とても涼しく爽やかな朝でした。お天気もよく、英国ガーデンの花々も嬉しそう。
8時から朝食です。
本当にハリーポッターの世界のミニチュアでした。
長い机、長い椅子、セットされたテーブルに同じ料理が並び・・・。
食材もパンやシリアルの種類も北欧とは違う製品が多い。正面のステンドグラス下には、教官用に一段高くなった席が設けられています。今回はその位置には誰もいませんが・・・・。
朝9時半からいよいよスタートです。
まずはホスト役の英国シベリウス協会のアンドリュー・バーネット氏、そして国際シベリウス会議の委員であるベイヨ・ムルトマキ氏からご挨拶。
その後良いお天気なので、まずは全員で記念撮影を!ということで中庭へ
これだけの人が集まっています。
10時から早速30分ずつの発表です。ホスト側から「30分を過ぎたら止めます・・・」という厳しく楽しいお達しもあり和んだ雰囲気でスタートしました。かなりの人数なのでお互いに時間を守らないと終わりません。
午前中に4名。アナリーゼあり、自国のシベリウス演奏の紹介あり・・・そしてこの方
タヴァッシェルナ執筆の「シベリウス」を英訳なさったロバート・レイトン氏です。1930年生まれとおっしゃっていました。多くの皆さんの親愛と信頼を受けている方だとすぐにわかりました。会議の雰囲気が変わりましたので。
12時半からランチです。
素朴な味です。お魚のフライ、ポテト、グリーンピース。そしてこの後チーズとフルーツが続きました。
なかなかカロリーは高いな・・・と思いつつ、頂いてしまいました。
13時半からはいささか会議が紛糾?
内容がポリティカル研究ということで、シベリウスの後半の人生において国家間の問題を含んでの発表でした。
危うく止まらなくなるところでしたが・・・・
ティータイムで一息ついて、会場をピアノがある部屋に移しました。
アナリーゼが続きます。若い研究者、すでに教授の方、様々な立場と研究の視点で発表が続きます。
そして
フィンランドシベリウス協会ラウリ・タラスティ会長によるお話。
まずは今年の11月に開催されるシベリウス国際ヴァイオリンコンクールのご紹介。
219名の応募があったそうです。38カ国から集まり、もっとも多い申し込みが韓国、そしてロシアということでした。44名が11月からの審査に臨むそうです。
そして
アンドリュー・バーネット氏がシベリウスメダルを受賞しました。
これはフィンランドのシベリウス協会が贈る賞です。
フィンランドには3つのシベリウス協会が存在しています。本部・ハメーンリンナ、ヤルヴェンパーです。
いずれもシベリウスの人生に深い関係があった場所です。
さて次回の国際シベリウス会議2015年開催(シベリウス生誕150年)開催地はどこでしょう・・・・・
まだ内緒です。
世界にはシベリウス協会が5つあります。
・ノルウェー ・ドイツ ・英国 ・USA ・日本 です。タラスティ会長にご紹介をいただきました。
さておまちかね、会議の中では2つコンサートが開催されます。
第一弾は、フォルケ・グラスベック氏のピアノ、そして佐藤まどか氏のヴァイオリンコンサートです。
打ち合わせ、セッティングが終わり・・・・・
19時からコンサート。
まずはグラスベック氏のピアノソロで、13の小品 作品76.
素晴らしかったです。独特の語り口がある方ですが、説得力が違います。
シベリウスが何を考えていたのか、何を音に託したかがすべて理解されているという印象を受ける演奏でした。
そしてデュオが続きます。
5つの小品(1886-87)
Grave 二短調 (1891-94)
ロマンス ヘ長調 作品78-2(1914-15初稿版)
ノヴェレッテ 作品102(1922)
田園舞曲集 作品106
お二人の息はぴったり。表現力豊かな演奏で会場も湧きました。
皆さんの称賛をうけるお二人です!!おめでとうございます!!!お二人とも良い顔です。グラスベック氏は演奏のほかにも研究発表もあった本日です。
明日もソプラノの方の伴奏をなさいます。いつも大活躍なのだそうです。
グラスベック氏とバーネット氏と一緒に!
ちょっとひんやりのオックスフォードです。少し暖かい恰好をしています。
明日も8時朝食からスタートします。
寄宿学校に入学した気分??
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