秋のおしらせ

大きな台風の後、突然に秋の気配が顔を出しています。
まだ日中は少し暑くもなるようですが、夜中の虫の音は、すっかり秋の声ですね。

週末の公演「日立フィル第39回定期演奏会」が迫っています。
素晴らしい若手ソリストとのシベリウスも楽しみですが、敬愛する作曲家のひとり、バルトークの大きな曲にも取り組みます。久しぶりに手掛けますが バルトークの言葉なども紐解くとこの作曲家の素晴らしい視点にあらためて尊敬の念を強くします。
日立フィルの皆さんとのご縁も本当に長くなりました。初共演は第8回定期。シベリウスの5番でした。以来様々な作品でご一緒しています。近年はマーラーが続き、第6番、第5番での日立フィルの素晴らしい演奏が記憶に残ります。

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31日から例年どおり、ラハティでのシベリウス音楽祭で勉強のためフィンランドに参ります。
今年は月曜日から土曜日まですべてオーケストラ公演!という特別な年です。ラハティ響だけでなく、ヘルシンキフィル、BBC響も演奏します。マエストロも総勢5名。代々音楽監督の3名に加え、セーゲルスタム、オラモという世界的なマエストロも登場。この5名の指揮者とも現在世界を股にかけて活躍されているということを見ても、フィンランド人指揮者の活躍度があらためて感じられます。

シベリウス音楽祭から戻ってくると、ACO愛知室内オーケストラの第15回定期演奏会が待っています。

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今回は土曜日の夕方開演です。ぜひ多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。
今年メモリアルの二人、ニルセン、シベリウスを取り上げ、現代のフィンランドを代表する作曲家、ラウタヴァーラも取り上げます。ニルセンのクラリネット協奏曲では、団員である芹澤美帆がソロを務めます。いつも木管セクションの核となっている素晴らしい奏者です。

ACOはあらたな企画「こんにちは!コンサート」のシリーズをはじめました。室内楽規模のいろいろなタイプの公演が続く予定です。
明日、28日(金)にvol2として弦楽器セクションが大集合。弦楽四重奏から合奏まで、幅広いプログラムをお届けします。こちらもぜひお越しください!

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魅力的なキャラクターと多面的多彩な音楽の力を持つ、コンサートマスター平光真彌をリーダーとして、
繰り広げられるアンサンブルの楽しみを、ぜひ!

10月に入ると、私は新たな仕事が始まります。

NHK文化センター青山教室にて、3回にわたりシベリウスのお話をさせていただきます。
詳細の案内も出ました。

こちらです。

2時間ずつ3回、6時間かけてシベリウスの生涯をたどりながら、作品と拝啓についてお話します。
お時間とご興味がございましたら、ぜひ!!

そして、秋には初共演のアマチュア団体の公演があります。

11月15日は九州に参ります。

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モーツァルトとシベリウスという組み合わせ。初共演楽しみです。

12月にも東京の団体とシベリウスプログラムを演奏します。
チラシが出来上がりましたらまたお知らせします。

 

2015年は本当に シベリウス&ニルセン一色になりそうな状況が続きます。
タクトを持たない現場も多くなっていますが、本業にすべてつながる!という想いで 作曲家と作品に
全力でぶつかってまいります。秋からのシーズンも引き続きよろしくお願いします。

 

 

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