日本シベリウス協会主催 クッレルヴォ公演終演

kullervo1+1.jpg(写真撮影 藤本崇)

2年ほどの準備期間を経て、フィンランド&日本の力が結集した、クッレルヴォ終演しました。

日本シベリウス協会主催 シベリウス生誕150シリーズ クッレルヴォ
930名を超えるお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。
平日夜の開催でしたので、アマチュア楽団である、オーケストラ&合唱団ともに無理を申し上げました。
そしてお客様も、この大きなホールにどのくらいいらしていただけるか、最後まで不安な気持ちも残っていましたが、お陰様で多くの皆さんがシベリウスの出世作をお楽しみいただけたようです。

ソリスト、駒ヶ嶺ゆかりさん、末吉利行さん、そして男声合唱団 Laulu Miehet、お江戸コラリアーず
オーケストラは、2007年に続き2度目のクッレルヴォに取り組んだアイノラ交響楽団。
このチームで、トリフォニーホールにスオミの魂を歌い奏でた夜でした。

後援、協賛をいただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
お陰様で公演を無事に終えられました。

そして、今回スカンジナヴィア・ササカワ財団より助成金をいただくこともできました。
シベリウス協会始まって以来の大きな企画でした。多くの協会内外のお力添えを得てできた公演です。

今回も公演写真は、藤本崇さんにお願いしました。
写真の提供をいただきました。ありがとうございます。

公演の詳細は、こちら のページをご覧ください。
 

この公演では、フィンランド大使ご夫妻もご来場くださり、フィンランド大使館の職員の皆さん、
ミッコ・コイヴマー参事官、そして歴代在フィンランド日本大使の方々もご来場いただきました。
フィンランド研修時代に大変お世話になった皆様です。本当にありがとうございました。

終演後、Laulu Miehetの皆さん、演奏団体の代表者とともに、ステージから移動して大使のご挨拶をいただき
ました。音楽が大好きな大使ご夫妻、公演をお楽しみいただけたようでほっとしました。

個人的には・・
師匠ご夫妻もご来場くださり・・・非常に身の引き締まる思いの公演でありました。
1.5キロ減りました。

終演後の大変な状況は、これは今後の反省材料といたします。
とにかく、多くの裏方スタッフの皆さんのお世話になりました。
お弟子様も教え子さんたちをたくさん集めてくれました。Kiitoksia!!!

なんと、自分の母校、(錦糸町にあるので)からも、後輩が手伝ってくれました!
本当にありがとう!!先輩として、とてもとても嬉しく誇らしかったです<(_ _)>

主催者であり、そしてこの企画の演奏を請け負った団体の責任者という立場でもあり、
なかなか自分の内側は複雑な状態でありましたが、とにかくこのフィンランドの男声合唱団から短い期間ながら、受け取った素晴らしい歌声とスオミの魂と、すべてのセクションを結び付けて一つの形としなくては、役目を果たしたと言えない。合唱の力の相乗効果も明確に見えて、とにかく指揮台にいても音圧が凄かった。
どこまでも出る!というような声の塊が、クッレルヴォの悲しき勇者としての語りを見事に客席に伝えてくださいました。

アイノラ響も様々なことがありながら、楽章を追うごとによくなってきていました。

我々は第12回定期演奏会として、4月に今一度クッレルヴォを演奏します。それにむけて、もう一度帯を締め直し、良い演奏を目指してゆきます。

3月3日、ひな祭りにお届けする内容としては、少々問題ありとされる方もいらっしゃったかもしれませんが・・・
このシベリウスの若き頃の作品、出世作をお楽しみいただけましたら幸いです。
精進続けます。本当にありがとうございました。

シベリウス協会の皆様、大変にお疲れ様でした。
スタッフすべての皆様に心より感謝を!

Kiitoksia!!

コメント

コメント一覧 (2件)

  •  7年前の結果から、今回も成功は間違いないと思っていましたが、あれほど会場を唸らせ、大感動の拍手が巻き起ったときは、「偉業が成った!」と心中で叫んでいました。
     7年前の「クッレルヴォ」よりもさらに凝縮度の高い緻密な演奏設計を構築されて居られるのがひしひしと感じられました。
     カレヴァラの悲劇的な物語の単なる描写が狙いではなく、薄幸のクッレルヴォの身の上と過酷な運命、それにめげずに果敢に立ち向かう奔放な伝説の男の姿を、主人公や読者の心の動きとしてとらえて表現していると思われる第一、第二楽章の緊張に満ちた展開は見事でした。
     その演奏の狙いは、気迫のこもった決然たる、しかも美しく凛とした棒さばきにくっきり現れていて「今日の新田先生はまさに入魂の指揮だ!」と圧倒されました。
     待機しながら、じっと先生の指揮を見つめ聴いて気持ちの高ぶりを充実させた合唱団が、第三楽章で素晴らしいエネルギーを放射させました。7年前に唱った合唱仲間たちは思わず「アッ!」と思ったそうです。「違う! とにかく違う!」
     合唱団の高揚した唱いぶりにオーケストラも触発されていっそう熱を帯びた音を奏ではじめ、ソリストの方々の登場人物になりきった歌唱も相まって、演奏の興奮はいやが上にも盛り上がるばかりでしたね。
     そして第五楽章の圧倒的な緊張と主人公の死という深い悲しみ、そしてエピローグでは、ステージも客席も気持ちが一体となった興奮の坩堝でした。
     シベリウスのこの大作が不遇であるのが、全くのウソに感じられる名演が実現しましたね!
     新田先生はきっとオケや合唱団に花をお持たせになることと思いますが、それは違います。あの鮮烈な指揮ぶりを拝見しただけで、この演奏の大成功の源がどこにあるかは明白です。おめでとうございます。7年前も歴史的名演だと思いましたが、その遙かに上を行く境地を達成されました。
     4月12日の再演では、オケもさらに態勢を立て直して、新田先生の指揮をフルにおとにするべく努力することでしょう。楽しみです。

  • junsin様
    コメントありがとうございました。もったいないお言葉をたくさんいただき、あらためて身が引き締まりました。声の力に大きく支えられました。そして2007年とはメンバーもずいぶん違うアイノラ交響楽団も
    集中力をもって頑張りました。しかし、まだまだ課題も多かったのは事実です。4月のステージでそれを乗り越えるのが、自分の役目です。2007年のクッレルヴォも自分の中に実感として残っています。そして3月のこの一回り大きくなったクッレルヴォ、たくさんの音の宝物を共演者から得ました。お客様の大きな拍手と歓声には、疲れが吹き飛ぶ想いでした。次のステージにすすむ力をいただきました。本当にありがとうございます。
    またお聞きいただけること、願っております。

コメントする

目次
閉じる