近づいてきました

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こちらのコンサート。今週末です。6日(日)14時開演。国立音楽大学講堂大ホールです。
このブログをご覧いただいた方で演奏会にご来場くださる方は
ぜひこのウェブサイト「お問い合わせ」のほうへご連絡を。お待ちしています。

国立音楽大学の歴史が詰まっているこの演奏会。
まもなく40年目を迎えますが邦人作曲家の発掘、邦人作品を世に送り出すということを積極的に行ってきた授業の演奏会です。
我々の大先輩方がそのポリシーを持ち続けつないできた歴史があります。
吹奏楽がお好きな方も、普段吹奏楽を聞かれない皆様も、
日本の作曲家の響きをぜひお聴きいただけましたら嬉しいです。

シークレットソング・・・・北爪先生の作品はこのところ私も演奏の機会が増えていますが、
遠近感のある響きとともに、いつも大自然に抱かれているような感覚を持ちます。素敵な作品です。

ゴシック・・・木下牧子さんは合唱の世界でもたくさんの作品を発表されています。
このゴシックは背景に怖さも持った作品ですが、たくさんの音の織物の中に描かれる歌と踊りがどこまで浮かび上がるか・・・我々もがんばらねばいけません。

ラクリメ・・・「9.11」を題材とされています。とても奥の深い、文字通り祈りと哀しみに満ちた作品です。
後藤さんの多才な響きも魅力ですね。

残酷メアリー・・・これを高校生が委嘱したということ自体大変な驚きなのですが・・・。
昨今はいろいろなバンドで演奏されているようですね。
田村さんの作品は以前も手掛けて全員で脳味噌に汗をかきましたが、今回もここへきてようやく姿が明確になってきましたか・・・。
音大生の底力、どこまでたどりつけるか・・・最後まで頑張ります。

自分はこの4曲を指揮します。
どの曲も気が抜けません(気が抜ける曲というのも世の中ないのですが、演奏者にとっては) 

昨日は朝から電車のダイヤが乱れっぱなしでした。
総武線快速は遅れる、「後続列車遅れのため停車」を何度も繰り返し・・・・
東京駅からの中央線、「人身事故発生、止まります。再開めどつかず」 
ちょうど新宿駅だったので、ダッシュで飛び降り、西武新宿線まで走り、西武線で大学へ。セーフ!
帰りもJR遅れです。人身事故は帰りも複数の路線で。こんな日常茶飯事になるなんて、どうかしている。

今朝のNHK番組で「鬱対策」の特集をしていました。フィンランドの取り組みが紹介されていました。
人口差が大きいので同じようにはいきませんが、人間を大切にのコンセプトで地域ぐるみで「人の心」を守り育てるプロジェクトは日本でも可能ではないかな。
この過密都市ではそういうシステムを作ろうとする余裕も優しさも現在生まれにくそうですが、
そこを何とか変えていかないと自滅しそうな様子があります。

これもニュースからですが、小学生の暴力事件、学校での暴力行動が激増ということ・・・
音楽の現場で出会う姿からはそれは想像しにくいのが正直の気持ちですが、
それでも「キレ方」を見ると「さもありなん」と思ってしまう現在の子供を取り巻く環境があります。
待ったなしのところまで来ているのではないでしょうか・・・。

傘かざしたまま、携帯操作して駅への階段を上ってくる大学生にも本日は驚いてしまったけど、
その姿は子供たちみているからなあ・・・・。

魂・心と密接に関わる音楽を仕事にしている人間、音楽を学んでいる学生たち、
我々にできることがたくさんあるように思うのです。
もう一昔前と同じような音楽環境にはないと思いますよ、日本も世界も。
でも音楽芸術の力と素晴らしさを信じている人間が、
人の心に求められる活動を作り出していくことは、まだまだ可能性があると思います。
ひたすらに奏でること、でもそこにどんな想いを持っているか・・・
そこが大切。

日曜日のコンサートでは学生共々、作曲家のメッセージを一生懸命奏でたいと思います。
どうか・・・・・
たくさんの皆様、ひととき音大の講堂まで足をお運びいただけましたら嬉しいです!!

