執筆活動

 また冬に戻ってしまいました。

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現在、関東では東京の春音楽祭が開催されていて、あのピンク色(桜色)のプログラム、チラシがにぎわっています。

昨年は思い起こすと本当に多くの文章を書いていました。拙著をはじめとして、コンサートのプログラムノート、コラム、演奏会チラシに掲載するご案内の文言、音楽雑誌への記事、等々・・・・

音と言葉については、思い起こせば割と子供の頃からこだわっていたように思います。
中学生の時に弁論大会でベートーヴェンの交響曲第5番に触れて、音楽から受けた影響について語ったことを、先日の愛知室内オケでベートーヴェンを手掛けたことで思い出しました。

でも不思議なもので、断続的な執筆行為は時々「書けない」「言葉がうかばない」「言葉はいらない」という想いに憑りつかれ、ストップするのです。
このところ、まさにその状態で 通常スピーディに筆が進んでいたコラム執筆が大幅に遅れました。
本日さきほどやっと入稿。出来上がったものは、まったく大それたものではなく、内容も大変なものではないのですが、文章を構成すること、言葉の選択、概念の整理など・・・・そのあたりの脳みその機能が停まったのかと思うような有様でした。

昨年、執筆と講演などでのスピーチをはじめとして、言葉を発することが急激に増えていたこと、その反動かなと思い始めています。簡単に言えば、現在自分は空っぽなのでしょう・・・・・
 

本当の研究者は蓄積量が膨大なものです。日々リサーチ、研究書にあたり、資料を探し、日々探求です。
自分はその活動は日々できません。演奏家としての仕事、楽譜を読む、音にする、音を出す、こちらへのバランスを取り戻そうとしている内なる声が聞こえます。もちろん研究は必要なことなので継続して行っていますが、発するほどの蓄積が一度不足状態なのかもしれません。新たな事の積み上げは、また新たなエネルギーを生みます。その積み上げを行う時期に入ったと思う状態。ま、充電期間なのでしょう・・・・。

 

そして、拙著はご存じのように出版社が現在破産管財人による倒産処理の真っ最中のため、新たな入手が困難になっております。拙著在庫の未来も現在いろいろ相談中でありまして、慣れない法律用語に目が白黒という情けない状態。大きな社会勉強の最中です。

自分の努力ではどうにもできない様々な外的要因もあり 自転車操業のような仕事の仕方がまだまだしばらく続くことでしょう。のんびりとか隠居などという言葉(本日の朝ドラに出てきましたね!)は、ほど遠い未来のことだとあらためて自覚の日々ですが、本当にこの身体は倒れてはいかん!と、強く思います。

先月のインフルエンザ騒動で、母を看病する日々を体験して、これからの我が家の在り方についても大いに考える機会となりました。それは本当に貴重な体験だったのです。母もお陰様ですっかり元気になり、以前のように動けるようになってきました!有難いことです。母を支えられる娘であるためにも、体力を維持して、人間としての力も蓄積しなくてはとあらためて思いました。

執筆活動・・・・・しばらくお休みです。次の原稿は愛知室内オケの10月定期公演にむけて・・・ですね。
体脂肪にはならないものを、栄養補給の日々とします。不足している勉強を今年は取り組むと決めています。
音を出す機会も5月と6月にあります。その準備はねじり鉢巻き状態!

まだ若い、もう若くない・・・・両方の想いが交錯しますが、今できることをやるのみです。

そして様々なとりまく環境を改善してゆくこと、負の連鎖にならないように、解決策を求めて知恵を絞り、強く歩むこと。未来の企画への下準備をしっかり整えること。
2016年の第2シーズン(4月から6月)は、そんな日々になりそうです。

 

 

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