ぶちっ

そのとき私の顔の右側で確かに聞こえた・・・・

「ぶちっ」

背後から聞こえた女性の声 「あ、落ちた」

ラジオドラマの語りのように明確にドラマチックにその声は私に届いた。
足元に鈍く転げ落ちた黒い塊。
軽くなった右肩が私につぶやいた・・・

「重すぎンだよ!!」

 この1年ずっと使っていたビジネスバックのショルダーベルトの付け根が見事に切断!

つらかったんだろうな・・・・なんでもかんでも詰め込まれるから・・・
「限界!」っていう音だったんだろう・・・・。
ごめんなさい・・・・・もっと大切に使ってあげなくては・・・。

ということで、昨日の相愛大学リハーサルから戻りました。あとは直前の集中練習に行きます。
あっという間に本番となることでしょう・・・・・
さて、どうする!!

昨日は前半を指揮なさる若林先生もリハーサル。ソリスト外囿さんも来校。
見事な音を聞かせてくださいました。やはりすごい。本番が楽しみですね。

そして夜8時までの延長練習で後半が私の曲目リハーサルでした。
学生たちも長時間大変だったと思います。
しかし、こうして音楽に集中できる時間、ひたすらさらえる時間、
楽譜に向き合える時間、楽器を持ち続けられる時間をもてるのは・・・・
学生時代だけであります。

どうやら私は「厳しい先生!」という評のようです。
確かに・・・・
「教育実習で出会った教頭先生みたいだ!!」
と、言われました~~~

音楽大学では厳しい先生であらねばならぬ・・・・・と思っております。
専門家を育てる場所ですからね。
全員がソリストになるわけではないし、全員が卒業後音楽で仕事をするわけでもない。
しかし、
音楽大学を卒業するということは、その専門性を持って社会で何かしらの役にたてる力を持っている!
という証明書を出すことなんですよね、本当は。
専攻の腕を磨くのはもちろんですが、もっと広い意味で音楽に対してアマチュアとは異なる視点で、
鋭く深くかかわってほしい・・・・

地道な努力が将来の自分の道を作るということを実際に証明なさっている先生方が、複数吹奏楽の授業にも関わっています。ぜひたくさんのことを先生方から盗み取ってほしい・・・みなさんのすぐ近くにいますよ。
音で証明してくださる先生方が。

教わるものではないから、大学は。決して受身の教育機関ではない。

こんなことばっかり言っているから、「怖い!」って言われるのかな

あ、だから
「ぶちっ」・・・・・・・???

しかしね、力のある専門家が一人でも多く育ってほしいから・・・。
音楽大学にいるときは、思いっきり先生の顔をしている私です。
そしてプロの現場で一緒に演奏したいよね。

それにしても暑い日でありました。朝の大阪もめちゃくちゃ暑い空気。
しかしお昼に到着した東京も、負けていません。
自宅によって用事をすませてから、千葉へ。

来週録音のリハーサルが今週にあります。
週末はアマチュアオーケストラの秋の公演リハーサルも始まります。
時間が足りない!!

今週は関西往復3回です!
 

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