近づいてきたことがもう一つ・・・・
フィンランドの師匠、オスモさんがまもなく来日です。
読響へ客演。定期演奏会と「第九」の指揮。ベートーヴェンシリーズもいよいよ終わりを迎えます。
昨年の6番は忘れられません。
そして今年はカレヴィ・アホさんも来日です!
さきほど連絡をいただきました。ラハティのレジデンスコンポーザーでいらっしゃるので、
かの地では度々お目にかかれました。新曲の初演や録音も立ち会っています。
貴重な機会となります。日本を楽しんでくださるとよいな・・・・。
国立音大のブラスオルケスターでもその昔、演奏しています。

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 南国九州でもいよいよ冬がやってきたようです。毎日お疲れさまです、素敵なコンサートになるよう期待しています。しかし脳味噌に汗をかくとは確かに分かるような・・・昨年は福岡で「第九」の合唱に参加しましたが、今頃は練習の度にまさにそんな感じでした。今までに3回「第九」の合唱に参加していますが、歌う度に新しい発見のある、得難い経験をしています。
    「鬱」といえば僕の友達が苦しんでいるし、僕も福岡に来て最初の年は人間関係にも福岡での生活にも慣れなくてとても苦しい思いをしましたが、「人の心」まで見るような優しさとかゆとりとか、全く感じないですね・・・この福岡も、時間の進みが早いし、道行く誰もが無関心、見た目は活気がある都市なのにそれがまるで空回りしていて、軋んでいるようにさえ感じます。郷里が田舎だったので余計にそう感じます・・・
    こっちに出てきていろんな出会いがあったけど、他人はいくらでも利用するもの、他人の判断は自分にとって都合良いか、都合良くない人間はどんなに頑張っていても何もしないのと同じというのを見て悲しい思いをしたのもしょっちゅうです。
    僕は仕事においてもプライベートにおいても人間関係というのはもたれ合い、補い合い、自分がミスするときがあれば他人のミスをフォローしてそれで差し引きゼロという考えで生きてきたのでこれだけは今でも慣れないですね・・・まあ自分を変えてまで慣れようとは思いませんが・・・
    「キレる」ということに関してもいろいろ見てきましたけど、やはり世の中のゆとりのなさ、すぐに結果が見えてこないと満足できない風潮が関係しているのでしょうね・・・僕は20代後半からもう一度学生をしていたけど、10歳近く年下のクラスメートの話を聞いていて、人間関係でもすぐに良くなりたいとあせっているのを見ていると悲しくなってきました。
    生きている、ということを実感出来る機会が少ないのも影響しているかもしれないですね・・・最近いろんなコンサートに出かけていて、今まで以上に生の音楽が身体中に染み渡るように感じたり、力強い演奏で客席にも緊張感が走るように感じるようになったけど、これも生きているって感じる事の現れだと思います。
    やはり生の音楽こそ、今求められているかもしれないですね・・・
    ところで、音楽ブログの他にももう一つ、鉄分豊富なブログを作っています(笑)。”鉄”と一緒に面白いと思って撮ったいろんな風景をおさめていますので、ぜひ遊びに来てください。アドレスはhttp://blog.livedoor.jp/un_journal/ です。

  • >Masahiko様
    いつもコメントありがとうございます。
    >>すぐに結果が見えてこないと満足できない風潮が関係しているのでしょうね・・・
    本当にそうなのですね。そこが大問題であると思っています。
    ゆっくり育った方が大きく良いものが育つのに・・・と思うこと多々です。結果に至るスピードや方法はそれぞれだと思うのですね。同質同等をやたらと何事にもあてはめる風潮は危険です。
    教わる方は、結果にすぐにたどりつかないと非常に不安になるようですね。そして結果への道のりをすぐに知りたがる、その「コツは?」とすぐに聞く。それを見つけるのが楽しみだったと思うのですが、スピーディな方法を知って高速でたどりつく・・・。はたで見ていると、「なんとつまらない」と感じてしまいます。
    時代・・という言い訳で片付けてはいけないことが周りに山積み。
    一つ一つこちらも向き合っていきたいと思います。
    列車のブログ素晴らしいですね。
    ゆっくりじっくりと拝見します。
    ありがとうございます。

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