シベリウス国際会議三日目

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朝は6時頃起床。静かな朝ですが、ひんやりした空気が本当に気持ちが良いです。
構内の庭にはリスがたくさん棲んでいて、研究発表の最中もガラス扉の外側に度々顔をのぞかせます。
時々木の実を置いていきますよ。勉強している我々に差し入れかな・・・(^^ゞ

今日も朝9時半から開始。前半はCassazioneのスケッチ研究やLemminkainenのスケッチや初稿ソースから見た作品成立についての発表、Sym4の第1楽章冒頭部分のcis音にこだわったスピーチもあり、なかなか身近な話題が盛りだくさんで興味深かったです。

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みっちりと聴講した後はランチ、
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本日はチキンのスパイシーソースとクスクスでした。実はちょっとクスクスが苦手で・・・・・・・・・<(_ _)>
 

午後からは声楽曲をフューチャーしてのスピーチが続きました。
そして夕方に声楽とピアノのコンサートです。

本日のソロはAnnika Riouxさん。ドイツ生まれの方です。ドイツで勉強されて現在はチェコに御縁があります。
曲目は次のとおり

Illalle  op.17-6 (1898)
Våren flyktar hastigt  op13-4 (1891)
Jag är ett träd  op.57-5(1909)
En blomma stod vid vägen  op.57-2(1909)
Näcken  op.57-8 (1909)

Caprizzio in Bflat minor (1895)
Pan and Echo op53(1906) piano transcription(1907)
Valse lyrique(1919) preliminary version of op.96a combining material from Syringa(1914) and Granen (1914)

Sehnsucht op.50-2 (1906)
Im Feld ein Mädchen singt  op.50-3 (1906)
Die stile Stadt  op.50-5 (1906)
Rosenlied  op.50-6(1906)
Demanten på marssnon op.36-6 (1900)

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グラスベック氏の絶妙な伴奏もあり、それぞれの作品の色分けがしっかりできていたように思いました。
プログラム中間のピアノソロの曲はいずれも大変に興味深く、また素晴らしかったです。
Pan and Echoはピアノ版があるということを不覚にも知らなかった。入手したいと思いますが・・・・。
ワルツの合体作品は面白かったですよ。
 

皆さん気持ちものびやかに豊かになったところで場所を移動。

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英国のフィンランド大使がこの秋から新しく赴任されたということ。
この会議のためにオックスフォードまで御夫妻でいらしてくださいました。
シベリウスがこうして世界の研究者や音楽家を結んでいるということに触れながらのスピーチでした。
非常に音楽や文化全般にも造詣が深いと感じました。おおらかでたくましく視野が広く・・・政治家はかくあるべしと感じます。

本日のディナーは大学構内のホールにて。皆さんで一緒に頂きました。

 

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ブレックファースト、ランチと同じ部屋なのですが・・・・雰囲気がぐっと変わります。
 

 

dinner meel.jpgメインはやはりビーフでした。とてもとても全部はいただけませんでした・・・・・ごめんなさい。
自分がホアグラ状態になりそうな気分です。昨年あたりからずっと魚をメインの食事に慣れていて、
圧倒的に野菜を多く、全体に量は少なめ・・・・の食生活だったので・・・・
<(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)>

でもいろいろなお話もできて、楽しい時間でした。

 

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私のお隣は、フィンランドのシベリウス協会の一つ、ハメーンリンナの協会の事務局長です。
ハメーンリンナには近年新しいホールが建ちました。ラハティ響は定期的にそのホールでも演奏をしています。
私も2回聴きに行っています。そのホールで働いていらっしゃいます。
 

 

さて明日は午前に6名の発表があります。そしてランチを頂いて終了!
バスでオックスフォードを発ち、ヒースロー空港からフィンランドに戻ります。
 

研究発表もプレゼンテーションのスタイルにより、かなり理解度が変わるということを痛感しています。
いろいろなヒントと考える方向性を頂いています。

ではまた!!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ユリ先生
    お疲れ様でした^^グラスベック氏の演奏は忘れられません!
    なかなかボリューミーなお食事ですね!クスクスは・・・・me tooです。

  • >智子さん
    コメントありがとう。グラスベックさんは今回も素晴らしかったですよ。作曲した当時のシベリウスが乗り移っているような、そんな印象を受けました。
    クスクス・・・・クスクス・・クスクス・・・なんかお皿の中でみんな笑っているように感じるのです。口に入れたらくすぐったくて。

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