愛知室内オーケストラ第11回定期演奏会終了

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あるとき名古屋へ師匠の指揮する名古屋フィルハーモニー交響楽団公演を聞きに伺った。
エキストラで乗っていたフィンランド留学組のひとり、トランペットの坂本敦さんと名フィルのトランペットセクションと一緒にリハーサル後ラーメンを食べに行った!その時声をかけてくださったのが 今回初共演となった愛知室内オーケストラのトランペット奏者藤田さん。それが今回の演奏会誕生の秘話!(^^ゞ

自分も3年務めた愛知県芸出身者で創設した室内オーケストラ。直接の当時の教え子も在籍している。
懐かしいような、そんな空気も感じながらの三日間のリハーサルをおえて本日いよいよホールへ。

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三井住友海上しらかわホール。実は初めてでした。シューボックス型の美しいホール。残響は多めです。

メンバーの皆さんはこのステージを慣れています。ステージリハーサルでどんどん美しい音が生まれます。
700席弱のホールなので容積としてはそれほど大きくありません。隅々までオーケストラの音が響きます。

14時30分からリハーサル。16時過ぎには終えて本番に備えます。

嬉しいお客様が。
 

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名古屋出身、県芸出身、シベリウスアカデミー出身のヴァイオリンの幸江さん。
二人目のお子さんご出産まもないことで公演本番は難しいのでステリハにいらしてくださいました。
オーケストラのメンバーも顔見知りが多いようです。
お弟子様も名古屋出身なので、名古屋組、ドラゴンズファンそろう!というところでしょうか。
ご来場ありがとうございました!!

18時45分開演。
実はこの日は京都市交響楽団の名古屋公演と重なっていました・・・・
集客もなかなか厳しい状況になるかと関係者一同恐れていたのですが、
正直のところ予想以上にご来場いただき、とっても嬉しかったです。

シベリウス カッサツィオーネ
アルチュニアン エレジー
ラーション 田園組曲
シピラ 日本のスケッチ
ゲーゼ 交響曲第4番

アンコール グリーグ エロティーク

このホールと、愛知室内オーケストラの皆さんの響きが 本当に今回のプログラムに見事にはまった!
自分の中ではその印象が非常に強いです。
どの作品もその持ち味を敏感に感じ取って下さり、こちらの「あやしい日本語」のリクエストにもなんとかついてきてくださり、おいしい味を一緒に味わった・・・・そんな実感があります。
私より皆さんず~~~~~~~~~っとお若いのですが、その若さからあふれる瑞々しい音楽の語り口と響きに、本当に今回うれしくて素敵な時を過ごすことができたと思っています。

いずれもよかったのですが、ゲーゼの作品をこんなに鮮やかに一緒に語ってくださったこと、感激しています。

そしてヨウコさん。前半にロシアの作曲家、アルチュニアンのエレジーを。
これはちょうど半年前に亡くなったアルチュニアンを偲んでの選曲。ロシア作品の録音も多いヨウコさんです。
数分の小品ですが、歌心あふれる名曲です。ヨウコさんの美しい音が光る作品です。

後半には新作初演の作品を。作曲者はまだ22歳。来日経験はない作曲家。でもヨウコさんから度々日本の話をきき、そして写真、ポストカードでその風景を見て・・・今回の作品となりました。
1曲目「善光寺」 2曲目「浅間山」 3曲目「新宿駅」
愛知室内オーケストラの編成にあわせて作ってくださったのですが、打楽器パートは一人何役・・・?
日本の風景の音を様々な楽器で表現されていました。
途中に我々がよく知る旋律が・・・
また次に日本で演奏される機会のために、もう少し内緒にさせてください。
 

なかなかハードな作品でもあります。技が光る作品でもあります。そしてユニークです。
次回この作品に出会うときは、また違う風景が浮かぶかもしれません・・・kiitos Arttu!
 

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終演後ヨウコさんと。このあとサイン会でした。

 

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ヨウコさんのCDは売り切れてしまいました。

名古屋市内だけではなく、近隣各県からもこれまでご縁のあった皆さん いらしてくださいました。
浜松から、彦根から、京都から、岐阜から・・・・・本当にありがとうございます!

 

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こちら、11名で駆けつけてくださった名古屋シンフォニア管の皆様。7月にやはり北欧プログラムで共演しました。本当にありがとうございます!!
 

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一番上の写真は、打ち上げ時の愛知室内オーケストラの皆さんと。
そしてこちらは、なんと私以外全員トランペット奏者です。
この日は名古屋に航空自衛隊中央音楽隊の皆さんもいらしていて、名古屋フィルハーモニー交響楽団との30日にある公演おリハーサルがあったそうです。両方の楽団のトランペット奏者の皆さんが公演にいらしてくださいました!ありがとうございます。
自衛隊にはかつての教え子、今年の課題曲の作曲家でもある和田信さんもいます。
ひさしぶりにゆっくり話ができました。指揮法もプライヴェートで習いに来ていたのですが、ピアノも上手で多才な学生でした。今も自衛隊音楽隊ではハープを演奏しています。

そしてこの航空自衛隊の皆さんとは、以前クリスマスコンサートを共演しています。その時もテーマは、フィンランドのクリスマスということで、フィンランドで歌われるクリスマスソングなどを、昨年客演したヘルシンキにある、フィンランド国防軍吹奏楽団の指揮者の方のアレンジ楽譜で演奏したのです。そんなつながりもありました。

初顔合わせの愛知室内オーケストラ。創設11年目の定期演奏会です。
若い楽団で、運営も演奏者の手で行っています。専任の事務局員は一人。あとの仕事は皆さんリハーサルをしながら、公演の合間にという形で10年続いてきた楽団です。
独自の企画、お客様との距離を大切にして 小ぶりな楽団ならではの魅力的な企画を続けています。
定期演奏会は現在年1回です。
・・・・・・・・・・・・・もったいない。

ぜひとも回数が増えて、そして別の地域でもこの皆さんの演奏が届く機会ができることを願っています。
リーダー、コンサートマスターの平光さんは県芸の出身。名コンマスです。素晴らしいリーダーであると思いました。学んだ環境が近い人が多いということで、どことなくフィンランドのラ・テンペスタの雰囲気に近いものを感じていました。特に弦楽器セクションが同じバックグラウンドを持っていることはオーケストラの響きを作っていくうえで、一つの強みとなります。ラ・テンペスタが持つ独特の透明感と同じような傾向をこの楽団からも感じました。

この出会いに心より感謝です。
さらなる発展を祈っています!Kiitos!!

 

 

 

 

 

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