別にレンミンカイネンを演奏するから、島(saari)を目指したわけではなく・・・・
北海道に住んだことがあっても、なかなかあの広大な大地すべてを知っているわけではなく、
それは母も同様でしたので、思い切って札幌公演のあと道北へと旅を企画したのでした。
とにかく最も懸案事項は天候。下手をすると飛行機や舟の欠航の可能性もある地域。
身動きが取れなくなります。
しかし、シベリウスのご褒美か?17日は快晴!素晴らしい旅の始まりでした。
オーケストラの皆さんにあらためて大感謝
新千歳空港から45分ほどで利尻空港に到着。島が見えてくる風景は絶景ですね。
降りてからの計画は全くしておらず・・・・。
取りあえず空港から鴛泊港に行ってツアーバスに乗ろうか・・・・とうろうろしていたら、
タクシーの運転手さんが「ここから移動するかい?使わないなら街にもどっちゃうけど」と、
親切に声をかけてくださった。
こちらのタクシーと運転手さん。このあと3時間にわたって名ガイドをしていただくことになったのです。
島のタクシーは数が少ないということで、予約が優先。空港の利用がなければ港に行き、観光で周遊する人を待つことになっていたようです。鴛泊港からは稚内からのフェリーを待って観光ツアーバスが定期的に出ています。その午後の便を使うつもりだったのですが、料金と廻る箇所のソロバンをはじくと、これはタクシーのお世話になるほうがお得だ!と判断。運転手さんのサービス料金にも惹かれて・・・ガイドをお願いしました。
観光案内のページから地図を拝借しました。
こちらのガイドさん、本当に素晴らしかった!島のことは何でもご存知!生まれ育ったところなので当然ではありますが、いろいろなデータや植物の名前、歴史に至るまで見事にスラスラと・・・・言葉がとぎれることがないのです。利尻昆布の見分け方もしっかり教えていただきましたよ。養殖と天然物ではどれだけ違うか・・など。
花が好きな母は喜んでいました。たくさんの高山植物。でも一番の見頃は6月ということ、
いつかその季節にまた来ましょう。小さく可憐な花が多いですが、その一つ一つに関して実に詳細の解説をしてくださったガイドさん。
見所、良い景色のスポットはもちろんご存知で、要所要所ですぐに撮影をしてくださいました。
ここは姫沼。浮き草が面白かった。アメンボウもたくさんいました。
この近くに高山植物の写真やカードが展示してあるセンターがあります。遊歩道もあります。
後ろに利尻富士が見えています。利尻富士は様々な顔を見せてくれるそうです。見る角度によって
稜線もずいぶん違って見えます。
利尻島はこの美しい海そのものも見る価値がありますね。このあたりの夕焼けは見事だそうです。
透明度も高く、昆布やウニが見えます。
この海の傍で、アザラシを見ることができます。2,3頭確認しました。
その近くでは、とても慣れたユリカモメが。全く人を怖がらず逃げません。
3時間余りぐるっと島を一周していただき、宿に5時前に到着。
本当に素晴らしいガイドを有り難うございました!
宿はこちら
町営のホテル利尻です。お勧めです!温泉も良いです。露天風呂もありました。
初めの夜は露天風呂独り占め!そこにはクラシック音楽(おそらく室内楽の)有線が流れていました。
何とも優雅なひととき。
夕食は質も量も素晴らしく、目が点
になるような品数。
もちろん登場のムラサキウニ。このほかにウニ料理が2品ほど・・・
あとはホッケやサーモン、カニなどの海産物がぞろぞろ・・・。
利尻島の説明はぜひこちらをご覧下さい!
初日はあっという間に日が暮れて信じられない時間に布団に入りました
さすがに前日の疲れが出たようです。
次は礼文島のご紹介です!
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