10月31日

なんと速い時のスピード・・・・
まってくれ~、今年があと2か月なんて、むごい!

十日前に年を重ねましたが、日常が激変することはなく、しかし確実に年末にむかっての諸事、煮詰まり始めています。

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千葉の自宅から徒歩5分の千葉大学病院。
このように表玄関に新たな外来病棟ができています。この工事と駐車場の工事のため、しばらくバス路線は遅延が続いていました。が、めでたくオープン。

そして、今週は四日間、この病院に通っています。
母のつきそい、名付けて 母の千葉大学病院ツアー、ツアコンの日。

母もお陰様で傘寿を迎えています。そして、これまでまったく検診を受けておらず、歯科とアレルギーの皮膚科以外は、病院に行ったこともない。という元気な母でしたが、今年は健康診断でチェック項目が出ていました。
と言いますか・・・これまで調べていなかったことが問題であり、実はじわじわとあったわけですね。

紹介状を書いていただき、今週はいろいろな科をまわり、たくさん採血し、検査をうけ・・・・という日々でした。
私も新しい立派な病棟の中に随分詳しくなりました。後学のためにも、時間の許す限りはツアコン続けます。

大学病院の中、現在工事中です。ちょっと迷路に感じるところもあるので、ところどころツアコン必要だなと感じています。実際、廊下の角などに、案内の若い係りの人、いつもいますよ。

日常生活は何も問題なく元気です。しかし用心するべき項目は増えてきますね。それは生き物の常であります。自分も十分に予備軍の年齢に入っていますので、母の検査を見ながら、自分も心しておりまする。

ということで、なかなか刺激的な1週間も週末になり、3連休はリハーサルと執筆に費やします。

今週水曜日は横浜国大のリハーサルでしたが、なんと、こちらでも誕生日を学生さんにお祝いしてもらいました!

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●●才と10日、無事に生きております!自分の子供世代と言ってよい学生たちです。皆さんのご両親は同世代。幸せ者です。本当にありがとう!

 

そして昨日は、東京都の私立中学高等学校協会主催の指揮講習会で講師の役割をいただきました。
喜多見にある学校の素晴らしい環境の中、浜松のクリニックと同じピアニストお二人、由紀さん、由美子さんのお力を得て、9名の先生方に実際に指揮をしていただき、レッスン。聴講の先生方も熱心にきいてくださいました。ベートーヴェン、シューベルトの交響曲を部分的に課題としました。自分もいろいろ先生方に指摘をしながら、どんどん問題意識や、自分の中での次なる疑問などがわいてきて、やはり指揮というものは奥が深く、摩訶不思議であるという想いを強くしました。先生方非常に熱心に勉強されていました。

各地の講習会が少しずつ増えております。
指揮法と指揮は大いに違うと思っています。指揮は教えるものではなく、教えられないと思います。
指揮法は大きな約束事はあるものの、結局は指揮者本人そのものが指揮法という存在なのだという、少々妙な概念を持っています。形を揃えても何も伝わらないという想いはずっと持っていて、スコアに潜む音楽の世界の豊かさ、深さを掘り下げるほどに、手の動きというものは本当にほんのわずかの手段でしかないということを、感じています。指揮者本人と手の動きというのは一体化していて、それは指揮者が変われば同じような動きでも受ける印象は大いに異なります。その部分も指揮法です。指揮者という人間そのものが指揮なのです。

百人十色でよろしいではないのでしょうか。大事なことは伝えたいことが伝わるかどうか、そして指揮者は、作品をどれだけ正しく深く読みとっているか、その部分の勉強の方がはるかに大切。
自分はその部分でも、まだまだ目の前にはるかに長く広い道が広がっています。

世の中の素晴らしい作品を全部演奏したい!という貪欲な想いを持ちます。

その作品たちを、ご機嫌な形で、聞いていただける人に届けたいという未来への想いを持ちます。

終わりなき道なのです。だから、最後まで元気に駆け抜けたい。

母にも元気で過ごしてほしいです。まだまだこれからの演奏を聴いてもらいたいですしね。
そして素敵な場所に足を運んでほしいです。

千葉の母娘、今少し病院ツアーが続きますが、元気です!

さあ、11月です。

どなしよ~~~~(>_<)

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