwenal  Jukka Rasilainen
Melot   星野淳
Grangane  Elena Zhidkova
Ein Hirt  望月哲也
Eint Steuermann 成田博之
Stimme eines jungen Seemanns  吉田浩之

2時開演 終演7時45分
休憩2回 それぞれ45分ずつ。長い公演です。
演出 David Mcvicar  美術 Robert Jones

1幕、2幕、3幕と 響きとステージの光の協調性が増して行ったような印象を受けました。
マエストロ大野の緻密な設計とバランスが、演出、美術のトーンとアンサンブルをしていることを強く感じましたね。全公演見に行った人、4回見に行ったという人、複数回足を運んだ人も多かったようです。
「今日が一番素晴らしかった」と、知人が語っていました。

休憩時間ロビーで中学の同級生の山崎太郎さんと会いました。
今やワグナー公演には欠かせない人となっています。今回のプログラムにも作品ノートと解説を執筆されています。ワグナー協会の皆さんはブースを持って、皆さんロビーでつどっていらっしゃいましたね。
シベリウス協会も最近はシベリウス公演関係でそのような場所を持つことがあります。

シベリウスとワグナー、決して無関係ではないのでいつか何か企画を考えたいなと個人的に思っています。
シベリウスの1800年代の作品には多くのワグナーの影響が見えます。トリスタンを聞いていて改めてそれを感じましたね。

大野さんのステージを拝聴するのは久しぶりです。
現在最も忙しい日本人指揮者ではないでしょうか。大きな責任を背負って世界と日本をまたにかけて活躍。
本当の意味での国際的指揮者です。

いろいろ無理をされていたようです。
大変残念ながら今週の東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会は降板されました。
ドクターストップということです。
ゆっくりと静養されて回復を心より祈っています。

オペラ公演はあまり足を運んでいない自分ですが、久しぶりの劇場ではいろいろなことを体感し思考のひとときともなりました。主役二人ではなく、従者クルヴェナール、侍女ブランゲーネの存在意味というものを、音楽とともにとても感じさせられた公演と思いました。クルヴェナールとトリスタン、ブランゲーネとイゾルデの間にあるものが、トリスタンとイゾルデの関係が内向きに強くベクトルが働くことを、今一度現実空間に引き戻すという作用、それをなぜかとても感じましたね。山崎太郎さんの解説を読むと、シンメトリーという作品の構成が出てきましたが、まさにそのこともとても感じた舞台でした。
演出や美術がとてもシンプルで象徴的であり、しかし音楽の本質から近いところにあるものに自分は感じたので、とても気持ちがよかった。
久しぶりのオペラ劇場からは、多くの宝物をもらったように思いました。

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そうそう・・
 

新国立劇場にいた4色リボンの「くま」たちを千葉につれてきました。(^^)v

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