星空よ、しばしの別れじゃ・・・

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第51回国立音楽大学ブラスオルケスター定期演奏会、大盛況のうちに終了いたしました。
ご来場いただきました多くのお客様、本当にありがとうございました。
どうぞ、学生たちの演奏への率直な御感想ご意見、およせください。
我々は歩みを止めてはいけない学ぶ途中のものです。
皆さんの拍手、ご感想すべてが学びの大切なことばとなって残ります。

前日は本当に満席対策を考えていたのです。
本当の満席ではなかったものの、空席を見つけるのが困難な状況でありました。
本番はステージ裏に待機していたので、モニター越しの様子を見ていましたが・・・・
こんなに多くの皆さんの前で演奏できた学生たち、きっとこれからの大きな糧を得たことでしょう。

マエストロも蒸し暑い日本の気候の中、長時間のリハーサルありがとうございました。
多彩なプログラムの中、学生たちは一生懸命何かをつかもうとしていたと思います。

裏方をしながら、学生たちの様々な音がきこえていました。
「よい音」「嬉しい音」「素晴らしいソロ音」「うまく行った音」「ちょっと自信ない音」「張り切りすぎた音」「慎重になりすぎた音」「うっかりの音」「緊張の音」いろいろです。
作品の中での役割、ホールにあった響かせ方、その瞬間の流れに必要な音・・・・音の姿も様々。
それをすべて冷静に判断してコントロールして音を出す・・・・ただ気持ちよく出しているだけではない音、
そこには恐ろしく長く厳しい鍛錬があるのですね。
その厳しさをひしひしと感じながらステージに上る、そこで皆必ず大きなものを得ます。
その意識が低いと、何も得られない・・・・ただの通り過ぎる時間で終わる。
できるだけ多くの学生が、高い意識で目の前の作品にぶつかってほしいです。

ブラスオルケスターは裏方は学生が主体です。
インスペクターは、すべてを取り仕切ります。3年生です。
4年生は前年度の経験を生かしてスタッフとしてサポートします。
セッティングは頭脳派です。吹奏楽のセッティングは非常に多彩です。
それをいかに少ない時間で転換を行い、いかに効率よくステージを運んでゆくか・・・・
音楽的な効果を指揮者と相談しながら基本のセッティングを考え臨機応変に対応します。
そして下級生に指示を出し動かしてゆきます。
楽器の管理、ライブラリー、会計、録音・・・・
すべて授業に関わることに担当の係がいてその仕事を代代受け継いでゆきます。
後々自分の人生の中でそれは役に立ちます。
演奏家は自分だけでステージが成り立っていると思っている人はアカンです。

大学のスタッフも卒業生が多いです。皆さんの働きを拝見していると、
本当に素晴らしくて感動すること多々。
ステージが好きで、音楽が好きで、学生を好きなんだと思います。
こういう皆さんに見守られている学生たちは幸せ者ですよ、ほんとに。
本当に感謝です。

ということで、後期はシンフォニックウィンド編成となり、12月に定期演奏会を迎えます。
今度は自分がタクトを持ちます。珍しい曲が並びます。
ぜひ、またたくさんの皆さんにお聴きいただけると嬉しいです。

平日の夜の公演、終演して後片付け終わってホールを出るともう10時です。

明日は朝8時に出ます。お昼のフライトでフィンランドです。
夜空を見ながら帰ってきました。

しばし星空は見られなくなります。白夜の北欧・・・・・
闇夜がない3週間を送ってきます。

真夏のフィンランドも3年ぶりです。いつも初秋には必ず行っているのですが、この季節は久しぶり。
来年は秋にフィンランドでコンサート。この夏は久々に少し長い滞在の中で、いろいろ勉強をしてきます。
この秋から冬はロシアの作品を偶然ながら多く手掛けます。
それで・・・・というわけではないのですが、ロシアにも行きます。
ロシアは私は1995年に行って以来。15年ぶりです。相当な変化があるようです。
当時サンクトペテルブルクで演奏してきましたが、あの厳重な警戒、ガードマンに囲まれながら移動したこと、
懐かしい気持ちです。
母もロシアの土地を楽しみに待っているようです。

星よ、また7月末に会いましょう!

ブラスオルケスターの学生の皆さん、エキストラの学生の皆さん、
本当にお疲れ様。よい夏を送ってください!
後期に会いましょう。

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