オックスフォードに到着しました。ロンドンのヴィクトリアコーチステーションからコーチに乗り90分。
丁度ヘルシンキからラハティという時間感覚です。バスの車窓の風景はだいぶフィンランドと違います。
上の写真はオックスフォードで最古のカレッジ。1264年創立だそうです。マートン・カレッジです。
そうです、皇太子殿下の留学なさったところ。英国最古の図書館はこの中にあるそうです。
オックスフォードは本当に大学が多いのだということを街を歩いて実感しました。
大学なのか教会なのか・・・その外壁ではわからないようなところも多く、歴史を持った街であります。
こちらは聖メアリー教会。教会の成り立ちなど不明な点も多いそうです。現存する最古の建物は1280年建築の塔だそうです。
数々の歴史を持つ建物の中に、モダンな造りのお店が美しく調和していて、落ち着く素敵な街です。
さて、第5回国際シベリウス会議です。
開催場所はこちら・・・・
Worcester Collegeです。1714年創立。コーチのバスステーションのすぐ近くにあり便利です。
このカレッジの中の二つのホールを会場としてシベリウス会議は行われます。
朝9時半から夜の8時まで、ランチタイムとティータイムを除いて30分ずつ、各国からの研究者の発表が続きます。明日の夜は日本のヴァイオリニスト、シベリウス協会の理事であり シベリウスのヴァイオリン曲研究で博士号を取得した、佐藤まどかさんがフォルケ・グラスベックさんとのデュオで演奏なさいます。
土日ともに朝から夜の研究発表が続きます。大学の集中講義のようです。
こちらが構内の会場の一つ。こちらでは演奏を含まない発表が行われます。そして本日の19時からウェルカムセレモニーがありました。到着した人が一堂に集い、グラスを片手にご挨拶のひととき。
ピアノのフォルケ・グラスベック氏は毎年のラハティシベリウス音楽祭でも大活躍です。
フィンランドのシベリウス協会からラウリ・タラステ氏も。お互いシベリウス協会の事務局長としてこの春にようやく直接連絡が取れたところでした。本日会場で「私がラウリ・タラステだよ!ようこそ!」と声をかけてくださいました。とてもおおらかでパワーのある方です。
フィンランド国立図書館にお勤めで、作品についていろいろお世話になっている、ティモ・ヴィルタネンさんもご挨拶できました。ラハティのシベリウスホールからも、アンッティ・ビヒネンさんが参加。政治的な側面の発表をなさるようです。興味深いところです。
そして英国シベリウス協会のアンドリュー・バーネット氏、今回の会議の責任者の立場でもあります。
多くの人が集ったこと、本当に喜んでいらっしゃいました。
同じく英国の協会からエドワルド・クラークさん。この方がここ数年もっともコンタクトを取らせていただいている方です。日本でのシベリウス演奏も度々録音をお送りして聴いていただいています。
これまでの私の演奏に実に的確に明確なコメントをくださいます。本日も早速、3番4番、そして7番やタピオラの作品について会話が始まりました。
ロシアから参加の女性の研究者の方ともお話を。声楽曲について発表なさるようです。
他にもお名前だけ著作から存じ上げていて、今回ようやくお顔がわかった人・・・・・たくさんです。
これから月曜日までたくさん勉強させていただきます!
セレモニーが終わって、佐藤まどかさんと軽くでかけました。まどかさんはロンドンに留学の経験があります。
英国はお任せ!
宿舎となっているのはこちら
お花もとても美しい敷地ですが、気持ちの良い環境です。
部屋の施設もなかなか良いです。シンプルですが必要なものはたくさん揃っています。
バストイレ付です。コンセントも多く、ネットもつなげます。机が広い!しばし滞在して譜読みを終わらせたい気持ちです。
明日は朝8時から構内で朝食。ハリーポッターの食堂の雰囲気かな?
そうそう、ハリーポッターの映画で使われた場所がオックスフォードにあります。
解説によりますと・・・ボドリアン図書館、そしてクライスト・チャーチだそうです。このクライスト・チャーチのホールが映画で度々出てくる食堂のシーンの会場だそうです。
オックスフォード、素敵な街です。
さてシベリウス漬けの日々が始まります。
コメント