Tapiola Sinfonietta による、シベリウス交響曲全曲演奏最終日。
もちろん、5番、6番、7番です。この順番で演奏されました。
ヘルシンキ大学祝祭ホールの前、大聖堂と元老院広場ではイベントが開催されていました。
少々(かなり)寒い中、皆さん歌ったり踊ったり・・。ヘルシンキフェスティヴァルも終盤です。
ハープが再び登場。バスクラリネットも見えます。二日目と弦楽器は同じ編成。
本日も18時45分からEero Tarasti氏のプレトーク。マイク問題も解決して皆さんじっくりきけたと思います。
プレトーク時にはさすがに満席ではなかったですが、3日とも通っている顔は覚えました。研究者、作曲家の方々もいらっしゃいました。オックスフォードでもお目にかかれる人が何名か。
演奏は個人的には三日間で最も説得力のある演奏であったと感じています。
オーケストラの皆さんも素晴らしかった。しかしセゲルスタム氏がやはり凄い。
演奏家であるオスモさん、作曲家であるセゲルスタム、やはりアプローチの根っこが違うのです。
そこを痛切に感じました。
両者ともに素晴らしく音符の行間を読み、分析、思考していると思います。
しかし描き方が違う。同じものを感じているけれど、見せ方が違う。
3曲とも実に考えさせられる演奏でした。オスモさんのしみいるような美しさ、哀しさという表現はできないけれど、非常に偉大な崇高な作品の魂を本日はみせていただいたと思いました。
楽譜的には、5番の1楽章のリズムの扱い、3楽章のダイナミクスの解釈、6番のテンポの解釈、冒頭のリズムの解釈、7番のテンポと楽器のバランスの扱い、そのあたりに面白い視点と解釈がありました。
6番のハープ、位置の問題もあったと思いますが、もう一段聞えてくると良かったな・・・。
本日はクラリネットも二人トップで交替で演奏していました。
5番と7番が以前ラハティでも一時首席を務めていたTuulia Ylönenさん。
6番がこれまでの4曲と同じHarri Mäkiさん。お二人ともよく動く人です!雄弁なクラリネットです。
演奏会の方は本当に満席。最後はスタンディングオベーション。
非常に素晴らしい演奏会であったと思います。
シベリウスチクルス・・・・・・大きな魅力です。
会場でシベリウス協会理事の谷口さんにお目にかかりました。
帰り道1杯だけご一緒いたしました。協会の未来の活動について貴重な御意見をいただきました。
ぱっと、事務局長の顔に変わる自分です(^^)v
街はたくさんの人でにぎわっていましたよ。
この寒さの中、屋外でもビールで乾杯しているグループが・・・・・
外はすでに8℃、9℃という状態です。
今日の昼間はラハティの図書館へ。
何やら下の方に、よく見た顔がありますが・・・
大変に立派な写真集、いえオスモさん55歳の人生を振り返った立派な御本です。
そのほかCDたくさん、楽譜たくさん。冬の伴奏の準備もあります。
来週からのピアノ練習の部屋を早速予約してきました。図書館の中にあります。
アップライトでありますが。
寒さの為か、少し胃腸が弱っていますね。
しっかりしなくては。たいむいずまねえ Time is moneyです。
コメント
コメント一覧 (2件)
今日、車を運転している最中聞いていたラジオで「フィンランドの???で行われたエアーギター選手権大会で????が優勝し2年連続の栄冠を獲得しました!」と
シベリウスの母国で、エアギターの選手権大会が行われている…!!!
この国の人達は非常にマルチな芸術観を持っているのでしょうか?!?!
>オケ・ロージン様
こんばんは。エアギターはお馴染になってきましたね。
第15回目だそうです!優勝者は昨年と同じフランス人であったということ。確か日本人も少し前に優勝していたような・・・・・
奥様を抱えて走る競技もある国です。
面白いところです。(^^)v