本日もよい天気で気温が高いラハティです。
シベリウスホール(sibeliustalo)の前です。アーチストドアの辺りです。
シベリウス音楽祭のチケットを受け取りに来ました。
しかあし・・・チケットボックスが開くのは午後1時から・・・・・
ホール周辺散歩をしました。
この姿が、街の方から歩いてくると目に入ってくる風景です。
ホール前は空き地になっていて、駐車場になります。時々イベントの大きなテントが立ちます。
昔はこのようなものはなかった・・・
ホール前にある、タクシーやバスを待つ人の屋根付き椅子?自転車置き場?
とにかくこの10年少しずついろいろな施設が整ってきています。
このホールは「温室だ」と言った音楽家もいましたが、内側は木造、外側がガラス張りです。
ロビーの後ろに湖側の風景が見えます。
ホールの裏側、湖側の姿です。湖の風景がガラス窓に映って美しいですよ。
手前には小部屋がいくつも。これは楽員の楽屋というよりは、会議室になっていて、
いろいろな会議が開催されています。
ここからお客様は入ります。
このドアの前でチケットボックスが開くのを待っていたら、打楽器奏者のオッリ・ペッカさんが現れた。
久しぶり!ということで「こんなに暑い夏はめったにない・・・・ぶつぶつ」と話をして別れた。
彼はこの秋からアカデミーで勉強をするということで、オーケストラをしばし離れるそうだ。
そういうことが可能なシステムを持っているフィンランド。
彼はフィンランドの名手ライナー・クイスマ氏のお弟子さんで、彼もまた名手ですね。
ティンパニは素晴らしいです。さりげなく存在感のある響きを生み出します。
素敵なカフェをご紹介。シベリウスホールの眼の前にある「ピアノカフェ」
初めて入りました。気持ちの良い場所です。湖を見ながら、いつまでも腰が上がらなくなりそう・・・・
音楽祭の折にはぜひ!!
ホール、カフェはヴェシヤルヴィという湖の岸にあります。どの位置から見ても素敵な風景が広がる
シベリウスホールの周辺。音楽の前、後ともにきっと素敵な時間と空間が広がります。
10年かかってこの素敵な環境が完成しています。初めはほんとうにホールだけ・・・・ど~んと。
それが2000年でした。
第1回目のシベリウス音楽祭から11回目の今年です。
我ながらよく通っているなと思いますが、自分がその間にどんどん変化していることもあって、
毎年たくさんのこと得られているなと思います。
まだ研究途中の作曲家なので、新しい情報は毎年入ります。
指揮者がオスモさんからサラステさんに代わり、来年からはオッコ・カムさん。
日本にもなじみの深い指揮者がかじ取りをするオーケストラになります。どう変化するでしょうか。
同じシベリウスの作品に対して、それぞれのマエストロの取り組みは大いに違います。
そこは指揮者として注目するポイントです。どのように楽譜を読んでいるのか。
リハーサルやトークを通して得ることは大きいですね。
自分も発信するものとして、違う考え方を知ることは刺激的です。
同じタイプの人を見ていても、正直のところあまり面白くない・・・。
フィンランド人指揮者の良いところは、全員が違うということ。
基本を押さえながらオリジナリティを育ててゆくこと。自分の見方やり方に責任を持つという視点かな。
長いオスモさん体制から変化してゆくラハティ響。
指揮者の流れを見ると、どんどん世代が上の人に代わっていっているので面白いです。
オスモさんは新しいシベリウス象を描き上げた人、そこからフィンランドの歴史をさかのぼっているような状態に見えます。
9月9日からの音楽祭、楽しみですね。
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