Russia~Suomi

ということで、無事にラハティに戻ってきました。
おしまい・・・・・・・・

ではなくて、最終日が一番忙しかったかもしれません。
月曜日、火曜日がお目当ての博物館お休み。限られた時間でどこまで廻れるか・・・
少し強行軍だったかもしれない。気温も上がったこの日、母はちょっと疲れてしまった。

サンクトペテルブルクの地下鉄はモスクワよりも乗りやすく、わかりやすく・・・・
しかしトラムがまだ乗りこなせないので、地下鉄駅を乗り継いだり探したりする時間が結構取られました。
こちらの方が新しい街。そのためすっきりしたデザイン、構造の地下鉄なのですが、
それでも乗り継ぎの通路は結構いずこも距離があり・・・・また非常に深いところを走る地下鉄なので、
はじめにエスカレーターで下る時は驚く長さでしたよ。

初めに向かったのは「ロシア民族博物館」
ここは行って良かった!解説に「フィン・ウゴル族の展示が多い」とあり、行かねば・・・ということになったのですが、本当に多かった。そしてカレリア地方はもちろん、フィンランド語発生の地付近の民族の様子など、
見事な量の展示でした。写真撮影の許可をもらって「Photo」の印を首から下げて、にわかカメラマン風に廻りました。北欧言語の本で、フィンランド語と同系列の民族という項目を読んでいたので、その場所の民族の姿が写真や衣装、生活用品などの展示で見られたことには本当に嬉しかったですね。200枚近い写真を撮影してしまった!!

kantelesoittaja.jpgkantele.jpg

カンテレですね。上の写真のように日常の様子を人形で再現されているものがたくさん!

 

paraske.jpg

有名なラリン・パラスケをはじめとしたカレワラを詠うみなさん。
 

sori.jpg

クッレルヴォもこれに乗ったのかな・・・。
 

ロシアの大地には数多くの民族が住んでいて、その歴史は東西に幅広い様子を見事にあらわすものです。
人々の生活、言語、文化・・・東側と西側では大きく違います。それがすべてロシア。この大きさは大きな意味をもってくるでしょうね、これからさらに。つい先日政情不安を伝えられた「マリ」の地域の民族の様子も出ていました。

楽器も数多く展示されていました。嬉しいことです。

この博物館を後にして少し休憩をしながら向かった先は、国立劇場・音楽芸術館博物館。
ここが水曜日は13時からということで、スケジュールに困っていたのですが結局行きました。
場所を見つけるのに手間取ってしまいました・・・。
どうも地図の建物表記がアバウトだと、勘違いして路地を行ってしまいます。いかん・・勉強ふそくじゃ。

ここは内部撮影は駄目でしたが、面白かった。
オペラの舞台の歴史、ショスタコーヴィッチの音楽とともに映画や舞台の映像紹介、
そして実際にオペラの装置や小道具も見せてくださいました。。
「金鶏」の衣装デザインや、「ルスランとリュドミラ」の舞台の写真、シャリアピン時代の紹介、
楽譜はあまりなかったけれど、非常に興味深かったです。

あと一つ・・・リムスキー・コルサコフ博物館に行ければ・・・・・
しかしタイムアウト!
ホテルに戻り荷物を受け取り、タクシーを拾い、フィンランド駅へ。
ここも目的地フィンランドの名前が駅名になっています。
しかし、はじめタクシーの運転手さんはなぜか「ラードシュスキー駅」の方へ向かっていくことに途中で気が付き、「ニェット、フィンリャントスキー!!!」と叫び・・・・間に合いました。(^O^)/
後で調べたらラードシュスキー駅もフィンランド方面の国際列車が発着しているようです。
ガイドさんも言ってましたね、二つあるよ・・と。調べていただきフィンリャントスキーであると確定したのが一昨日。危なかった・・・。

多少ドタバタはありましたが、無事に乗り込みました

sibelius.jpgsibelius2.jpg

シベリウス号です。嬉しいですな。
正直フィンランドの車両に乗って、かなりほっとしたのは事実であります。
乗務員の雰囲気が本当に違います。

しか~~~~~し、

暑かったのです(>_<)
行きのロシア製寝台車は非常に冷えていました。
こちら、新しい車体なのですが、サウナのような暑さでした。
節約かな・・・・・・・・・・・・・?

およそ5時間の乗車。時差があります。16時30分発で20時43分着。
パスコントロールあり、両替サービスあり、ロシア語とフィンランド語のバイリンガルの子供あり、
暑いながらも楽しい車内でした<(_ _)>        かな?

ラハティではマルヤッタさんがご主人のチェリさんとともに車で待っていてくださいました。
本当に、ありがとうございました!キートスです。
さすがに最後の暑さは母もこたえています。少し疲れを取ってもらいましょう。
私は来週からの仕事に向けて、頭のリハビリを開始です。

ロシアの総括・・・・・
様々なシーンで自分なりに多くのことを感じ考えていましたが、
そう簡単に判断したりわかったつもりになっていはいけない。
ただ、
福祉の国づくりの北欧諸国と隣り合わせのロシアは相当に大きな違いが存在するということ、
それは間違えなく事実です。
人々の間に存在するストレス度のようなもの、それが全く違う。
「生きる」という同じ生命活動のタイプが違う。

諸々音楽で今後考えてみます。

久々に日焼けしました、私。
日本の夏でも長袖が多くて、日に焼けずに何年もきていました。
8月のコンサートまでに少し白くしておこう!(^^ゞ

さてあと1週間SUOMIです。
 

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