10日から三日間続いた杜の都コンサート、仙台駅コンサート終了しました!
まずは関係者の皆様本当にお疲れ様でした。
仙台フィルの皆様も、ある意味耳が勝負の音楽家にとって試練の環境ながら、
どのプログラムも素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。
今回は、コンサートマスターに昨年就任された若きリーダー、西本幸弘さん。情熱と歌心あふれるリードで、
今回の公演を大いに盛り上げてくださいました。
最終日の今日は、ドヴォジャーク特集。
「わが母が教えたまいし歌」「家路 Going my home」を初日に引き続き、沢崎恵美さんのソプラノで。
そして交響曲第9番「新世界より」を。アンコールは、「ユモレスク」
チェコ語で聞くドヴォジャークの歌曲は深い色合いが素敵ですね。
家路は編曲者のアイディアでドヴォジャークのスコアの景色を背景に、歌が入るスタイル。
「新世界より」は、私自身タクトを持つ回数は多い交響曲ですが、それでもまだまだ楽譜を見るたびに、
いろいろな発見と、なにより版による違いと、最近の研究による「新たな発見情報」などもあり
まだまだ考えさせられる作品です。チェコ音楽を研究している人物からの情報もいろいろ参考になっています。
pp pppという強弱記号も多い作品、本日の環境ではなかなか難しい表現でしたが、
でも周囲のもの音の中に作品の細胞が埋め込まれながら、またそこから飛び出し広がっていくような、
そんな感覚で交響曲の世界が駅に広がっていたように感じています。
とてもたくさんの方が足を止めて、オーケストラのエリアを取り囲むように、そして3階のテラスからも
じっくりと演奏を聴いてくださいました。本当にありがとうございます。
仙台フィルの皆さんはまもなく定期演奏会です。今度はぜひコンサートホールの空間で
お楽しみになってください!
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