桐朋祭学生会オーケストラのご案内

 

ここ数年、ベーシックオーケストラ授業でご縁が続いていた、桐朋学園の学園祭に出演します

学生会オーケストラという、大学生のオーケストラで伝統がある催しとのこと。
なんと、ゲストにチェロの宮田大さんが出演します。

ニルセン 仮面舞踏会 序曲
シベリウス フィンランディア
ドヴォジャーク チェロ協奏曲 チェロ 宮田大

このような内容で10月19日(月)調布くすのきホールにて18時30分開演です。
この公演は整理券が必要とのことで、こちらのウェブサイトをご確認の上ご来場ください。
学生たちは、授業やコンクールや、公演など様々日々忙しいシーズンながら、頑張っております。

昨日は宮田大さんとの初あわせ。ちょうど先日の「題名のない音楽会」でも、このドヴォジャークの協奏曲3楽章抜粋が放映されていましたが、実際の音と音楽はさらに素晴らしく、お人柄とあわせて若手とは思えない大きな音楽家を思わせるチェリストです。ぜひ機会がありましたら、皆様お越しください。

チェロ協奏曲、ドヴォジャーク、サンサーンス、プロコフィエフ、ハイドン・・・自分はこの作曲家にしかまだ接していません。ドヴォジャークがやはり多い。林峰男さん、北本秀樹さん、三宅進さん、過去の共演者です。皆さん素晴らしく、その演奏のシーンはかなり覚えています。
19日の宮田大さんも楽しみです。

 

チェロの話題をもう一つ、
昨日、全日本学生音楽コンクールの結果が出ました。
桐朋学園の高校生、大学生とも素晴らしい成績を残したようです。そして自分にとって!!!!という驚きと喜びだったのが、大学生の部、第2位受賞の諸岡拓見君。同志社大学の4年生。でも京都大学交響楽団に所属していて、2年前に共演しているのです。ニルセンのSym2をメインとした北欧プログラム公演の時に、チェロセクションで弾いていました。その前年まではトップ奏者として牽引していたようです。Tuttiの位置にいても、技量も音楽性も素晴らしいことはすぐに聞こえてきて、そして話をしていても「全身まるごと音楽」の若者でしたね。
同世代の同じようなタイプの学生たちと現在もクワルテットを組んで活動しているようですよ。スズキメソッドで小さいころから勉強していたようで、第1位は同門の人だったということ。

夏にシベリウスで共演した大江君、毛利さん、二人とも慶応大学の学生でした。彼らはいわゆるダブルスクールでしたが、今や勉強の積み方は本当に多様であると思いますし、私はそのほうが良いと思っています。
学びたいことを、学びたい場所で自由に選択できること、特に音楽は確かに専門的な方面ですが、それだけではなく幅広く勉強したほうがよいし、それができる力を持つ人は、学びの可能性をどんどん広げてほしいとずっと思っています。

もちろん音楽大学も、学びたい学生に対して十分にこたえられるようにと、それぞれ環境と整え、工夫し、良い先生を抱え・・・と昨今の学生数減少に対しても対策を立てながら学生を迎えていると思いますが、(自分もごく一部ながら関わっているので、他人事のようには語れない)、本音を言えば、日本の音楽大学の在り方は改革が必要な時期にきていると思っています。もっと本音を言えば、ず~~~っと思っています。
ではどうすれば・・・というところは、現場の事情や、音大により求められる姿が異なっていることなどなどあり、
一概には言えません。どの大学も問題意識は持っていて、毎年様々な改革の姿が見えます。根本的な改革の部分には簡単に手は伸ばせないかもしれませんが、少子化のスピードと、日本の教育レベルの維持向上のペースを比較して、このままでよいのか・・・・ごく末端の関係者の一人としていつも問題意識をもって関わっています。

専門家を輩出する教育現場は、もっと専門家であるべきと思います。
そして同時に、縛られない自由な学びの空間の時間が必要です。すぐに結果がでる分野ではない。
明確な答えや結果が見える分野でもない。でも社会と断絶してはいけない。
おそらく管理する側としては、もっとも扱いにくい分野でしょうね。

話が飛びました・・・・

とにかく、力を持った若者たちの成長をしっかり支えられる大人でありたいと思います。
それには、こちらも学びの歩みを停めたら即アウト!であると思っています。
蓄積なんて微々たるものなんです。人間も社会も日々変化し成長しているのです。
先に生まれたから、なんでも知っているわけでもない。

今の子供たちはある意味大人になるのが早い部分があります。一方幼い姿も同時に抱え持っている。
その矛盾と葛藤は様々なことを生んでいるなと思います。

多用な姿をもって、多面的な才能をもって伸びようとしている若い世代を、ちゃんと見て大きく育てることができるかどうか、それは人類の宿題であろうと自分は思います。それは迎合ではない。間違ったことは受け入れないし、違うというし、でも自分と異なる価値観や視点をもって動こうとしている若い世代のことは、見守れる存在でありたいと思うわけです。自分が経験してきた中で、良いことと思われる財産は受け渡したい。そして現在危惧されている、「人間」そのものの変化に対しても、この変化スピードは止めたいと思います。生きる日々の周囲にある様々なツール、それにより大きく変化している人間的な感覚。そこへの抵抗は持ち続けたい。

大人世代のみっともない不祥事が露呈される日々・・・
せめて、そういうことから大人世代は変わっていきませうよ!
自戒を込めて言います。日本は大人世代がおかしくしています。責任とって立て直しましょ。

今の若者世代が抱えきれないほどの負の財産や大きな問題をそのままにしている・・・
私はひとり身なので、いずれにしても自分の将来は自己責任でしかないのですが、大人世代のツケを払うことで疲れ果ててしまう若者の姿は、こんなに悲しいことはないと思う。大人世代の一人として、そんな社会になってゆくことだけは、止めたいものだと思うのです。

今年は特に素晴らしい力を持った若手音楽家との共演が続いていたので、こんなこともあらためて強くいつも以上に思うわけです。十分に中年の、十分に大人世代に入っている、十分に後半人生そんなにないよ、という世代の私のひとりごとでした! ちゃん、ちゃん!

 

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